
たんば恐竜博物館(旧 丹波竜化石工房 ちーたんの館)
GALLERY
兵庫県丹波市に位置する「たんば恐竜博物館(愛称:ちーたんの館)」は、2026年7月にリニューアルオープンし、旧名「丹波竜化石工房 ちーたんの館」から新たな姿へと生まれ変わった博物館です。展示内容もバージョンアップされ、日本屈指の恐竜化石産地・丹波の魅力をより深く体験できる施設として注目を集めています。
白亜紀の地層が眠る篠山層群
この地域が特別なのは、約1億年前の白亜紀に堆積した「篠山層群」が広がっているという地質的な背景にあります。「人の暮らしのすぐそばにある化石発見地」というコンセプトが示すとおり、日常の風景のなかに太古の生命の痕跡が刻まれているのが丹波地域の最大の特徴です。丹波竜をはじめとする恐竜化石がこの地層から次々と発掘されており、国内の古生物学研究の第一線として機能し続けています。
最新発見も展示される館内
館内には丹波竜の化石展示に加え、2024年7月に新属新種として学会に発表された小型肉食恐竜「ヒプノヴェナトル・マツバラエトオオエオルム」の発見成果も紹介されています。トロオドン亜科に属するこの恐竜は、篠山層群から見つかった標本をもとに命名されたものであり、リニューアルによって充実した展示でその詳細を知ることができます。世界に公表されたばかりの研究成果を地元の博物館で間近に確かめられる点は、ここでしか得られない体験といえるでしょう。
本物の化石に触れる体験プログラム
この館の大きな魅力が、実際の化石を使った二種類の体験プログラムです。「化石クリーニング体験」では、石膏に埋まった本物の化石を専用の道具で手作業で取り出し、研究者が行う作業の一端を自ら体験できます。「化石発掘体験」では、丹波竜が発見されたのと同じ篠山層群の地層の石を割り、恐竜の骨の破片などの化石を自分で探し当てる発掘作業を体験できます。どちらも「見る」だけでなく「参加する」ことで古生物学への理解が一段と深まるプログラムです。
エリア全体に広がるフィールドミュージアム
たんば恐竜博物館は単独の施設ではなく、「丹波地域恐竜化石フィールドミュージアム」の中核施設として位置づけられています。周辺には化石発見地をはじめとする関連スポットが点在しており、テーマ別に6つのモデルコースが用意されているため、興味や体力に合わせて地域全体を巡ることができます。また、グリーンスローモビリティ(グリスロ)やトゥクトゥクを使った「ぐるっと恐竜ライド@丹波地域」といった体験型の周遊プログラムも展開されており、化石発見の地をのんびりと移動しながら楽しめる仕掛けも整っています。施設を超えた「フィールド全体が博物館」という構想が、丹波での恐竜体験をほかの恐竜博物館とは一線を画すものにしています。
アクセス
兵庫県丹波市山南町谷川1110
営業時間
9:00~17:00
料金目安
1,000円~1,500円
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