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伊豆・城ヶ崎海岸の吊り橋

伊豆・城ヶ崎海岸の吊り橋

※写真はイメージです。

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伊豆半島の東海岸に位置する城ヶ崎海岸は、太古の火山活動が生み出した雄大な自然美と、スリル満点の吊り橋が共存する絶景スポットです。東京からのアクセスも良く、年間を通じて多くの旅行者が訪れる伊豆を代表する景勝地のひとつです。

大地の記憶——溶岩が刻んだ海岸線の誕生

城ヶ崎海岸の成り立ちは、約4,000年前にさかのぼります。伊豆半島のほぼ中央にそびえる大室山(標高580m)が噴火し、大量の溶岩が流れ出しました。その溶岩流は緩やかな傾斜を伝って海岸まで到達し、相模湾へと流れ込みました。その後、長い年月をかけて太平洋の荒波が溶岩を浸食し続け、現在のような鋭く切り立った断崖絶壁の海岸線が形成されました。

海岸線の総延長は約9kmにも及び、高さ10〜30mにも達する溶岩の崖が連続して続く光景は、他ではなかなか目にすることのできない迫力があります。岩肌に残る気泡の跡や、冷却された溶岩特有の黒々とした色彩は、この土地が火山活動によって生まれたという事実をあらためて実感させてくれます。自然の持つダイナミックな造形力を、身をもって感じられる場所です。

門脇吊橋——断崖23mの絶景回廊

城ヶ崎海岸のシンボル的存在が、「門脇吊橋(かどわきつりばし)」です。全長48m、海面からの高さ約23mという規模を誇るこの吊り橋は、切り立った断崖と断崖を結ぶように架けられており、渡るたびに足元から伝わるわずかな揺れと眼下に広がる絶景のコントラストが訪れる人の心を揺さぶります。

橋の上から見下ろすと、溶岩が作り出した黒々とした岩礁と、その間に砕け散る白波が交互に視界に飛び込んできます。晴れた日には水平線まで広がる太平洋の青と、岩肌の黒のコントラストが美しく、写真撮影のスポットとしても人気です。橋の中程で立ち止まり、潮風を感じながら眺める景色は、海から遠ざかった日常の疲れをひとときに吹き飛ばしてくれます。

橋のたもとには「門脇灯台」もあります。昭和43年(1968年)に建設されたこの灯台は内部が公開されており、灯台の上からは城ヶ崎の海岸線全体と伊豆七島を望む360度のパノラマを楽しむことができます。吊り橋と合わせて立ち寄りたいスポットです。

ピクニカルコース——海岸線を歩く3kmの遊歩道

城ヶ崎海岸には、「ピクニカルコース」と呼ばれる整備された遊歩道があります。城ヶ崎海岸駅付近の「城ヶ崎自然研究路入口」から門脇灯台・吊り橋周辺まで続く約3kmのルートは、豊かな植生の中を歩きながら随所で海岸の絶景を楽しめる人気のハイキングコースです。

遊歩道沿いには、「いがいが根」「ぼら納屋」「対島の滝」など個性豊かな景観スポットが点在しており、歩くたびに新しい発見があります。溶岩が海に流れ込んでできた複雑な地形は、場所によってまったく異なる表情を見せます。静かな入り江と荒々しい断崖が交互に現れ、飽きることなく歩き続けられるコースです。

全体的に整備されたコースですが、足元が岩場になっている箇所もあるため、歩きやすいスニーカーや運動靴での散策をおすすめします。所要時間の目安は片道1時間から1時間半程度。折り返し地点で休憩を取りながら、のんびりと半日かけて楽しむのが理想的なペースです。

季節ごとの彩り——年間を通じて異なる顔を見せる

城ヶ崎海岸の魅力は、季節によって大きく変わります。春(3〜5月)には、遊歩道沿いや崖の上にヤマツツジとオオシマツツジが咲き誇り、海の青と溶岩の黒に鮮やかなピンクと白の花が彩りを添えます。特に4月中旬から5月上旬の見頃には、多くの花見客で賑わいます。

夏(6〜8月)は、相模湾を吹き渡る海風が涼しく、清澄な海を楽しむシーズンです。城ヶ崎の海は透明度が高く、シュノーケリングや海水浴を楽しむ人も少なくありません。吊り橋から眺める夏の海は色鮮やかで、空と海の青がどこまでも続くような開放感があります。

秋(9〜11月)は観光のベストシーズンのひとつ。空気が澄んで視界が開け、水平線に浮かぶ伊豆大島や利島、三宅島などの伊豆諸島が肉眼でくっきりと望める日もあります。夏の混雑が落ち着いたこの季節は、ゆっくりと自然を堪能したい方に最適です。

冬(12〜2月)は、荒々しい太平洋の波が白く砕け散る景観がひときわ壮大になります。冬型の気圧配置が強まる日には、断崖に打ちつける大波の音が低く響き、城ヶ崎のダイナミックな自然を全身で感じることができます。空気の澄んだ晴天の日には、富士山が遠望できることもあります。

アクセスと周辺情報——伊豆観光の拠点として

城ヶ崎海岸へのアクセスは、鉄道と車の両方が便利です。伊豆急行線「城ヶ崎海岸駅」から遊歩道入口まで徒歩約15分。駅を降りると案内板があるため、迷わず向かうことができます。東京・新宿方面からはJR東海道線で熱海まで行き、伊東線・伊豆急行線に乗り換えるルートが一般的です。

車でのアクセスは、東名高速から沼津ICを経由し、国道136号を南下するルートが主流です。吊り橋・灯台周辺には無料の駐車場が整備されており、週末や連休を除けば比較的停めやすい環境です。

周辺には「ぼら納屋」という海鮮料理の食事処があり、地元の新鮮な魚介を使った定食や海鮮丼が人気です。また、伊東市街には温泉旅館が多数あり、城ヶ崎散策の後に温泉でゆっくりと疲れを癒すのが伊豆旅行の定番コースとなっています。近隣の大室山やシャボテン動物公園と組み合わせれば、充実した一泊二日の旅が完成します。

アクセス

伊豆急行「城ヶ崎海岸駅」から徒歩約25分

営業時間

散策自由

料金目安

無料

編集部最終確認: 2026-04-25 (AI抽出)

滞在時間目安

60分

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