
京都府立医科大学 広小路キャンパス
GALLERY
京都御所にほど近い上京区に位置する京都府立医科大学 広小路キャンパスは、明治5年(1872年)の創立という150年以上の歴史を持つ、日本有数の歴史ある公立医科大学です。医師・看護師・研究者の養成から最先端医療研究まで、地域と世界に貢献する医療人を育て続けています。
歴史と伝統が息づく医科大学
京都府立医科大学の起源は1872年(明治5年)にさかのぼります。日本が近代医学を本格的に取り入れ始めた黎明期に創設されたこの大学は、2022年に創立150周年を迎えました。また、大学への昇格から100周年を記念する事業も展開されており、長い歩みの中で積み重ねてきた教育・研究・診療の実績は、府立医大の大きな誇りとなっています。
「地域に根ざし、世界に開く」という精神のもと、京都府内はもとより近畿圏全域の医療を支えてきた府立医大は、単なる教育機関にとどまらず、京都の医療文化を形成してきた存在でもあります。歴史的な街並みが残る上京区に広がるキャンパスは、古都の落ち着いた雰囲気と先進的な医学教育が共存する独特の空間です。
学部・大学院の構成と学べること
府立医大には医学部医学科と医学部看護学科の2学科が設置されています。医学科では解剖学・生理学・病理学などの基礎医学から、内科・外科・小児科・精神科など各専門領域の臨床医学まで、体系的なカリキュラムのもとで医師としての総合的な力を養います。看護学科では、科学的思考力と豊かな人間性を備えた看護師・保健師の育成を目指し、理論と実践を組み合わせた教育が行われています。
大学院レベルでは大学院医学研究科と大学院保健看護学研究科を有し、修士課程・博士課程において高度な研究能力を持つ医療専門職者・研究者の育成に力を入れています。各研究室では最前線の研究が進められており、入試は前期・後期日程で実施されています。また、各学部にはアドミッションポリシーが明示されており、大学が求める人物像や学力水準を明確に示しています。
研究力と先端医療への取り組み
府立医大の研究活動は多岐にわたります。脳・血管系老化研究センターやがん征圧センターなど専門性の高い研究センターを設置し、超高齢社会が直面する課題に正面から向き合っています。
2026年に発表された研究成果としては、mRNAを用いて体内で「小さな抗体」を生成し細菌の毒素から身体を守るという次世代抗体治療の研究や、HER2遺伝子異常を持つ肺がん・胃がんにおける治療抵抗性メカニズムの解明など、社会的意義の高い論文が次々と発表されています。
また、産学公連携機構K-MICSを通じて産業界・行政との連携を推進。覚生塾セミナーの開催や包括連携協定の締結など、研究成果を社会に還元するための仕組みが整っています。府が主導する形で連携講座(小児地域医療学、総合医療・地域医療学、発達行動医学)も開設されており、京都府の医療政策と密接に結びついた教育研究が展開されています。
キャンパス施設と学びの環境
広小路キャンパスには、学習・研究を支える充実した施設が整っています。総合情報センター・附属図書館では膨大な医学文献・学術資料にアクセスでき、中央研究室は各研究室の実験活動を横断的に支援しています。また、大学が独自に運営する京都府立医科大学リポジトリ「橘井」では、学術成果を広く公開・共有する取り組みも行われています。
教育センターを中心とした学習支援体制のほか、WLB(ワーク・ライフ・バランス)支援センター「みやこ」が設置されており、学生や教職員が学業・研究と生活を両立できる環境づくりにも注力しています。さらに、国際学術交流センターを通じた海外大学・研究機関との協定も積極的に推進しており、グローバルな視野を持つ医療人の育成にも力を入れています。
附属病院と臨床教育の充実
府立医大の特色のひとつが、充実した附属医療機関との一体的な教育体制です。広小路キャンパスに隣接する附属病院では、高度急性期医療の現場で学ぶ臨床実習が行われており、学生は在学中から第一線の医療現場に身を置くことができます。
さらに、附属北部医療センター・与謝の海病院(宮津市)では、都市部とは異なる地域医療・へき地医療を体感する機会が提供されています。臨床研究推進センターや臨床治験センター、看護実践キャリア開発センターなども附属病院内に設置されており、研究と臨床が緊密に連携した実践的な学習環境が整っています。公開講座も定期的に実施されており、救急医療、がん免疫療法、放射線治療(陽子線治療)など、専門的なテーマを市民向けに分かりやすく発信しています。
アクセスと対象者
広小路キャンパスは、〒602-0857 京都府京都市上京区清和院口寺町東入ル中御霊町410に位置しています。京都御所の東側に広がるこのエリアは、歴史的建造物や落ち着いた住宅街に囲まれた環境で、学問に集中できる雰囲気が漂います。京都市営地下鉄烏丸線「丸太町」駅から徒歩でアクセスできるほか、市バスの利用も便利です。
府立医大は医師・看護師を目指す学部生から、より高度な専門知識・研究能力を追求する大学院生まで幅広く受け入れています。公立大学であるため学費は比較的抑えられており、奨学金制度も整備されています。地域医療への貢献意識が高い方、先端医学研究に挑戦したい方、そして京都という豊かな文化的環境の中で学びたい方にとって、府立医大 広小路キャンパスは理想的な学びの場といえるでしょう。
アクセス
渋谷駅から徒歩圏内
RELATED SPOTS
関連するスポット(8件)
NEARBY
周辺のスポット(8件)













