みなとみらい21地区の中心部に広がるグランモール公園は、横浜を代表するアーバンパークのひとつです。「美術の広場」という愛称を持ち、海をテーマにしたアートと緑が融合した独特の空間が、地元市民や観光客を温かく迎えてくれます。
みなとみらいのシンボル的公園
横浜市西区みなとみらい3丁目に位置するグランモール公園は、JR桜木町駅から徒歩約12分、みなとみらい線みなとみらい駅からは徒歩わずか5分という好立地にあります。公園全体の面積は約23,102平方メートルにおよび、そのうち「美術の広場」エリアは12,444平方メートルを占めています。
開園は平成3年(1991年)12月で、みなとみらい21地区の発展とともに歩んできた公園です。そして平成28年(2016年)3月27日には大規模なリニューアルオープンを果たし、現在の姿へと生まれ変わりました。「ランブリングパーク~歩行者軸を超え、憩いと賑わいのあふれる公園へ~」というコンセプトのもとで再整備されたこの場所は、単なる憩いの場を超え、みなとみらい21地区全体の魅力を高める都市施設として生まれ変わりました。
「海」をテーマにしたデザイン空間
グランモール公園最大の特徴は、ウォーターフロントに立地する公園として「海」をテーマに展開されたデザインです。横浜はかつて日本の海の玄関口として栄えた港町。その歴史と地理的特性を公園の随所に落とし込んでいます。
公園内には海をモチーフにしたアートファニチャー(ベンチ)が設置されており、散策しながら個性豊かなデザインのベンチを発見する楽しみがあります。また、公園の両脇には横浜を代表するランドマーク、キングの塔(神奈川県庁本庁舎)とクイーンの塔(横浜税関本関庁舎)の形態を模したパーゴラが点在しており、横浜の歴史的建造物へのオマージュが空間にさりげなく込められています。これらのパーゴラは緑の葉に覆われ、木陰をつくりながら来園者をやさしく包み込みます。
ケヤキ並木と芝生広場の気持ちよさ
公園を歩くと、まず目に入るのが美しいケヤキ並木です。木漏れ日が心地よく降り注ぐケヤキの並木道は、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。春の芽吹き、夏の深い緑、秋の黄葉と、何度訪れても飽きることがありません。
さらに、隣接する横浜美術館との間には、美術館と一体感のある広がりのある芝生広場が整備されています。開放感たっぷりの芝生エリアは、晴れた日にシートを広げてのんびりくつろいだり、子どもたちが走り回ったりする姿が見られる、地域の人々に愛される場所です。美術館を訪れる前後に立ち寄り、アート鑑賞の余韻を楽しむ利用者も多く、文化と自然が自然な形で融合しています。
環境に配慮した設計とインフラ
グランモール公園は見た目の美しさだけでなく、環境への配慮という点でも先進的な取り組みを実践しています。保水機能の高いレンガ舗装が広場全体に使われており、その下には雨水を貯留する機能を持つ砕石層が設けられています。この仕組みにより、夏場のヒートアイランド現象を緩和し、涼しさを生み出す効果があります。
コンクリートとアスファルトに覆われがちな都市部において、このような環境配慮型の設計は地域の気候環境改善にも貢献しています。公園を歩いていると、周囲の市街地と比べてどこかひんやりとした心地よさを感じられるのは、こうした工夫の賜物です。
なお、公園内にある噴水をはじめとする水景施設については、水遊びを目的とした水質管理(殺菌処理など)は行っていないため、中には入れません。あくまで視覚的に海や水を楽しむための演出施設として位置づけられています。
夜に輝く「夜光海ペーブ」の幻想世界
グランモール公園の魅力は昼間だけではありません。夜になると、この公園ならではの幻想的な光景が広がります。「美術の広場」前に整備された「夜光海ペーブ」は、太陽光発電によって蓄えたエネルギーで発光する特殊な舗装材です。
波間に漂う夜光虫をイメージしてデザインされたこの舗装は、暗がりの中でぼんやりと光り、まるで海の底を歩いているような幻想的な雰囲気を演出します。みなとみらいの夜景とともに、新しい横浜の夜の景観として人気を集めており、カップルや写真愛好家にも好評です。昼と夜で全く異なる表情を見せてくれるグランモール公園は、時間帯を変えて何度でも訪れたくなる場所です。
アクセスと周辺スポット
グランモール公園へのアクセスは、みなとみらい線みなとみらい駅から徒歩5分が最も便利です。JR根岸線・横浜線の桜木町駅からも徒歩12分ほどで到着します。なお、公園には専用駐車場がないため、お車でお越しの場合は周辺の有料駐車場をご利用ください。
公園の周辺にはみなとみらい21地区の主要スポットが集まっています。徒歩圏内に横浜美術館、ランドマークタワー、クイーンズスクエア横浜、パシフィコ横浜などがあり、観光や買い物と組み合わせやすい立地です。みなとみらいを一日かけてめぐるプランの中に、ぜひグランモール公園での散策を組み込んでみてください。四季折々の緑と横浜らしいアートが融合した空間が、旅の記憶に鮮やかな彩りを添えてくれるはずです。問い合わせは横浜市みどり環境局南部公園緑地事務所都心部公園担当(電話:045-671-3648)まで。
交通
JR桜木町駅下車徒歩12分 みなとみらい線みなとみらい駅下車徒歩5分
营业时间
预算