
地方独立行政法人山梨県立中央病院
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山梨県甲府市に位置する地方独立行政法人山梨県立中央病院は、山梨県の医療を底支えする基幹病院だ。高度救命救急から周産期医療、がん診療、さらにはゲノム医療まで、一般病院では対応が難しい高度かつ複合的な医療ニーズを一手に引き受ける役割を担っている。
高度救命救急センター──山梨県唯一の最高水準の救急体制
2019年4月1日、同院は全国に290施設ある救命救急センターの中でも特に高度な対応力を認められた「高度救命救急センター」に指定された。これは全国で42番目の指定であり、山梨県内では唯一の施設となる。重篤な多発外傷や脳卒中、急性心筋梗塞など生命の危機に直結する症例を専門的に受け入れる体制を整えており、県内のどこで救急搬送が必要になっても最後の砦として機能する存在だ。
都道府県がん診療連携拠点病院──相談支援まで一体で提供
2006年10月、同院は都道府県がん診療連携拠点病院として指定された。単に高度ながん治療を提供するだけでなく、山梨県内のがん診療連携協力体制の整備や情報提供の中核を担う役割も持つ。院内のがん相談支援センターは患者・家族はもちろん、地域住民も無料で利用でき、治療への不安や療養生活に関する相談に広く対応している。また、キャンサーボードや緩和ケア勉強会の記録を公開するなど、医療関係者との知識共有にも積極的だ。
総合周産期母子医療センター──新生児手術まで対応する一体ケア
山梨県内で唯一、厚生労働省指定の総合周産期母子医療センターを擁する。ハイリスク妊娠・胎児診断・胎児治療・新生児医療・新生児手術など、一般産科では対応が難しいケースを、産科・新生児内科・小児外科をはじめとする多くの科が連携しながら受け入れる体制を整えている。さらに2026年9月1日からは硬膜外麻酔を用いた無痛分娩の提供を開始する予定であり、高度な周産期ケアと多様な出産選択肢を同一施設で提供できる環境が整いつつある。
総合ゲノム診療部──東京大学と連携した遺伝子パネル検査
2017年に設立した総合ゲノム診療部では、遺伝性がんや家族性腫瘍の遺伝子解析を実施するとともに、東京大学と連携した先進的ながん遺伝子パネル検査を行っている。ゲノム医療は全国的にも提供施設が限られる分野であり、地方都市で同水準の検査・相談体制を受けられることは、山梨県内の患者にとって大きな意義を持つ。
地域とつながる支援・教育活動
2016年7月に承認された地域医療支援病院として、紹介患者への対応や医療機器の共同利用、連携登録医制度の整備(韮崎市など各市町村単位での連携更新)を通じてかかりつけ医を支援し、地域全体の医療の質向上を図っている。市民向けには腎臓病教室や中央病院主催セミナー、高校生・中学生を対象とした医学部・薬学部・看護学部進学セミナー(通称「ブラック・ジャックセミナー」)などを定期開催しており、病院の機能を「治療の場」にとどめず地域の健康教育・人材育成にも開いている。同じ経験を持つ仲間からの支え合いを促すピアサポートの提供も行われており、患者が孤立せず療養できる環境づくりにも取り組んでいる。
アクセス
山梨県甲府市富士見1丁目1番1号
営業時間
受付時間 8:30~11:00、外来診療時間 9:00~17:00、面会時間 14:00~20:00
店舗詳細
- 対応言語
- 日本語
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