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下関市立歴史博物館

下関市立歴史博物館

※写真はイメージです。

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下関市立歴史博物館(愛称:SHIMOHAKU)は、「海峡に育まれた下関の歴史と文化」を軸に据えた市民協働型の博物館として2016年に開館した。関門海峡という独特の地理的ポジションが生んだ源平の悲劇、幕末の動乱、近代化の波といった重層的な歴史を、市内に点在する遺産のネットワークとして結びながら紹介しているのが特色だ。2026年11月18日には開館10周年の節目を迎える。

企画展で深掘りする源平の記憶

現在開催中の企画展「壇ノ浦の合戦と阿弥陀寺・赤間宮」は、治承・寿永の乱の終結地である壇ノ浦に始まり、その後の阿弥陀寺(現・赤間神宮)の変遷、さらに下関市内に伝わる源平の伝承や史跡を一連の物語として展開している。単に合戦の経緯をなぞるのではなく、「合戦の記憶が地域の中でどのように語り継がれてきたか」という視点が貫かれている。

語りかける一次資料の数々

展示資料の中でも特に注目されるのは、幕末の絵師・玉蘭斎(歌川)貞秀が原画を手がけた「大日本海陸名所図会」(元治元年・1864年)だ。広島から赤間関(下関)の名所を描いたこの作品には、阿弥陀寺(現・赤間神宮)の本堂と、その右側に平家一門を葬った「七盛塚」が描き込まれており、阿弥陀寺が当時の下関を代表する名所であったことを視覚的に示している。境内に多数描かれた桜の木と「春の盛りには参詣客で賑わう」という説明文は、往時の賑わいを伝える貴重な証言でもある。

絵葉書の資料も充実しており、壇ノ浦と平家蟹(甲羅の模様が平家の武将の怒りを宿すと伝わる蟹)を題材にしたものや、先帝祭(下関を代表する祭事)の戦前の様子がわかるものも展示されている。さらに江戸時代に阿弥陀寺で「安徳天皇縁起絵」を解説した際の記録を書き写した「先帝御絵説并都廻り」は、江戸期の人々がどのようにその縁起を聞いていたかを伝える一次資料として歴史愛好家の関心を集めている。

ガラポン抽選会と来館者との接点

企画展の開催期間中は、観覧者を対象にオリジナルグッズが当たるガラポン抽選会が実施される。展示を見終えた後のちょっとした楽しみとして好評を得ており、前回企画展「薩長盟約と長府藩」でも実施された恒例の仕掛けだ。

専門データベースと多言語対応

館内には歴史研究者や愛好家向けの専門的な歴史データベースが設けられており、特別観覧という形で利用できる。展示と組み合わせて資料を掘り下げたいときに活用価値が高い。多言語対応(英語・中国簡体字・中国繁体字・韓国語)も整備されており、インバウンド来館者にも対応している。

刊行物・グッズは郵送購入も可能

過去の企画展図録や講座テキスト、ミュージアムグッズはミュージアムショップで販売されるほか、郵送販売にも対応している。申込書をダウンロードして定額小為替または現金書留で申し込む形式で、遠方のファンや来館が難しい方でも入手できる。図録は「昭和100年記念思い出の下関」「天下人との邂逅ー海峡の戦国史」「巌流島」など歴代テーマが揃っており、海峡の歴史を手元でじっくり読み解くコレクションとして活用できる。

アクセス

下関市長府川端二丁目2番27号

営業時間

9:00~17:00

料金目安

500円~800円

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現金
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