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しんぼり(民芸菓子処)

しんぼり(民芸菓子処)

※写真はイメージです。

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八戸の台所として知られる八食センターに直営店を構える「民芸菓子処 しんぼり」は、1964年(昭和39年)に創業した南部の和菓子・民芸菓子の老舗です。その原点は、さらにさかのぼる昭和30年頃のむつ湊駅前朝市。創業者の故・新堀和子が、しょいかごに大福餅やつるこまんじゅうを詰めて売り歩いた朝の商いが、今日に続く「しんぼりの味」の出発点となっています。

八戸銘菓を支える看板商品たち

しんぼりを語るうえで欠かせないのが、郷土色豊かな三つの銘菓です。ずんだに似た素朴な豆菓子「豆しとぎ」は2005年に商品化され、八戸土産の定番として定着しました。南部地方の伝統的な「南部せんべい」は2009年に煎餅部門を立ち上げて以降、製造規模を拡大し続け、2023年には第2工場、2025年には第3工場を増設するほどの成長を見せています。そして「つるこまんじゅう」は、創業者が朝市で売り歩いていた頃から受け継がれてきた、まさに原点の一品です。

話題の「チョコQ助」と新展開

近年とくに注目を集めているのが、2021年に発売した「南部煎餅チョコQ助」です。南部せんべいにチョコレートをあわせたユニークな一品で、ふるさと納税の返礼品にも採用されており、ふるさとチョイス・楽天・ふるなびといった主要プラットフォームのほか、八食センターのオンラインショップでも購入できます。また2024年には新業態「BEILAB(べいらぼ)」をオープンし、菓子づくりの探求を続けています。さらに新商品「いかまみれ」も登場し、八戸らしい海の幸を取り入れた展開も見られます。

八食センター店の売り場の雰囲気

直営店がある八食センターは、全国から観光客が訪れる八戸の食の拠点です。しんぼりの店頭には、大福餅・まんじゅう・せんべいがところ狭しと並び、「鍋っこだんご」などの温かみのある商品コーナーも評判です。お土産コーナーには青森県産りんごジュースとチョコQ助が人気を集めており、「にこにこ笑顔」をモットーとするスタッフの接客が、近所のお菓子屋さんのような親しみやすさを生んでいます。

創業60年超、地域に根ざした製造体制

本社・工場は八戸市長苗代に構え、従業員68名(パート含む)、年商17億5千万円(令和7年度実績)という規模で、菓子の製造・販売から際物(きわもの)卸まで手がける複合菓子メーカーに成長しています。地元スーパーのユニバースやイオン東北との取引もあり、八戸の食卓に身近な存在として地域経済を支えています。朝市の原点から受け継がれた「おふくろの味」は、60年以上の歳月を経ても色あせることなく、南部の菓子文化を次世代へつないでいます。

アクセス

青森県八戸市大字長苗代字元木14

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