青森港の入口に静かにたたずむ青森港北防波堤西灯台は、「あすぴぃ」という愛らしい愛称で知られる、ひときわ目を引く小さな灯台です。カラフルなペインティングと三角形のシルエットが特徴的で、青森ウォーターフロントを訪れた人なら思わず足を止めてしまう存在感を放っています。
「あすぴぃ」— 小学生が生み出した愛称の誕生秘話
青森港北防波堤西灯台が「あすぴぃ」という愛称を持つようになったのは、2022年8月のことです。地元・青森ウォーターフロント活性化協議会が、灯台の1周年を記念して愛称を募集したところ、62点もの応募が集まりました。その中から選ばれたのが、青森市立古川小学校5年生の木立理仁くんが考えた「あすぴぃ」という名前です。
木立くんがこの名前を思いついた理由はふたつあります。ひとつは、灯台の三角形の形が、すぐそばにそびえる青森観光物産館アスパム(通称アスパム)と同じ三角形であること。もうひとつは、灯台に施されたカラフルなペインティングがとても可愛らしいこと。この二点を踏まえて「あすぴぃ」という響きをひらめいたといいます。
命名のきっかけは、学校から持ち帰ったチラシをお母さまが見て「応募してみたら?」と声をかけたこと。そのひと言からあっという間にアイデアが浮かんだというエピソードからも、この愛称がいかに自然に生まれたかが伝わってきます。2022年8月20日に行われた命名式では、木立くんに賞状と副賞、そして青森海上保安部のマスコットキャラクター「うみまるくん」のぬいぐるみが贈られました。
「灯台ポスト」として話題を呼んだ誕生
「あすぴぃ」の前身となる青森港北防波堤西灯台が注目を集めたのは、2021年7月のことでした。当時、この灯台は「灯台ポスト」として地域の話題を呼び、SNSを通じて多くの人に知られるようになりました。ユニークな外観と、港という開放的な立地が相まって、写真映えするスポットとしての評判が広まっていきました。
翌年の1周年を迎えるにあたり、この灯台をより多くの人に長く愛してもらえるようにと企画されたのが、愛称募集プロジェクトです。「あすぴぃ」という名前が選ばれたことで、灯台はますます親しみやすい存在となり、今では地元の人にも観光客にも自然とその愛称で呼ばれるようになりました。
三角形のシルエットとカラフルなペインティングの魅力
青森港北防波堤西灯台の最大の特徴は、なんといっても三角形のシルエットです。港の防波堤の先端に設置されたこの灯台は、すぐ近くにある青森観光物産館アスパムと同じ三角形の形をしており、遠くから見ると「小さなアスパム」のようにも見えます。
さらに目を引くのが、デザイナーの豊川茅さんによる色鮮やかなペインティングです。かわいらしいデザインが施された灯台の外壁は、青森港の青い空と海を背景に一層映え、記念撮影スポットとして多くの人に親しまれています。この組み合わせが「あすぴぃ」という可愛い愛称とも見事に合っており、訪れた人の記憶に残るビジュアルとなっています。
評価サイトでは4.4(139件)という高い評価を得ており、実際に訪れた人々からも「可愛らしい」「写真スポットとして最高」という声が多く寄せられています。
青森ウォーターフロントを歩きながら訪れたい
青森港北防波堤西灯台は、青森駅から徒歩でアクセスできる青森ウォーターフロントエリアに位置しています。青森観光物産館アスパムや青森ベイブリッジなどの観光スポットと一帯になっており、散策しながら気軽に立ち寄れるのも魅力のひとつです。
港のそばに立つと、陸奥湾のおだやかな海風が心地よく吹き抜けていきます。都市の喧騒を少し離れた場所で、ゆったりとした時間を過ごすことができるのが、このエリアならではの魅力です。灯台の周辺は開けた空間になっているため、天気の良い日には青森湾を一望しながら深呼吸するだけで、気持ちがすっきりとリフレッシュされるような感覚を味わえます。
青森市街の観光と組み合わせやすい立地で、アスパムでのお土産購入や、近隣の飲食店でのランチのついでに立ち寄るコースもおすすめです。
地域に根ざした灯台として愛され続ける存在
「あすぴぃ」という愛称が示すように、青森港北防波堤西灯台は単なる航路標識の役割を超え、地域のシンボルとして人々の暮らしに溶け込んでいます。地元の子どもたちが愛称を考え、命名式が行われ、地域の皆が祝福したというエピソードは、この灯台が青森の人々にとって特別な存在であることを物語っています。
観光で訪れる方にとっても、「あすぴぃ」を知ることは、青森の人々の港への愛着や、地域を大切にする文化に触れることでもあります。青森を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。かわいらしい三角形の姿と海の風が、きっと忘れられない思い出になるはずです。
交通
青森駅から徒歩約15分(青森港北防波堤)
营业时间
预算