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さいたま市立浦和くらしの博物館民家園

さいたま市立浦和くらしの博物館民家園

※写真はイメージです。

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さいたま市緑区に広がる「浦和くらしの博物館民家園」は、浦和地域に実在した民家や蔵・社殿などを丁寧に移築・復原した野外博物館です。ただ建物を並べるだけでなく、生産・生活用具をはじめとする民俗資料の収集・保存を軸に据え、来園者が昔のくらしの知恵と工夫を肌で感じられる場として整備されています。

園内に復原された7棟の建造物

園の顔となるのは、さいたま市内に現存する最古の民家とされる旧蓮見家住宅です。そのほかにも旧野口家住宅、旧綿貫家住宅、旧高野家住宅、旧武笠家表門、旧中島家穀櫃(こくびつ)、旧丸山稲荷社本殿の計7棟が敷地内に並びます。とりわけ旧浦和市農業協同組合三室支所倉庫は国登録有形文化財建造物に指定されており、農業地帯としての浦和の歴史を今に伝える貴重な存在です。

茅葺き屋根と「さいたま市の宝物」

旧武笠家表門は、市民から「さいたま市の宝物」と称されるほど愛される建造物です。傷みの進んだ茅葺き屋根の修繕に向けてクラウドファンディングが実施されるなど、地域全体で保全に取り組む姿勢が印象的です。茅葺き屋根が持つ独特の風合いは、写真映えという観点でも訪れる価値があります。

体験学習と見沼の学び

民家園は学校の社会科見学・体験学習の場としても広く活用されており、園内の民家を使って「昔のくらしの知恵・工夫を知り、未来のくらしを考える」学習プログラムが組まれています。さらに、園が位置する地域の水郷文化を背景に見沼に関する学習も実施。農業と水の関わりという地域固有のテーマを掘り下げられるのは、この民家園ならではの特色です。夏休みには小学生を対象とした子ども講座も開かれ、大人だけでなく子どもが主役になれるプログラムが充実しています。

季節を彩る古代蓮

見逃せないのが、園内で見ることのできる古代蓮です。夏の開花シーズンには、復原された古民家の景観と相まって、どこか時間の流れが緩やかになるような風景が広がります。江戸時代から昭和にかけての建物群と、遥か太古から命をつなぐ蓮の取り合わせは、普段の観光地では体験しにくい奥行きを持ちます。

地域住民との協働と刊行物

民家園ではボランティア活動の受け入れも行っており、保存・運営に地域の人びとが関わる仕組みが根づいています。定期刊行物「みんかえんだより」では各棟の移築復原の経緯なども詳細に紹介されており、建物の来歴に興味がある方は併せて手に取る価値があります。月ごとに講座・催しが組まれているため、訪問前に公式サイトで最新スケジュールを確認してから出かけると、より充実した見学ができるでしょう。

アクセス

さいたま市緑区大字下山口新田1179-1

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