
八千代湯
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名古屋市西区にひっそりと、されど確かに存在感を放つ「八千代湯」。大正初期の創業から100年以上、地域の人びとに寄り添い続けてきた老舗銭湯だ。現在は5代目が店を継いでおり、江戸から連なる銭湯文化の伝統を守りながら、現代ならではの形で進化を続けている。
5代目が紡ぐ、100年の継承
5代目が暖簾を引き継いで3年目を迎えた2025年1月、八千代湯はアイコンとロゴを一新した。古くからの常連客も、初めて訪れる若い世代も迎え入れられるよう、変化を恐れない姿勢が随所ににじむ。施設は清潔な禁煙環境で、お風呂とサウナを完備。駐車場は30台分を確保しており、クルマでのアクセスも無理なく対応できる。
「みんなのお風呂」が生む交流の場
八千代湯が掲げるコンセプトは「みんなのお風呂」。地域住民同士のつながりはもちろん、銭湯同士のネットワーク、そして多様な背景を持つ人びとが自然に交わる場として機能している。一枚の入浴券が、見知らぬ者どうしの会話のきっかけになる——そんな銭湯本来の社交機能を、令和の時代にあえて再評価しようとする意志が感じられる。
ポッドキャスト「八千代湯RADIO」——声で銭湯文化をつなぐ
八千代湯の取り組みのなかでも特に注目されるのが、八千代湯広報部が配信するポッドキャスト「八千代湯RADIO(八千代湯レディオ)」だ。番組コンセプトは「銭湯のいまを、声でつなぐ」。江戸から続く文化の流れの中で、今日の銭湯の姿と歩みを丁寧に記録し未来へ手渡すことを使命に据えている。文字や映像ではなく「音声」を選んだ理由もそこにある——温度感や間合いのある声だからこそ記録として残るものがある、という信念だ。「銭湯とはなにか?」という問いを掘り下げるほどに深まる気づきや、変化の大きい社会で文化をつなぐ現場の葛藤も、飾らず等身大で共有される。好みのポッドキャストアプリで聴けるため、銭湯に来られない日でも八千代湯との接点が持てる。
銭湯がライブ会場になる——「Happy BATH Day」と「夏じまい祭」
銭湯という空間そのものをイベント会場として活用するのも、八千代湯ならではの試みだ。「Happy BATH Day」は銭湯をライブ会場に変えるイベントで、すでに第8弾まで開催。名古屋を中心に、音楽と入浴文化を掛け合わせる場として回を重ねている。夏の終わりには「夏じまい祭」を催し、地域に根付いたお祭りを銭湯だからこそできる形で届けている。「銭湯でしかできないこと」を問い続ける姿勢が、こうした企画の連続につながっている。
ランナーズ銭湯として走る人を応援
公式サイトによると、八千代湯は「ランナーズ銭湯」にも加盟している。ジョギングやウォーキングを日課にしている人が、運動後に立ち寄る場所として活用できる仕組みだ。スポーツ後の疲れを流す銭湯——という使い方が公式に想定されており、地域の健康づくりとの接続も図られている。
アクセス
愛知県名古屋市西区上名古屋1-12-5
営業時間
14:00~24:00(日曜9:00~)※月曜定休
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店舗詳細
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