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玄武洞公園

玄武洞公園

※写真はイメージです。

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玄武洞公園は、山陰海岸国立公園の一角に位置する国指定天然記念物の自然公園です。太古の火山活動が刻んだ岩肌と、悠久の地球史が同居するこの場所は、訪れる人に「石と向き合い、自身を見つめる」静かな時間を提供してくれます。

玄武岩の命名地という特別な由来

公園の中心をなす「玄武洞」は、太古の溶岩が冷えて固まる過程で自然の規律に従って六角形に割れ、幾重にも積み重なった石柱群が生み出す圧巻の光景が見どころです。この場所は世界的に知られる岩石「玄武岩(basalt)」の命名元となっており、地質学の歴史においても象徴的な意味を持ちます。人の作為が一切及ばない石の構造美は、自然が持つ造形力を目の当たりにできる体験です。

地球磁場の反転を解いた岩石

玄武洞の玄武岩は、地質学的にきわめて重要な発見の舞台でもありました。かつて地球の磁場が現在とは逆方向を向いていた時代の痕跡がこの岩石に刻まれており、科学者たちが地球磁場の反転という現象を解明するきっかけとなりました。数百万年というスケールの時間が凝縮されたこの場所に立つと、人間の存在の儚さと、宇宙的な時間の流れの壮大さを同時に実感することができます。

五つの洞が語る多様な表情

公園内には玄武洞のほかに、青龍洞・白虎洞・南朱雀洞・北朱雀洞と合わせて五つの洞があります。それぞれ異なる形状と規模を持ち、同じ玄武岩でありながら洞ごとに異なる石柱の表情を見比べる楽しさがあります。

ガイドと歩く30分の地球史

2025年9月からガイドサービスが導入され、玄武洞と青龍洞の2洞を約30分でていねいに案内してもらえるようになりました。予約制(TEL:0796-22-4774)で、個人利用の場合はひとり200円の追加料金で申し込めます。岩肌や石柱の形成について専門的な解説を聞きながら歩くことで、視覚だけでは気づきにくい地質の細部まで理解が深まります。小中学校の授業として利用する場合は無料で提供されており、教育的な場としても活用されています。

観覧案内

開園時間は9:00〜17:00(16:30以降の入園不可)。休園日は12月29日から翌年1月3日までです。入園料は大人500円・学生300円(20名以上の団体は大人400円・学生240円)。身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は観覧料が半額となります。キャッシュレス決済も2026年から導入されました。日常の喧騒を離れ、石と時間だけが支配する空間でゆっくりと過ごす時間は、他の観光地ではなかなか得られない特別な体験となるでしょう。

アクセス

〒668-0801 兵庫県豊岡市赤石1347

営業時間

9:00~17:00(16:30以降の入園不可) 休園日: 12月29日~翌年1月3日(臨時開園日・臨時休園日あり)

料金目安

大人 ¥500、学生 ¥300(個人利用) 団体利用(20名以上): 大人 ¥400、学生 ¥240 ガイド: ¥200/人~

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