岩手県一関市の中心部、さくらビル2階に構える「NOYMOND BREWING&もんど」は、自家製クラフトビールと250種類以上の和酒、そして素材にこだわった手作り料理が揃う、大人のための食と酒の空間だ。一ノ関駅から徒歩9分というアクセスの良さながら、和モダンな内装と穏やかな間接照明が生み出す落ち着いた雰囲気は、日常の喧騒をそっと切り離してくれる。
同じビルで醸造、だから味わえる自家製クラフトビール
「もんど」最大の個性は、同じさくらビルの1階に設けられた醸造所で造られるクラフトビールを、そのまま2階のバーで提供しているという点にある。醸造から提供まで距離ゼロというスタイルは、東北地方でも珍しい試みであり、他の飲食店ではなかなか味わえない鮮度と個性がグラスの中に宿っている。
一般的な大量生産のビールと一線を画すクラフトビールは、使用するホップや麦芽の種類によって香りと風味が大きく変わる。ここでは醸造したてのコンディションで提供されるため、ホップのアロマが鮮やかに立ち上り、麦芽由来のコクがしっかりと感じられる。クラフトビールに精通した愛好家にとっては、仕込みの違いによる味の変化を追う楽しみがあり、初めてクラフトビールに挑戦する人にとっては、自分の好みを探す入口として絶好の場所となっている。スタッフに「どんな味が好きか」を伝えれば、その日の醸造状況に合わせた一杯を勧めてもらえるのも、小さな醸造所直結ならではの醍醐味だ。
250種類以上の和酒が揃う充実のドリンクラインナップ
クラフトビールだけでなく、日本酒、焼酎、ワインをはじめとする和酒の品揃えが250種類以上という充実ぶりも、「もんど」の大きな魅力のひとつだ。地元・岩手をはじめ全国各地の蔵元から選び抜かれた銘柄が並ぶカードを眺めるだけでも、旅をしているような楽しさがある。
なかでも注目したいのが、カウンター席限定の「利き酒コース」(90分・3,080円、別途チャージ660円)。30種前後の日本酒を1銘柄あたり50mlずつ飲み比べるこのコースは、産地や製法の異なる銘柄を横断的に味わえる贅沢な体験だ。すべての銘柄でお燗にも対応しているため、温度による香りと味わいの変化をじっくり楽しむことができる。日本酒の世界をもっと深く知りたいという人には、ぜひ一度試してほしい看板メニューといえる。ワインや焼酎も充実しているため、日本酒が得意でないという方も、自分のペースで好みのボトルを開拓できる。
素材にこだわった手作り創作料理
食の面でも手は抜かない。創作料理から定番料理まで50種類以上をラインナップしており、すべて手作りというこだわりが、どの皿にも滲み出ている。
スープが自慢の「和牛もつ鍋」は、豊かなコクと深みのある出汁が口の中に広がる一品で、一関の夜を締めくくるにふさわしい温かい料理だ。お酒との相性も抜群で、ビールにも日本酒にも合わせやすい。また、花巻が誇るブランドポーク「白金豚」を使った料理も提供しており、岩手の食材の豊かさを実感できる一皿として評判が高い。白金豚は、きめ細やかな肉質と甘みのある脂が特徴で、地元の食通たちにも愛される食材だ。地元産の素材を活かした料理がメニューに並ぶことで、お酒だけでなく食事のクオリティとしても十分に満足できる店づくりがなされている。
和モダンな内装と多彩な席スタイル
店内は「和モダン」をコンセプトに、木をふんだんに使った落ち着いたインテリアで統一されている。温かみのある間接照明が空間全体を包み込み、どの席に座っても自然とリラックスした気分になれる。デザインとして特筆すべきは、木目の質感を活かした内装がお酒の色を引き立て、グラスを手にする時間をより豊かに演出している点だ。
席のバリエーションも幅広い。ロールカーテンで仕切られたテーブル席は、女子会やデート、記念日など少人数でのプライベートな時間に向いている。半個室は少人数での宴会や飲み会に最適で、会話が弾む距離感を保ちながら周囲を気にせず過ごせる。カウンター席は、ひとり飲みや軽い食事、2軒目として立ち寄るには使い勝手がよく、スタッフとの会話を楽しみながら飲める気軽さが魅力だ。さらに、大人数に対応した個室・奥座敷も用意されており、会社の打ち上げや各種パーティーにも対応できる。プロジェクターも完備しているため、結婚式の二次会や発表会を伴う宴席にも活用されている。
どんなシーンにも応える使い勝手のよさ
一人でふらりと立ち寄り、カウンターで日本酒を一合傾けるもよし。友人たちと囲む鍋料理と冷えたクラフトビールで盛り上がるもよし。大切な人との記念日に、半個室でゆっくりと特別なひとときを過ごすこともできる。「もんど」の魅力は、これだけ多彩なシーンに対応できるキャパシティの広さにある。
一関市は古くから南東北の交通の要所として栄え、近隣には厳美渓や平泉といった名所も多い。観光の締めくくりに地元の旬の素材を使った料理と岩手の地酒で一日を振り返るというのも、旅の記憶を深く刻む過ごし方のひとつだ。地元の常連客と旅人が同じカウンターで杯を交わすような、一関らしい夜の交差点として機能しているのも、この店が長く愛されてきた理由のひとつだろう。
アクセス・営業時間・予約
**住所**: 岩手県一関市大手町7-36 さくらビル2F **アクセス**: JR一ノ関駅より徒歩約9分。駐車場も3台分完備しているため、車での来店も可能だ。 **営業時間**: 17:30〜23:00(料理ラストオーダー22:30) **定休日**: 日曜日(ただし月曜日が祝日の場合は日曜営業、翌月曜休み) **電話**: 0191-21-8628
予約はお電話のみで受け付けている。特に週末や宴会での利用を考えている場合は、早めに席を確保しておくと安心だ。カウンター席での利き酒コースを楽しみたい場合も、事前に問い合わせておくとスムーズに案内してもらえる。
交通
JR一ノ関駅より徒歩9分
营业时间
17:30~23:00(料理L.O.22:30)、定休日: 日曜日(月曜日が祝日の際は日曜日営業、月曜日休み)
预算


