
アル・ケッチァーノ
GALLERY
山形県鶴岡市、庄内平野の田園地帯に佇む「アル・ケッチァーノ」は、イタリア料理の技法と庄内の豊かな食材文化が見事に融合した、唯一無二のレストランです。その日の最上の食材をもって最高の料理を作るという信念のもと、訪れるたびに新たな感動を与え続けています。
庄内の大地が生んだ「素材料理」という哲学
「庄内で、その日その時手に入る食材をありったけ集めて、最高の料理を作る」——これがアル・ケッチァーノのすべての出発点です。オーナーシェフの奥田政行は、庄内の在来作物や旬の魚介、農家が丹精込めて育てた野菜など、生産者の想いのこもった食材を最大限に尊重することを、創業以来変わらぬ使命としてきました。
この店が掲げる「素材料理」という概念は、食材そのものの味わいを主役に据えるアプローチです。料理の技の主張よりも素材の声を引き出すことを優先し、シンプルでありながら深みのある味わいを生み出しています。イタリアンの伝統的な調理技術に、庄内独自の地産地消の精神を重ね合わせることで、他のどこにもないオリジナリティが生まれています。「これからも、食の都庄内を日本の宝と呼ばれる地域にしていきたい」という奥田シェフの言葉には、料理人としての情熱だけでなく、庄内という土地そのものへの深い愛情が込められています。
季節とともに変わる、出会いのメニュー
アル・ケッチァーノのメニューは、季節によって大きく姿を変えます。春には山形の山菜や芽吹いたばかりの野菜、夏には庄内浜で水揚げされた新鮮な魚介類、秋には月山の恵みとなる山の幸、冬には寒さで旨みが凝縮された根野菜——その時期に手に入る最高の食材が、料理の骨格を決めます。
そのため、同じ名前の料理であっても季節によって使われる食材が異なり、まったく別の表情を見せることがあります。定番メニューというよりも「その日だけのメニュー」という考え方に近く、何度訪れても新鮮な驚きがあるのがこの店の大きな魅力です。在来作物を積極的に取り入れる姿勢は、山形の食の多様性と歴史を次世代に伝える取り組みとしても高く評価されており、生産者との強固な信頼関係の上に成り立つ料理の数々は、単なる「美味しい一皿」を超えた物語を持っています。
月山を望む、開放的な食の空間
店舗は敷地面積約6,596㎡という広大な土地に建てられており、その規模だけでもこの店の特別さが伝わってきます。レストラン「アル・ケッチァーノ」と「アル・ケッチァーノアカデミー」が同じ敷地内に構えられており、食の技術と文化の発信拠点としての役割も担っています。
店内の窓からは、雄大な月山とその裾野に広がる田園風景が一望できます。料理を口に運びながら山形の自然が描く壮大なパノラマを眺める贅沢なひとときは、食事そのものの満足感をさらに高めてくれます。晴れた日には月山の稜線が青空に映え、まるで絵画のような景色が広がります。
テラス席も設けられており、庄内の風を感じながら料理を楽しむことができます。木々のざわめきと遠くに広がる田んぼの緑を眺めながらのランチやディナーは、都会では決して味わえない解放感あふれる食体験です。天気の良い季節にはぜひテラス席を選んでみてください。食材が育まれた庄内の景色を目の前に、皿の上の料理の背景にある物語がより鮮やかに見えてくるはずです。
ランチもディナーも、それぞれの楽しみ方
アル・ケッチァーノはランチとディナーの2部制で営業しています。ランチは11時30分から15時まで(ラストオーダー13時30分)、ディナーは18時から22時まで(ラストオーダー20時30分)です。定休日は月曜日で、祝日の場合は翌火曜日が定休となります。
ランチは比較的気軽に庄内の食材料理を体験したい方に向いており、観光の途中に立ち寄るのにも最適です。一方ディナーは、特別な記念日や大切な人との食事、接待など、少し改まった場面での利用に適しています。いずれも予約を入れてからの来店が安心で、特にディナーは早めの予約をおすすめします。
さらに2025年7月には、湯田川温泉に宿泊施設「オーベルジュ湯どの庵 from風呂夢Al che-cciano」のオープンも予定されています。「遠方から訪れてくださるお客様に、さらに庄内の魅力を感じていただけるおもてなしをしたい」という奥田シェフの想いがカタチになったもので、ディナーを楽しんだ後にかけ流しの温泉宿に泊まり、翌朝も庄内の空気の中でゆっくりと過ごすという贅沢な旅のプランが楽しめるようになります。
周辺観光と合わせた庄内の旅
鶴岡市は山形県庄内地方の中心都市であり、食・文化・自然のすべてが揃った魅力的なエリアです。アル・ケッチァーノの窓からも望める月山は山形を代表する霊峰で、登山や高山植物の観察など四季折々の楽しみ方ができます。
市内には出羽三山(月山・湯殿山・羽黒山)への参拝を中心とした精神文化が根付いており、羽黒山の五重塔や杉並木は特に見ごたえがあります。庄内藩ゆかりの致道博物館や、日本海を望む加茂水族館なども近く、食と文化と自然を組み合わせた充実した旅が楽しめます。アル・ケッチァーノで庄内の食材料理に感動した後は、その食材が育まれた庄内の大地を実際に歩いてみてください。
アクセスと予約のご案内
アル・ケッチァーノは、山形県鶴岡市遠賀原字稲荷43に位置しています。電話番号は0235-26-0609で、公式サイトからオンライン予約も受け付けています。人気の高い店であるため、特にディナーは事前予約をおすすめします。
鶴岡市内へのアクセスは、JR羽越本線「鶴岡駅」が最寄りの鉄道駅となります。東京からは羽田空港から庄内空港への直行便が便利で、庄内空港からは車で20〜30分程度です。山形新幹線を利用する場合は新庄駅でJR陸羽西線に乗り換えるルートもあります。庄内エリアはレンタカーでの移動が観光効率も高く、アル・ケッチァーノを中心に鶴岡の見どころを巡るドライブプランが特におすすめです。奥田シェフが「食の都庄内」を日本の宝として広め続けるこの店は、鶴岡を訪れるなら必ず体験したい一軒です。
アクセス
山形県鶴岡市遠賀原字稲荷43 TEL.0235-26-0609
営業時間
ランチ 11:30〜15:00(L.O. 13:30)、ディナー 18:00〜22:00(L.O. 20:30)、定休日: 月曜日(祝日の場合、翌火曜日)
店舗詳細
- 対応言語
- 日本語
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