富士山の麓に広がる静岡県三島市。新幹線の停車駅でもある三島駅のすぐ目の前に位置する三島駅前広場は、この「水の都」への旅のはじまりを告げる場所です。広場に降り立った瞬間から、旅人は三島ならではの清涼な空気と独特の雰囲気に包まれます。
富士山と三島をつなぐ玄関口
三島駅前広場は、JR東海道本線・東海道新幹線(こだま停車)と伊豆箱根鉄道駿豆線が交わる三島駅の南口に広がるエリアです。三方向に伸びる路線が交わる交通の要所として、東京・名古屋方面からも伊豆半島方面からも多くの旅行者がここに降り立ちます。
広場周辺には観光案内所や路線バスのターミナルが整備されており、三島市内や伊豆各地へのアクセス拠点として機能しています。旅のはじまりにまず立ち寄り、地図や観光パンフレットを手に入れてから出発するのがおすすめです。観光案内所のスタッフが丁寧に案内してくれるため、初めて三島を訪れる方も安心してスタートを切ることができます。
水の都・三島を象徴する清流
三島市は「水の都」とも呼ばれており、その水源は富士山の雪解け水や雨水が溶岩層に浸み込み、長い年月をかけてろ過された伏流水です。この豊富な湧き水は市内各所で見ることができ、三島駅前広場周辺にも水の流れを感じさせる環境が整っています。
駅の近くを歩くと、水路沿いに整備された遊歩道があり、清らかな水が流れる光景に出会えます。市内に張り巡らされた水路は「三島のせせらぎ」として親しまれており、夏でも涼しく快適な散策を楽しめます。この澄んだ水は三島の食文化にも影響を与えており、地元の名産である鰻料理や豆腐なども、この豊かな水があってこそ生まれたものです。
徒歩圏内に広がる見どころ
三島駅前広場から歩いてすぐの範囲に、三島を代表する観光スポットが点在しています。
駅南口から徒歩約5分の場所にある**楽寿園**は、富士山の噴火によって形成された溶岩地形の上に造られた国指定の天然記念物で、三島の湧水を水源とする小浜池が園内にあります。広大な庭園と動物園を有し、市民や観光客に長く親しまれてきた憩いの場です。
さらに徒歩約10〜15分ほど進むと、源頼朝ゆかりの**三嶋大社**に到着します。平安時代から伊豆国の一宮として崇敬を集めてきた由緒ある神社で、源頼朝が挙兵前に戦勝祈願を行ったと伝わる歴史的な場所でもあります。本殿は重要文化財に指定されており、境内の宝物館には多くの文化財が収蔵されています。
また、三島駅から路線バスを利用すれば、日本最長の歩行者専用吊り橋として知られる**三島スカイウォーク**へも比較的容易にアクセスできます。全長400メートルの橋上からは富士山や駿河湾の雄大なパノラマを楽しめ、近年人気の観光スポットとなっています。
季節ごとの楽しみ方
三島駅前広場を起点とした観光は、季節によって異なる表情を見せます。
**春(3〜5月)**は三嶋大社の桜が見ごろを迎え、境内は淡いピンク色に染まります。楽寿園でも桜や菜の花が咲き誇り、春の訪れを感じながら散策するのに最適な時期です。
**夏(6〜8月)**は、水の都・三島の魅力が最も際立つ季節です。市内の水路では水辺の植物が生い茂り、清流のせせらぎが暑さを和らげてくれます。源兵衛川沿いの遊歩道では、水の中に飛び石が続く涼やかな光景が楽しめます。また、三嶋大社の夏祭りである「三嶋大祭り」(8月)は三島最大の祭典として知られており、多くの観光客が訪れます。
**秋(9〜11月)**は三嶋大社のイチョウや周辺の木々が色づき、境内が黄金色に輝く美しい季節です。空気が澄んで富士山がよく見える日も増え、写真撮影にも絶好の時期といえます。
**冬(12〜2月)**は空気が乾いて透明度が高くなり、三島スカイウォーク方面からは雪をいただいた富士山の勇壮な姿を間近に感じることができます。三嶋大社では年末年始に多くの参拝者が訪れ、厳かな雰囲気の中で新年を迎えることができます。
アクセスと周辺情報
三島駅へのアクセスは非常に便利です。東京駅からは東海道新幹線(こだま)で約60〜70分、名古屋駅からも約55〜65分でアクセスできます。東海道本線を利用すれば熱海駅や静岡駅方面とも接続しており、伊豆半島一帯への観光拠点としても最適です。
駅前広場の周辺には飲食店やカフェ、コンビニエンスストアが充実しており、出発前の食事や軽食にも困りません。三島の名物として知られる鰻料理の専門店も駅近くに複数あり、旅のはじめや締めくくりに地元グルメを堪能することもできます。
駐車場については、駅周辺に有料駐車場が複数整備されており、車でのアクセスも可能ですが、新幹線利用の場合は公共交通機関を活用するほうがスムーズです。三島駅前広場を基点に徒歩と路線バスを組み合わせれば、三島市内の主要スポットをひととおり回ることができるため、効率的な観光ルートを組みやすいのも魅力のひとつです。
交通
三島駅から徒歩圏内
營業時間
預算