
オカカフェ
GALLERY
国営昭和記念公園のなかに、2022年12月、公園の新しい顔として誕生したカフェがあります。それが「オカカフェ」です。広大な芝生広場を眺めながらコーヒーを味わえるこの場所は、公園訪問の目的そのものになりえる、特別な体験を提供しています。
「みんなの原っぱ」に溶け込む、大地のカフェ
オカカフェが立地するのは、国営昭和記念公園を象徴するスポット「みんなの原っぱ」の東側。なだらかな芝生が広がるこの場所は、季節ごとに異なる表情を見せる公園の中心地であり、春には菜の花や桜、夏には青々とした草原、秋には黄金色に輝くコスモスが訪れる人々を包み込みます。
カフェの席に座れば、その原っぱをまるごと切り取ったような眺めが目の前に広がります。東側という絶好の視点場に設けられた客席からは、公園の広大なスケール感がそのまま伝わってくる。窓越しに流れる景色は、まさにパノラマ。天気のよい日には、ゆったりと広がる青空と緑の芝生のコントラストが心地よく、時間を忘れてしまうほどです。約50席を有する店内は適度なゆとりがあり、休日の混雑時でも落ち着いた空間が保たれています。
公園の風景を一杯に閉じ込めた「オカブレンド」
オカカフェを語るうえで外せないのが、公園オリジナルのコーヒー「オカブレンド」です。このブレンドは、カフェの目の前に広がるみんなの原っぱ、色とりどりの花畑、そして力強くそびえ立つ大ケヤキという公園の象徴的な風景をコンセプトに開発されました。
使用しているのは、コロンビア・モカ・グァテマラという3種類の豆。それぞれの産地の個性を生かしながらブレンドすることで、大草原を思わせる口いっぱいに広がる爽やかな味わい、花畑のようなフローラルな香り、そして大ケヤキのようにしっかりとしたコクが重なり、飲み終えたあとにすっきりと消えていく青空のようなアフターテイストが楽しめます。まるで公園の自然そのものを飲んでいるかのような、印象的な一杯です。
ホットコーヒー(オリジナルブレンド)は520円で提供されており、カジュアルに楽しめる価格帯も魅力のひとつ。また、自宅でも楽しめる「カップオン(オリジナルブレンド)」は880円で販売されており、公園の思い出をそのまま持ち帰ることができます。オカカフェオリジナルのタンブラーも取り扱っており、繰り返し使えるアイテムとしてお土産にも人気です。
季節の変化を楽しむメニューの数々
オカカフェのメニューは、季節に合わせて変化するのが大きな特徴です。旬の食材や季節感を大切にしたフードとドリンクが定期的に登場し、訪れるたびに新しい発見があります。
春の期間限定メニューとしては、「桜エビと緑野菜のレモンクリーミィパスタセット」(1,980円)が提供されています。桜エビの風味と春野菜のみずみずしさ、レモンの爽やかな酸味が調和したパスタは、春の公園散策にぴったりの一品。同じく期間限定の「春咲きストロベリーミルク」(680円)は、苺の甘みとミルクのまろやかさが溶け合う、見た目にも華やかなドリンクです。
定番メニューとして人気を集めているのが、店内で焼き上げる「バタークロワッサン」(350円)。サクサクとした食感と豊かなバターの香りが楽しめるこのクロワッサンは、コーヒーとの相性も抜群で、軽食として訪れる方からも支持を集めています。公園での散策前後に立ち寄って、コーヒーとクロワッサンで一息つく——そんなシンプルな時間が、ここでは格別の贅沢に感じられます。
なお、ピクニックボックスについては、現在製造および物流上の都合により販売を中止しています。再開の際はご確認ください。
多摩産材が育む、温もりある建築空間
オカカフェの建物には、単なるカフェの枠を超えた、地域への思いが込められています。屋根の木組み部分には「多摩産材」、すなわち東京の多摩地域で育った木材が使用されており、この取り組みは「にぎわい施設で目立つ多摩産材推進事業」の補助対象事業として認証されています(令和元年8月1日認証)。
多摩産材の使用は、森林の循環を促進し、地域の自然環境への貢献を目指すもの。木組みが生み出すあたたかみのある空間は、コンクリートや金属では出せない柔らかな表情を持ち、公園の自然と違和感なく調和しています。照明を覆うように配置されたオブジェには、コーヒー豆を運ぶための麻袋が使われており、空間全体にカフェとしての物語性が宿っています。緑豊かな公園の中に建つ「大地のキャノピー」とも呼ばれるこの建物は、風景・建築・食が一体となった新しいパークライフの形として、多くの来場者に親しまれています。
営業情報とアクセスガイド
オカカフェの営業時間は季節によって異なります。3月から10月は10時30分から16時30分、11月は10時30分から16時00分、12月から2月は11時00分から15時30分となっており、ラストオーダーはいずれも閉店30分前です。混雑状況によってはラストオーダー前に受付を終了する場合もあるため、余裕を持って訪れるのがおすすめです。
定休日は、6月から8月および12月8日から2月の火曜日のほか、公園の休園日です。事前に公式ホームページで営業カレンダーを確認しておくと安心です。
所在地は東京都昭島市もくせいの杜3丁目1(国営昭和記念公園内)。最寄りの入園口は西立川口で、そこから徒歩約15分の位置にあります。西立川駅はJR青梅線が乗り入れており、立川駅からは乗り換えなしでアクセス可能です。駐輪場はP11・P12が最寄りとなっています。お電話でのお問い合わせは042-528-1751まで。
公園内にはオカカフェの周辺にも多彩な施設が揃っており、わんぱくゆうぐや渓流広場、トンボの湿地など自然と遊びが楽しめるスポットが点在しています。家族連れでの一日散策の休憩地点として、また自然の中でゆっくりとコーヒーを楽しみたいソロ訪問の目的地として、オカカフェはさまざまなシーンで活躍します。季節ごとに変わる景色とメニューを楽しみに、何度でも訪れたくなる場所です。
アクセス
西立川駅から徒歩約15分
営業時間
3月~10月 10:30~16:30 / 11月 10:30~16:00 / 12月~2月 11:00~15:30 / 定休日:火曜(6月~8月・12月8日~2月)・公園休園日
料金目安
¥350 〜 ¥1,980
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