県立広島大学
広島県が設置・運営する公立大学として、医療・福祉・農業・地域創生など多様な専門領域で学びを深められる県立広島大学。三原・広島・庄原の3キャンパスを擁し、地域社会への貢献を建学の軸に据えた教育と研究を展開している。
3キャンパスが連携する多様な学びの場
県立広島大学は2005年に、広島県立大学・広島女子大学・広島県立保健福祉大学の三大学を統合して誕生した公立大学です。広島市内の広島キャンパス、三原市の三原キャンパス、庄原市の庄原キャンパスの3拠点で教育・研究活動を行っており、それぞれのキャンパスが地域の特性に合った専門領域を担っています。
保健・医療・福祉を軸とする三原キャンパス、農業・生命科学を専門とする庄原キャンパス、地域政策・ビジネスを中心とする広島キャンパスと役割が明確に分かれており、学部の枠を超えた連携授業やプロジェクトも実施されています。各学部には大学院研究科も設けられており、学部での学びをさらに深めたい学生にも対応しています。
保健福祉・医療系の充実したカリキュラム
三原キャンパスを中心に展開する保健福祉学部は、看護学科・理学療法学科・作業療法学科・人間福祉学科などで構成されており、医療・リハビリテーション・社会福祉の専門家を育成するカリキュラムが充実しています。
国家資格の取得を見据えた実践的な実習が多く組み込まれており、地域の医療機関や福祉施設と連携した臨地実習を通じて、現場で即戦力となるスキルを習得できます。少人数制の演習と丁寧な実技指導により、専門技術をしっかりと身につけられる環境が整っています。看護師・理学療法士・作業療法士・社会福祉士など各国家試験に向けた学習支援も手厚く、合格に向けたサポート体制が充実しています。
生物資源・農業系の実践的な学び
庄原キャンパスに設置された生物資源科学部では、農業・林業・畜産・環境など生命と大地に関わる幅広い分野を学ぶことができます。広島県北部の豊かな自然環境を活かした実習フィールドが整備されており、座学にとどまらずフィールドワークや実験・実習を通じた体験型の教育が大きな特徴です。
食料生産の持続可能性や環境保全、バイオテクノロジーといった現代的なテーマに取り組む研究も盛んで、農業の未来を担う人材の育成に力を入れています。地域の農家や関連企業と連携したプロジェクト型の学習も取り入れられており、卒業後に即実践に活かせる力を養います。
地域課題に向き合う地域創生系の学び
少子高齢化や地方創生といった現代日本が抱える構造的な課題に正面から向き合うため、地域経営・まちづくり・産業振興・観光振興など多様な視点から地域社会の課題解決に取り組む人材を育成するカリキュラムが設けられています。
広島県内の自治体や企業、NPOなどと連携したフィールドワークやプロジェクト学習が豊富に用意されており、実際の地域現場で考え、行動する力を実践的に磨けます。経営・経済・社会学・政策学・情報学を横断的に学べる点も魅力で、卒業後は行政機関・民間企業・非営利組織など多様な進路に対応しています。
施設・環境とアクセス
本稿の対象となる三原キャンパス(三原市学園町1-1)は、瀬戸内海に近い温暖な気候の三原市に位置し、落ち着いた学園都市の雰囲気の中で学べる環境です。JR三原駅からバスでアクセスでき、学内には実習室・演習室・図書館・スポーツ施設が整備されています。
学生食堂や学生寮も完備されており、県外出身の学生でも大学生活を無理なくスタートできます。図書館では専門書・学術データベースへのアクセス環境が充実し、自主学習と研究活動を後押ししています。また海外の大学との協定を通じた留学支援プログラムも用意されており、国際的な視野を広げる機会も開かれています。
卒業後の進路と地域への貢献
県立広島大学の卒業生は、広島県内を中心に全国の医療機関・福祉施設・行政機関・民間企業・農業法人など多方面で活躍しています。保健福祉系学部では国家資格を取得した専門職として地域医療・介護・リハビリの現場を支える人材を継続的に輩出しており、地域社会への貢献という建学の理念を着実に体現しています。
大学院への進学を経て研究者や高度専門職を目指すルートも整備されています。公立大学ならではのリーズナブルな学費と各種奨学金制度は、経済的負担を抑えながら質の高い高等教育を受けたい学生にとって大きな魅力です。広島県と密接に連携しながら、地域の未来を担う実践的な人材を育み続けている大学として、地元からの信頼と期待を集めています。
アクセス
広島県三原市学園町1-1
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