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ウトロン牧場

ウトロン牧場

※写真はイメージです。

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新潟県長岡市の栃尾地区、上塩小学校のすぐ斜め前に位置する「ウトロン牧場」は、個人宅の庭先でヤギを放牧しているユニークな体験スポットです。商業施設でも観光農園でもなく、オーナー一家が本当に大切に育てている9頭のヤギ「ヤギーズ」と、柵の中に入ってじかにふれあえる場所として、口コミや地図アプリを通じて訪問者が絶えません。

9頭になったわけ——オスヤギを売れなかった家族の決断

ウトロン牧場の始まりは2020年夏、オーナーが「ヤギ乳でチーズを作りたい」という夢から3頭のメスの子ヤギを飼い始めたことでした。約1年半後に種付けし、2022年3月に3頭がそれぞれ双子を出産。6頭の子ヤギが一度に生まれた喜びも束の間、ヤギ飼いの世界ではオスの子ヤギは早期に食肉として売られることが多いと知ります。

「初めてのお産に立ち会い、この手で子を取り上げ、名前をつけて可愛がった子たちを、オスに生まれたというだけで手放せない」——そんなオーナーの思いから、生産性とは関係なく全頭を生涯飼い続けることを決意。結果として一気に9頭の大家族になった経緯があります。この背景を知ると、ヤギーズ一頭一頭への愛情の深さが伝わってくるはずです。

柵の中に入れるふれあい体験

ウトロン牧場の体験の核心は、柵の「外」から眺めるだけでなく、実際に柵の「中」に入ってヤギたちと過ごせる点です。餌やりやブラッシングを通じて、遠目には伝わらないヤギの温かみや個性をじかに感じることができます。体験中の様子は家主が写真と動画に収め、後日アルバムにまとめて送ってくれるというサービスも。記念になる思い出をしっかり持ち帰れる工夫がされています。

ふれあい体験は家主の在宅時のみ対応可能で、土日祝を中心に実施されています。干し草代への1,000円以上のカンパが体験参加の条件となっており、入場料ではなくオーナーとヤギーズへの応援という形です。家主不在時は柵の外からの見学のみとなり、家主がいない状況での外からの餌やりは健康上の理由から断られています(野菜や草の中にはヤギに有毒なものもあるため)。

名物「どらヤギ」

ウトロン牧場ならではのお土産として見逃せないのが「どらヤギ」です。オーナーの実家の菓子店で一つひとつ手作りされるヤギ型のどら焼きで、量産が難しいため通信販売はなく、家主が広場にいる週末などにのみ購入できます。確実に入手したい場合は、前日までに専用電話(0258-53-0275)へ予約を入れると安心です。

季節と訪問のタイミング

栃尾は豪雪地帯のため、冬の間はヤギたちが小屋の中で過ごし、放牧は行われません。春になり積雪が解けて柵の修理が済んだ頃から再び広場に姿を見せてくれます。最新の放牧状況や家主の在宅情報は公式インスタグラムで随時発信されているため、訪問前に確認しておくとスムーズです。

なお、ウトロン牧場のヤギ「ノンノ」と「リュッケ」の写真は、ヤギ飼いのバイブルとも呼ばれる書籍『ヤギと暮らす』の復刊版表紙に採用されるなど、その愛らしさは書籍の顔を飾るほどのお墨付きです。

アクセス

住所:〒940-0127新潟県長岡市滝之口(上塩小学校斜め前)。最寄り駅記載なし

営業時間

定期営業なし。土日祝で家主が家にいる時のみ対応。冬季(豪雪期)はヤギ小屋内で放牧せず

料金目安

ふれあい体験:1,000円以上のカンパ(応援金)。入場料なし

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