
田村市歴史民俗資料館
GALLERY
田村市歴史民俗資料館は、福島県田村市の船引エリアに位置する、江戸時代後期の農家住宅を実際に移築復元した歴史施設です。現存する古民家の建物そのものが展示品ともいえるこの資料館では、約200点の生活道具を通じて、かつての東北農村の暮らしをリアルに体感できます。入館は無料で、気軽に立ち寄れるのも魅力のひとつです。
移築復元された農家住宅の間取りを歩く
入口をくぐると、最初に目に飛び込んでくるのは広い土間です。中央には囲炉裏が据えられ、その周囲には鍋や釜、水甕、徳利といった食生活に関わる道具が当時の雰囲気のまま配置されています。土間から右手に進むと板敷・座敷・納戸と部屋が順に続き、左手には棟続きで馬屋が設けられています。馬屋の前には鍬・鋤・千歯こぎ・唐箕といった農耕道具や、たんがら・背負い袋などの運搬道具が並び、農作業の一連の流れが空間の中で自然に浮かび上がるような展示構成となっています。
市民が寄贈した約200点の暮らしの道具
展示されている生活道具はすべて田村市の市民から寄贈された、実際に使われていたものです。商家などで客に貸し出す際に番号を付けていたことから「番傘」とも呼ばれる唐傘、サトイモの汚れ落としに使われた芋洗い棒、ふぞろいに削られた山の凹凸が独特の風合いを醸し出す大根おろし、底部からハエが入ると出られなくなる仕組みのガラス製ハエ取器など、どれも当時の人々の知恵と工夫が詰まった品々です。衣食住・生産産業・信仰にまつわる多様なジャンルの民具が揃い、農村生活の全体像を立体的に理解できます。
昔遊び体験と夏休みの自由研究に
資料館では年間を通じて竹馬などの昔遊びを体験することができます。子どもから大人まで、実際に体を動かしながら歴史に触れられる場として、夏休みの自由研究スポットとしても親しまれています。見て学ぶだけでなく、体験を通じてかつての子どもたちの遊びを追体験できるのは、この施設ならではの魅力です。
平和祈念資料展示室との併設
資料館の敷地内には「平和祈念資料展示室」も設けられています。戦時中の貴重な資料や、戦没された方の遺品などが展示されており、こちらも入場無料で見学できます。開館時間や休館日は資料館本体と同じです。江戸時代の農村の暮らしと近現代の戦争の記憶という、異なる時代の「地域の記憶」を一か所でたどることができる、田村市ならではの複合施設となっています。
アクセス
船引駅から徒歩20分 / 車で約4分
営業時間
09:00〜17:00、定休日: 月曜日・火曜日、年末年始
料金目安
無料
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店舗詳細
- 対応言語
- 日本語
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