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高岡市万葉歴史館

高岡市万葉歴史館

※写真はイメージです。

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奈良時代の歌人・大伴家持が越中国司として赴任し、数多くの万葉歌を詠んだ地、富山県高岡市伏木。高岡市万葉歴史館は、その縁の深い土地に建ち、万葉集と大伴家持を専門的に伝える博物館として、研究者から子どもまで幅広い層を迎えている。展示・体験・図書閲覧・講座・コンサートが一体化した施設で、万葉の世界を多角的に味わえる。

五万件近い資料を擁する図書閲覧室

館内の図書閲覧室は、万葉集研究に必要な基本図書を網羅し、上代文学関連の図書・論文を五万件近く公開するという国内でも類を見ない規模を誇る。国内の雑誌に発表された研究論文も閲覧でき、専門的な調査や卒業論文の調べ学習にも対応できる環境だ。一方で古代史のマンガや小説、絵本、写真集なども揃えており、万葉の世界に初めて触れる来館者が気軽に手を取れる工夫もある。家持コーナーも設けられており、図書閲覧室の利用は観覧料なしで開放されている。

万葉衣装体験と子ども向けの企画展

令和8年4月から8月にかけて開催される特別企画展「山口千代子 小さな万葉びとの夢世界-家持と古代衣装-」では、大人用の万葉衣装に加えて子どもサイズの衣装が勢ぞろいし、写真撮影が楽しめる。関連イベントの「万葉こども大使になろう!」では研究員が子どもと一緒に万葉の世界を案内し、衣装を着てクイズに挑戦しながら「スマホで万葉集」への投稿体験なども用意されている(小学生以下・費用無料、各回定員3名・要申込)。申込不要の「豪華な冠をかぶってみよう」(子ども用冠)や、高校生以下を対象に全問正解で景品が当たる「万葉こどもクイズ」(先着100名)、随時楽しめる「越中万葉かるた」など、家族で何度でも訪れたくなる仕掛けが豊富だ。

研究者・教員と繋がる学術プログラム

令和8年8月20日には「教員のための博物館の日 in 高岡市万葉歴史館」が初開催される。この日は教育関係者およびその家族は終日観覧無料となり、藤原茂樹館長による「越中万葉ゆるっと話」、関隆司課長の「大伴家持ゆるっと話」、図書閲覧室の紹介、研究員による館内案内など、授業づくりに活かせる多彩なプログラムが並ぶ。

また同年9月5日には高岡万葉セミナー「折口信夫と『死者の書』」が開催。高岡市美術館主任学芸員や東京都市大学名誉教授ら専門家が登壇し、万葉集の周辺に広がる古代文学・思想を深掘りする内容で、受講料は5000円(学生・生徒は無料)、定員は先着120名となっている。

庭園と万葉体感エリア

館内の庭園は四季折々の植物が楽しめ、梅雨の時期には紫陽花がしっとりと露に濡れて色づく。この様子は研究員自身がブログに綴っており、館のスタッフが自らの言葉で季節の移ろいを発信し続けているのも、この館の温かみのひとつだ。館内の万葉体感エリアでは「万葉を愛する会」によるミニコンサートも定期的に開かれており、令和8年7月5日にはサクソフォン四重奏「エクラ サクソフォン カルテット」による夏の夜の演奏会が予定されている(チケット1500円、定員100名)。

学問としての万葉集と、暮らしの中で歌を楽しむ文化の両方を大切にするこの館は、訪れるたびに新しい発見をもたらす場所となっている。

アクセス

富山県高岡市伏木一宮1-11-11。最寄駅は不明。

営業時間

4月~10月:9時~18時、11月~3月:9時~17時(入館は閉館45分前まで)。火曜日休館(祝日の場合は翌日)。図書閲覧室:9時30分~16時30分(複写サービスは15時まで)。

料金目安

一般300円、65歳以上240円、中学生以下無料、団体(20名以上)240円。特別展示時は別料金の場合あり。

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店舗詳細

価格帯
$
対応言語
日本語

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