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横山不動尊

横山不動尊

※写真はイメージです。

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宮城県登米市に位置する横山不動尊は、東北六県にまたがる「東北三十六不動尊霊場」の巡礼地のひとつです。昭和62年6月の霊場開創以来、不動明王の広大なご利益を求めて多くの参拝者が訪れてきました。

東北三十六不動尊霊場とは

東北三十六不動尊霊場は、山形・秋田・青森・岩手・宮城・福島の東北六県に、それぞれ六ヶ所ずつ、合計三十六の札所を配した巡礼霊場です。三十六の数は、不動明王(お不動さま)の分身とされる「三十六童子」に由来しており、各札所を巡ることでそれぞれの童子にお会いできるとされています。

宮城県の霊場と「禅定波羅蜜」

霊場の大きな特徴は、東北六県のそれぞれが仏道修行の六つの徳目「六波羅蜜(ろくはらみつ)」と対応している点にあります。六波羅蜜とは、迷いの此岸(しがん)から悟りの彼岸(ひがん)へと渡るための六つの修行——布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧——を指します。宮城県の六ヶ所はこのなかで「禅定波羅蜜(ぜんじょうはらみつ)」を担います。禅定とは、静かに心を落ち着け、散乱した思いを整える修行。登米市に鎮まる横山不動尊への参拝は、まさにその禅定の徳を体験する場として位置づけられています。

不動明王の御利益

霊場の本尊である不動明王は、大日如来の願いをあらわす尊い仏さまとされています。召使いのお姿に身を置くのは、信者のいかなる頼みにも応じるという決意のあらわれと伝えられ、常に静かなる悟りの世界を内に秘めておいでだといいます。その力は「あらゆる病を癒す薬」にも例えられ、大威力(だいいりき)と呼ばれる大きなご利益をいただけると信じられてきました。

巡礼の道—満願成就へ

霊場開創の願文には、「広大無辺の限りなきお不動さまの功徳が、この世界に生きとし生けるものすべてに分け隔てなく行き渡るように」という言葉が込められています。三十六の札所すべてを巡り終えたとき、六波羅蜜の修行を体験し、迷いを絶って目標に向かい前向きに進む力が身につくとされます。横山不動尊はその巡礼の道における宮城路の一霊場として、訪れる人々の心の安らぎと願いの成就を静かに見守り続けています。

アクセス

宮城県登米市津山町横山本町3

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