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和氣神社
※写真はイメージです。

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岡山県和気郡和気町に鎮座する和氣神社は、奈良時代に活躍した和気清麻呂公の生誕地に建てられた、和気氏の氏神として知られる社です。清麻呂公と姉の和気広虫姫を御祭神に祀り、足腰健康の守護から子どもの守り神まで、幅広いご神徳で地域の人々に深く親しまれています。

道鏡事件と和気清麻呂公の生涯

和氣神社を語るうえで欠かせないのが、清麻呂公が歴史に名を刻んだ「宇佐八幡宮神託事件(道鏡事件)」です。奈良時代末期、僧・道鏡が皇位につこうとした際、清麻呂公は宇佐神宮へ赴いてその野望を退けました。この直言によって朝廷を守った人物を祀ることから、当社は古くより崇敬を集めてきました。また清麻呂公は、私学校「弘文院」の基礎を築き、子弟教育と人材育成にも尽力したことでも知られています。

全国的にも珍しい「狛亥」

拝殿前に置かれた狛亥(イノシシ)は、全国的にも類例の少ない独特の存在です。清麻呂公が宇佐神宮へ参拝する際、猪が護衛として随行したと伝えられ、さらに足を患った際には霊泉へと案内したとされています。以来、猪は清麻呂公の守護として特別視されてきました。この伝承から当社のご神徳として「足腰・健康の守護」が広まり、足や膝の回復を願う参拝者が今も訪れます。

和気広虫姫と「子どもの守り神」の由来

清麻呂公の姉・広虫姫は、日本最初の孤児院を開設し、孤児83人を自ら養子として育て世に送り出した人物です。この徳行に由来して、当社では広虫姫が「こもりさま」と呼ばれ、「子どもの守り神」として崇敬されています。安産祈願や初宮詣、七五三詣など、子どもの誕生と成長の節目ごとに多くの家族が参拝に訪れるのはこの由緒によるものです。

御祈祷と初宮詣の「名付け石」

安産祈願は懐妊から5ヶ月の戌の日に行うのが一般的なならわしとされており、腹帯を巻いて安産を祈ります。また初宮詣では、当社独自の習わしとして「名付け石」の奉納があります。石の表面に赤ちゃんの名前、裏面に生年月日を記した石を御本殿横の末社「天神社」に納めるもので、子どもの健やかな成長を祈る特別な儀式として受け継がれています。

明治の匠が手がけた社殿と四季の花

現在の一連の社殿は、明治初期に邑久大工の田淵勝義によって建築されたものです。その建築的価値が認められ、和気町指定文化財に指定されています。境内および周辺では四季折々の花が楽しめ、椿苑(1月中旬〜3月下旬頃)、芳嵐園(3月下旬〜4月上旬頃)、藤公園(4月下旬〜5月上旬頃)、秋江園・もみじ山(10月下旬〜11月下旬頃)と、季節を変えて訪れるたびに異なる表情を見せてくれます。

アクセス

岡山県和気郡和気町藤野1385

営業時間

電話受付 8:00~17:00(お問い合わせ受付時間)

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