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京都のご当地コスメ|京都府素材で作る美の秘密
ビューティー
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京都のご当地コスメ|京都府素材で作る美の秘密

京都の女性たちは肌がきれいだとよく言われます。その秘密は、京都府の豊かな自然環境と、古くから伝わる美容の知恵にあります。嵐山温泉の湯に日常的に通い、鴨川と東山の稜線がもたらす澄んだ空気を吸い、錦市場で手に入る新鮮な食材で体を整える——京都美人ビューティールーティンは、特別なことをしているわけではなく、この土地の恵みを上手に活かしているだけなのです。

関西国際空港から特急はるかで約75分でアクセスできる京都は、盆地特有の蒸し暑い夏と底冷えの冬という、肌にとって決して易しくない気候を持ちます。ところがその厳しい環境こそが、京都の美容文化を磨き続けてきた原動力でもあります。人口約146万人のこの古都には、千年以上にわたって蓄積された美の知恵と、それを現代に活かすプロダクトが今も息づいています。

嵐山温泉が育む「洗わない洗顔」文化

京都の女性たちの多くが、週2〜3回のペースで嵐山温泉に通っています。日帰り入浴の相場は800円〜1,500円、回数券なら10回分で7,000円〜12,000円とリーズナブルで、ジムに通う感覚で湯治を日常に組み込んでいる方が多いのが特徴です。

地元の方が口を揃えるのが「洗顔料を使わない」という入浴法です。嵐山温泉はアルカリ性単純温泉で、pH値が高く洗浄力に優れているため、温泉水だけで毛穴の汚れが浮き上がります。界面活性剤を含む洗顔料は皮脂を取りすぎてしまうことがあるのに対し、温泉水での洗顔は肌にやさしいといわれ、肌本来のうるおいを保ちやすいとされています。

おすすめの入浴ルーティンは、まず掛け湯で体を慣らし、ぬるめの内湯(38〜40℃)に10分、露天風呂で外気浴を5分、最後に再びぬるめの内湯で仕上げるという三段階。湯上がりはタオルで優しく押さえるように水分を取り、京都産植物エキス配合の化粧水(1本1,500円〜2,500円)をたっぷり叩き込んだ後、薄く乳液で蓋をするだけのシンプルな2ステップケアが基本です。手をかけすぎないことが、肌本来の力を引き出す京都流の真髄とも言えます。

京都府産素材で作る手作りコスメの知恵

錦市場を歩くと、一見ごく普通の食材に見えるものが、じつは古くから美容素材として使われてきたことに気づかされます。

米ぬかパックは最もポピュラーな手作りコスメで、精米所や道の駅で無料〜100円ほどで手に入る米ぬかをガーゼに包み、ぬるま湯で湿らせてから肌を優しく円を描くようにマッサージします。米ぬかに含まれるビタミンEとフェルラ酸には抗酸化作用があるとされ、くすみケアや毛穴の黒ずみを気にする方に古くから親しまれてきました。江戸時代から続くこの美容法が、今も受け継がれているのは興味深いことです。

日本酒の化粧水も自宅で簡単に再現できる定番レシピです。京都を代表する酒蔵「玉乃光」の純米吟醸を精製水で1:1に薄め、グリセリンを数滴加えるだけで完成します。日本酒に豊富なアミノ酸・有機酸・麹由来の酵素成分が肌に浸透し、ハリと透明感をもたらすと言われています。コットンにたっぷり含ませて湿布のように顔に置く「日本酒パック」は、乾燥が気になる秋冬に特におすすめです。

はちみつパックは、錦市場の老舗蜂蜜専門店で購入できる国産純粋はちみつ(500g 1,200円〜)を使います。大さじ1杯を顔全体に薄く伸ばし、10〜15分置いてからぬるま湯で洗い流すだけ。はちみつの保湿成分グルコン酸が角質層の水分保持を助けるとされ、乾燥が気になる肌のうるおいケアに使われています。刺激が少ないため敏感肌の方にも試しやすい処方です。

