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十和田ホテル

十和田ホテル

※写真はイメージです。

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十和田湖の西湖畔、高台に静かにたたずむ十和田ホテルは、「幻の1940年東京オリンピック」に向けて建てられた木造三階建ての宿だ。80名もの宮大工が技を競い合い、秋田杉の巨木を惜しみなく使って仕上げた建築は、竣工から80年以上を経た今も威風堂々たる外観を保つ。2006年に登録有形文化財に指定され、建物そのものが観光資源となっている希少な宿である。

宮大工の技が今も息づく館

外観の威圧感とは対照的に、館内に一歩入ると秋田杉の温かみある空気が包み込む。特筆すべきはひと部屋ごとに異なる意匠が凝らされた客室だ。同じ部屋が一つとして存在しないという宮大工たちの矜持は、廊下の欄間から床の間の造作まで細部に宿る。歴代の要人たちが繰り返し訪れてきたのも、この唯一無二の空間体験があればこそだろう。

全客室から望む十和田湖の四季

客室はすべて十和田湖を見渡せる配置になっており、湖面に降り注ぐ月の光、舞い散る紅葉、森の向こうに沈む夕陽――時間と季節によって全く異なる表情を、部屋にいながら堪能できる。新緑の季節には湖を縁取るブナ林が鮮やかな緑に染まり、秋には日本屈指の紅葉スポットとして名高い十和田湖の色彩が眼前に広がる。

露天風呂で湖と一体になる

十和田ホテルの露天風呂は、十和田湖を見下ろすかたちで設けられている。森の薫りを運ぶ風を感じながら湯に浸かる体験は、ただ「温泉に入る」行為を超えて、自然の中に溶け込む感覚をもたらす。湖のゆらぎと樹々のざわめきが五感を満たす時間は、都市の宿泊では得られないものだ。

秋田・青森の味覚を和洋折衷で

食事は秋田と青森両県の食材を使った和洋折衷料理で構成されている。この地でしか、この季節にしか味わえない素材を活かした内容が軸となっており、料理のグレードアップが可能なプランも用意されている。

奥入瀬・八甲田観光の拠点として

十和田ホテルは、国指定の特別名勝・天然記念物である奥入瀬渓流や、雄大な高原風景が広がる八甲田への観光拠点としても機能する。東北を代表する自然景観を複数めぐる旅程の宿として、歴史的建築での滞在体験と組み合わせれば、この地方の魅力を重層的に楽しむ旅になる。

アクセス

秋田県鹿角郡小坂町十和田湖西湖畔

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