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二上神社
※写真はイメージです。

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宮崎県高千穂町の山あいに、観光客の喧騒から遠く離れた小さな神社がひっそりとたたずんでいる。二上神社(ふたがみじんじゃ)は、高千穂神社や天岩戸神社という全国的に名の知れた聖地の陰に隠れた、知る人ぞ知る存在だ。町の中心部から南西へ車で10分ほど、山あいの田舎道を分け入った先に現れるこの社は、静寂そのものを求めてやってくる参拝者を静かに迎えてくれる。

喧騒を離れた、山の中の祈りの場

高千穂は神話の里として訪れる人も多く、主要な神社はシーズンになると賑わいを見せる。しかし二上神社は、そうした賑わいとは一線を画す場所だ。山の中にひっそりとたたずみ、境内には静けさが満ちている。自分自身と静かに向き合いたい人、日常の喧騒をいったん手放したい人にとって、この神社はまたとない参拝地となっている。

宮司が伝える、祈りの作法

二上神社では、宮司みずからが参拝の心構えを伝えている。その言葉は簡潔だが、深い示唆に富む。まず「今生きていることへの感謝」を持って大神様にご挨拶すること。そのうえで、仕事・家庭・学業など、自分が今まさに取り組まなければならない事柄について「しっかり生きていく誓いを立てる」こと。願い事を一方的にお願いするのではなく、感謝と誓いを軸に据えた参拝の在り方は、この神社ならではの精神文化として参拝者の心に残る。

春季例祭と御神幸祭

年間の祭事として、春季例祭と御神幸祭が斎行される。令和8年は5月3日に春季例祭(午前10時)、続いて御神幸祭(午後1時)が執り行われた。普段は静けさに包まれた山の神社が、祭りの日だけはひときわ厳かな雰囲気に包まれる。

参集所建設への取り組み

現在、神社では参集所の建設計画を進めている。参拝に訪れた人々がゆっくりと過ごせる場所をつくりたいという宮司の思いから始まったこの計画は、建設費用を約1,500万円と試算しており、崇敬者からの御奉賽を通じて少しずつ資金を積み上げている段階だ。小さな山の神社が地道に歩む、もう一つの物語でもある。

訪問前に確認したいアクセス事情

二上神社はカーナビや一般的な地図アプリでは正しく表示されないことで知られている(令和3年11月時点ではヤフーマップが有効)。訪問の際は事前に正確なルートを確認し、余裕を持って向かうことを強くおすすめする。問い合わせは宮司の携帯電話またはメールで直接受け付けており、アクセスに不安がある場合は事前に連絡を取ってみるとよいだろう。

アクセス

高千穂町中心部から車で約10分

営業時間

春季例祭:5月3日10時、御神幸祭:5月3日13時

料金目安

無料

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