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信州新町化石博物館

信州新町化石博物館

※写真はイメージです。

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信州新町化石博物館は、琅鶴湖のほとりに立つ博物館で、信州新町周辺の地層から採集されたクジラ化石や恐竜化石を中心に、数百万年前の地球の営みを今に伝える展示を行っています。隣接する信州新町美術館・有島生馬記念館とともに複合施設を形成しており、ひとつの施設でアートと自然科学の両方を楽しめる、この地域ならではの文化拠点となっています。

地域の地層が語るクジラと恐竜の物語

信州新町周辺は、かつて海だった時代の地層が豊富に残るエリアとして知られており、クジラの化石が内陸の長野県で出土するという一見意外な事実が、この博物館の最大の見どころです。企画展示室では季節ごとにテーマを絞った展示を実施しており、2026年6月〜7月には「信州新町周辺のクジラ化石」展を開催中。クジラ化石を中心に、この地域から採集されたさまざまな化石が一堂に並びます。また、過去には博物館周辺で発見されたウニ化石や現生標本を集めたミニ展示も行われており、恐竜や大型哺乳類だけでなく、小さな生き物の痕跡まで丁寧に拾い上げる姿勢が館の個性を示しています。

体験で学ぶ化石と地層

博物館の魅力は展示にとどまりません。毎年夏には「化石レプリカ教室」を開催し、参加者が自分の手で化石の複製を作る体験ができます(事前申込制)。また、「恐竜の缶バッジをつくろう!」といった創作系イベントも定期的に実施されており、子どもたちが工作を通じて古生物への親しみを深められる機会が用意されています。さらに、教員を対象とした地層学習講習会も開催されており、学校の授業と連携した地質教育の場としても機能しています。実際に学校向けの地層学習・社会見学の受け入れも行っており、子どもたちが地元の大地の歴史を肌で感じられる環境が整っています。

キャラクター「でぃぷろん」と土曜日の特典

化石博物館には「でぃぷろん」という愛称のマスコットキャラクターがいます。全国の博物館キャラクターが参加する「ミュージアムキャラクターアワード」に2度エントリーし、多くの票を獲得した実績を持つ、地元に愛されたキャラクターです。毎週土曜日は「子どもウェルカムデー」として小中学生の入館料が無料となるため、週末に家族で訪れるのに特に向いています。なお通常の入館料は大人500円・高校生300円・小中学生200円で、20名以上の団体は2割引きとなります。

複合施設として、美術と自然科学を一日で

入館受付は美術館入口から行う仕組みになっており、施設を順に回ることで化石博物館だけでなく信州新町美術館や有島生馬記念館も同時に楽しめます。美術館1階ロビーには喫茶コーナーと図書コーナーが設けられており、琅鶴湖を望む穏やかな景色の中で化石や地層に関する資料を手に取ることもできます。また、美術館ロビーには地域出身の彫刻家・宮尾応栄が手がけた作品が展示されており、近くの琵琶滝のそばに建つ高さ4メートルの座像「琵琶滝如来」(昭和53〜57年制作)とあわせて、地域の文化的な背景を感じられる場所でもあります。化石を軸にした自然科学の世界と、地元の芸術・歴史が交差するこの複合施設は、信州新町を訪れる際の核となるスポットです。

アクセス

長野県長野市信州新町上条88-3

営業時間

9:00~16:30(入場は16:00まで)

料金目安

大人 500円、高校生 300円、小中学生 200円、団体料金(20名以上)は2割引き

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