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鈴鹿山脈の雄大な自然を背景に、戦略性と開放感を兼ね備えた本格丘陵コースとして知られる三重カンツリークラブ。三重県三重郡菰野町に位置するこのゴルフ場は、60年以上にわたってプレーヤーを魅了し続ける、東海・関西屈指の名門コースです。
60年以上の歴史が刻む、伝統と格式
三重カンツリークラブは1960年10月、著名なコース設計家・保田与天の手によって開場しました。保田与天は戦後日本のゴルフコース設計を牽引した人物であり、自然地形を最大限に活かした設計思想で多くの名コースを世に送り出しました。三重カンツリークラブもその代表作のひとつとして数えられており、開場以来半世紀以上にわたって多くのゴルファーに愛されてきました。
コースの立地する菰野町は、鈴鹿山脈の東麓に広がる緑豊かな地域です。古くから温泉地として知られる湯の山温泉を擁し、自然と文化が溶け合うエリアに位置しています。コースからは四季折々に表情を変える鈴鹿の山並みを望むことができ、プレー中も常に雄大な景観が視界に広がります。単なるゴルフ場という枠を超え、三重の自然そのものを体感できる場所として、リピーターが後を絶ちません。
丘陵コースの真髄——戦略性と自然の融合
全18ホールを通じて最大の特徴となるのが、自然の地形を巧みに生かしたアンジュレーションです。丘陵地帯特有のうねりのある地形をそのまま活用しながら、各ホールに個性と戦略性を持たせることに成功しています。フェアウェイには要所にクリークが配置されており、距離感と方向性の双方を問われる場面が随所に登場します。また、視覚的なトラップとして機能する大木の配置も秀逸で、正しいコースマネジメントなしには攻略が難しい設計となっています。
このコースを語る上で欠かせないのが、「難攻不落」とも評されるグリーンの存在です。傾斜や芝目が絶妙に組み合わされており、目の錯覚を引き起こすような独特の仕上がりは、初めてプレーするゴルファーを大いに惑わせます。距離感や傾斜の読み方に自信があるプレーヤーでも、このグリーンの前では慎重さを要求されます。何度プレーしても新たな発見があり、スコアに対して真摯に向き合うゴルファーほど深みにはまっていく——そんな魔力を持つコースです。
一方で、全体的にフェアウェイは比較的広めに設計されており、初心者や女性ゴルファーも無理なくラウンドを楽しめる配慮が行き届いています。難しさの中にも懐の深さがあり、あらゆるレベルのプレーヤーが自分なりの楽しみ方を見つけられるのがこのコースの真骨頂です。
名物ホール「二百三高地」——コースの象徴
全18ホールの中でもとりわけ有名なのが、12番ホールです。「二百三高地」という勇ましい通称で親しまれているこのホールは、ドラコンホールとしても推奨されており、豪快なティーショットが楽しめることで知られています。
その名前の由来となっているのが、グリーン手前の大きな起伏です。残り約100ヤードを切った地点から、約30ヤードにわたる急激な上りが待ち受けており、実際の距離よりもはるかに長く感じられます。この地形の罠に気づかずに番手を選ぶと、グリーン手前でボールが失速してしまうことも少なくありません。経験者でも「プラスヤードで考える」ことが攻略の鉄則であり、初めてこのホールに挑む際には大きな緊張感とともに、プレーの醍醐味を味わうことができます。また、大胆なティーショットが生きるレイアウトはドライバーを存分に振り切れるホールとしても人気が高く、飛距離自慢のゴルファーにとっては特に印象深い一打となるでしょう。
充実した練習施設でスコアアップを目指す
三重カンツリークラブはラウンドだけでなく、練習環境の充実にも力を入れています。アウトスタート付近には2面の練習用グリーンが完備されており、ラウンド前にパッティングの感触を入念に確認することができます。グリーンの難しさを事前に体感しておくことが、スコアメイクの重要なポイントとなるだけに、この設備は非常に重宝されています。
バンカー練習場では、アプローチショットの精度を高めるための練習が可能です。また、220ヤード・27打席を誇るドライビングレンジは規模・設備ともに充分で、ウォームアップはもちろん、スウィングの確認や課題練習にも対応できる内容となっています。訪れるたびにゴルファーとして成長できる環境が整っているため、上達を目指すプレーヤーにとっても理想的な場所といえるでしょう。
四季の彩りとともに楽しむゴルフ
菰野町の豊かな自然環境は、季節によって大きく異なるコースの表情を生み出しています。春には新緑が萌え始め、周囲の山々が淡い緑に染まる中でのラウンドは格別の清々しさがあります。鈴鹿山麓ならではの澄んだ空気の中でプレーを楽しめるこの季節は、多くのゴルファーが年間で最も好む時期のひとつです。
夏は青々とした芝が鮮やかで、山からの涼風がコースを心地よく通り抜けます。平野部と比べて気温がやや低めに保たれる地形的な特性もあり、夏場でも比較的快適にラウンドできる点は大きな魅力です。秋には鈴鹿山系の紅葉が山肌を鮮やかに彩り、コース内からその絶景を眺めながらプレーができます。ゴルフと紅葉狩りを同時に楽しめる秋は、遠方からの来場者も多い人気シーズンです。冬は凜とした冷たい空気の中、山の稜線がくっきりと際立つ景色が楽しめます。
アクセスと周辺情報
三重カンツリークラブへは、東名阪自動車道・菰野インターチェンジからアクセスするのが便利です。名古屋市内からは車で約1時間程度とアクセスしやすく、愛知・岐阜・三重の東海3県を中心に、関西方面からの来場者も多く訪れます。
近隣には湯の山温泉があり、ラウンド後の疲れを癒やすのに最適な環境が整っています。歴史ある温泉旅館が点在するこのエリアでゆっくりと宿泊し、翌日も再びラウンドを楽しむという過ごし方は、遠方から訪れるゴルファーにとって定番の旅程となっています。また、御在所岳や鈴鹿国定公園など自然観光スポットも周辺に豊富にあるため、ゴルフだけでなく家族や仲間との旅行プランにも取り入れやすい立地です。
伝統と自然、戦略性と開放感——三重カンツリークラブはそのすべてが高い次元でバランスよく揃った、何度訪れても新鮮な感動を与えてくれるゴルフコースです。
交通
新名神高速道路菰野
營業時間
預算
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