三重県立看護大学
三重県の県庁所在地・津市の緑豊かな丘の上に立つ三重県立看護大学は、地域の医療・福祉を支える看護職者を養成する公立大学です。1997年(平成9年)の開学以来、三重県内外の医療現場に多くの優秀な看護師・保健師を輩出してきました。
三重県が設置する看護専門の公立大学
三重県立看護大学は、三重県が設置する公立の看護系単科大学です。看護学部看護学科(4年制)を中心に、大学院看護学研究科(修士課程・博士後期課程)を備え、学部教育から大学院レベルの研究・専門教育まで一貫した看護学の学びの場を提供しています。
公立大学であることから、授業料は私立大学と比べて抑えられており、意欲ある学生が経済的な負担を軽減しながら看護を学べる環境が整っています。三重県内の医療機関や地域包括ケアシステムとの連携も深く、地域に根ざした実践的な教育が行われていることが特徴です。
学べる内容・カリキュラムの特徴
看護学科では、4年間を通じて看護学の基礎から応用まで体系的に学びます。1・2年次には解剖生理学、病態生理学、薬理学といった医学の基礎科目をしっかりと押さえながら、看護理論・看護技術の基礎を習得します。3・4年次には臨地実習が本格化し、附属病院や学外の協力医療機関・地域施設において実際の患者さんとかかわりながら看護実践力を磨きます。
カリキュラムの特徴のひとつは、「地域・在宅看護」への重点的な取り組みです。急性期病院での看護はもちろん、地域包括ケア・在宅医療・高齢者福祉施設など、多様な場での実習を通じて、病院内だけにとどまらない幅広い視野を持つ看護職者を育てます。また、ヘルスプロモーション・予防医学の観点からの学習も充実しており、保健師国家試験の受験資格取得を目指すコースも設けられています。
看護師国家試験の合格率は全国水準と同等以上の高い水準を維持しており、国家資格取得に向けた学習サポートも手厚く行われています。
大学院・研究活動
大学院看護学研究科(修士課程・博士後期課程)では、高度な看護実践能力と研究能力を兼ね備えた看護職者・研究者の育成を行っています。専門看護師(CNS)の養成にも力を入れており、がん看護、老人看護、地域看護などの分野での専門性を高めたい社会人看護師が多く進学しています。
教員陣は看護学の各専門分野で研究活動を積極的に行っており、地域の医療機関や行政機関との共同研究も実施しています。研究成果は学術論文や学会発表を通じて広く発信され、三重県の看護・医療政策にも活かされています。
施設・キャンパス環境
キャンパスは津市夢が丘に位置し、住宅地と緑地が調和した落ち着いた環境の中にあります。看護学の実践的な教育を支える設備として、看護技術を繰り返し練習できるシミュレーション室や演習室が整備されており、模擬病室での技術練習やシミュレーター教育が充実しています。
図書館には看護・医学・福祉に関する専門書籍・雑誌・電子ジャーナルが豊富に揃い、文献検索や卒業論文・研究活動をしっかりサポートする環境が整っています。学生が自主的に学習・交流できるラーニングコモンズや、部活動・課外活動のためのスペースも設けられており、学習と学生生活の両立を支える環境が整備されています。
進路・就職実績
卒業生の多くは三重県内の病院・医療機関、訪問看護ステーション、保健センター、高齢者施設などに就職し、地域医療を担う人材として活躍しています。三重大学医学部附属病院をはじめとする県内主要医療機関との関係が強く、実習を経て就職する卒業生も多いです。一方、県外の大学病院や専門医療機関へ進む卒業生もおり、希望するキャリアに合わせた進路選択が可能です。
大学院進学者は、専門看護師資格の取得や研究職・教育職を目指すケースが多く、看護のスペシャリストとして地域医療の質向上に貢献しています。
アクセスと対象者
津市夢が丘のキャンパスへは、近鉄・JR津駅からバスでアクセスできます。三重県全域から通学・通学可能な距離にあり、県内の高校から多くの学生が進学しています。
対象者は、看護師・保健師を目指す高校生・大学卒業後に看護を学び直したい社会人、さらにすでに看護師として働きながら専門性を高めたい現役看護師まで幅広く、大学院には全国から社会人学生も集まります。三重県の地域医療に貢献したい、地元でしっかりとした専門教育を受けたいという方にとって、公立大学ならではのコストパフォーマンスと充実した教育環境を兼ね備えた選択肢です。
アクセス
三重県津市夢が丘1-1-1
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