こうした手作りコスメのノウハウを学べるDIYワークショップも京都市内で定期開催されており、参加費2,000円〜3,500円で体験できます。旅の思い出づくりとしても、現地の美容文化に触れる入門体験としても最適です。

四条・祇園エリアに集まる京都発コスメブランド

四条河原町から祇園にかけてのエリアには、京都府産素材にこだわったナチュラルコスメのセレクトショップが点在しています。共通するのは、「化学合成成分を極力使わず、地元の植物・鉱物・発酵素材を主原料とする」という姿勢です。

たとえば、宇治茶の茶葉エキスを配合したフェイスセラム(4,500円前後)は、カテキンの抗酸化作用と収れん効果が評判で、インバウンド客にも人気のお土産として定着しています。また、比叡山麓の湧き水を仕込み水に使った日本酒酵母配合のローションや、京都盆地の粘土層から採れるホワイトクレイを使ったパウダーファンデーションなど、素材の来歴まで語れるプロダクトが並ぶのが京都ならではです。

価格帯は1,500円〜4,000円が中心で、日用使いのアイテムとして手に取りやすく設計されています。購入前にスタッフが成分説明と肌質診断をしてくれる店舗も多く、旅行者でも自分に合ったアイテムを選びやすい環境が整っています。

京都流ビューティーを体験できるサロン・スパ

コスメを買うだけでなく、身をもって京都の美容文化を体感したいなら、エステティックサロンやヘッドスパへの訪問もおすすめです。

嵐山温泉水を使ったフェイシャルトリートメント(60分 7,000円〜10,000円)は、温泉の浸透圧を活かして有効成分を肌の奥まで届ける施術で、終了後のもっちりとした肌感は格別です。施術の仕上げに塗布される地元産のローズヒップオイルの香りとともに、日常とは別次元のリラクゼーションが得られます。

ヘアサロンのヘッドスパ(30分 3,000円〜5,000円)では、京都府産のよもぎやひのきを使ったハーブオイルで頭皮マッサージを行うメニューが評判。頭皮の血行が促進されることで、フェイスラインのリフトアップ効果まで実感できると口コミが広がっています。いずれも予約は1週間前までに済ませておくと安心です。

朝の習慣として人気なのが、鴨川沿いのヨガスタジオで開催されるモーニングヨガ(1回 1,500円〜2,500円)。東山の山並みを眺めながら呼吸を整えることで、自律神経が整い、肌のターンオーバーにも好影響を与えると言われています。体を動かした後に嵐山温泉で汗を流す「ヨガ&温泉」のコースを提案するサロンも登場しており、半日で京都流のリフレッシュ習慣が体験できます。

持ち帰りたい京都産コスメのベスト選

旅の最後に、自宅でも京都の美を再現できるお土産コスメをセレクトしておきましょう。

  • 温泉水ミスト(1,800円前後):嵐山温泉の源泉水をそのままボトリングしたもの。メイク中の乾燥補給や、夏場のクールダウンにも重宝します。
  • 米ぬかハンドクリーム(1,200円前後):精米後の米ぬかオイルをベースにした保湿クリームで、手荒れケアに最適。無香料タイプが多く男性へのお土産にも喜ばれます。
  • 玉乃光配合フェイスマスク(5枚入 1,500円前後):日本酒酵母エキスをシート状のマスクに染み込ませたアイテム。1枚あたり300円と使いやすい価格です。
  • 宇治抹茶フェイススクラブ(2,000円前後):宇治茶の微細粉末を配合した洗い流しタイプのスクラブ。茶のカテキンが毛穴汚れを吸着しながら、抗酸化ケアも同時に行います。

これら4点を揃えても予算は約6,500円。京都駅構内の専門店や伊勢丹地下のコスメコーナー、関西国際空港の免税エリアでも購入できるので、旅の締めくくりに立ち寄ってみてください。

京都の美は、一子相伝の秘薬でも高価なブランドコスメでもなく、この土地が育んだ素材と、それを日々の暮らしに取り入れる知恵から生まれています。一度京都府の美容文化に触れると、自分のスキンケアを見直すきっかけになるはずです。

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Written by

佐藤 美紀

ライフスタイルエディター

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