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多摩美術大学

多摩美術大学

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多摩美術大学は、東京都世田谷区上野毛と八王子市鑓水に拠点を持つ、日本を代表する私立芸術系大学のひとつです。アートとデザインの両軸を高いレベルで追求できる環境が整っており、国内外で活躍するクリエイターを数多く輩出してきた歴史を誇ります。

多摩美とはどんな大学か

1935年の創設以来、多摩美術大学(通称:多摩美・タマビ)は「つくること」と「考えること」を一体として捉える教育を実践してきました。美術学部とグラフィックデザイン学科、プロダクトデザイン学科をはじめとする多彩な学科・専攻を擁し、純粋芸術からデザイン・情報・空間まで、幅広い領域をカバーしているのが大きな特徴です。

単に技術を習得するだけでなく、「なぜこの表現なのか」「社会にとって何を問うのか」という批評的な思考を同時に育てる姿勢が、卒業後の活躍につながる力を育てています。国内の美術大学の中でも就職・進路面での実績が高く評価されており、特にデザイン業界では多摩美出身者の活躍が目立ちます。

学科・専攻の多様性

美術学部には絵画学科(油画・版画)、彫刻学科のほか、工芸学科(金属・テキスタイル・陶芸)や芸術学科など、伝統的な美術分野をカバーする学科が揃っています。一方でデザイン系においては、グラフィックデザイン学科・プロダクトデザイン学科・環境デザイン学科・情報デザイン学科・テキスタイルデザイン学科と、現代の産業・社会のニーズに応える多彩な専門領域が設けられています。

なかでも情報デザイン学科は、ウェブ・映像・インタラクションデザインといったデジタル領域を専門的に学べる場として注目されており、メディアアートやUXデザイン分野への進路を志す学生が多く在籍しています。また近年新設されたTCL(多摩美術大学 TCL)は社会人向けプログラムとして、デザイン思考やクリエイティブリーダーシップを学ぶ場を提供しています。

キャンパスと施設環境

多摩美術大学は主に2つのキャンパスを持ちます。上野毛キャンパス(世田谷区)は都心部へのアクセスが良く、絵画・彫刻・工芸・芸術学などの学科が置かれています。二子玉川駅や上野毛駅から歩ける距離にあり、東京の都市生活と近い環境で制作活動を行える点が魅力です。

八王子キャンパス(八王子市鑓水)は広大な敷地に大型のアトリエ・工房施設が整備されており、デザイン系学科を中心とした実習環境が充実しています。特に、世界的建築家・伊東豊雄氏が設計した図書館は、その美しい波打つ構造体で知られ、全国的に有名な建築として訪れる人も多い施設です。木漏れ日が差し込む曲面天井の空間で本と向き合う体験は、多摩美ならではの豊かさといえます。

各キャンパスとも、木工・金属・映像・デジタルプリントなどの専門設備が揃った工房・スタジオが完備されており、学生は自らのアイデアをあらゆるメディアで実現する環境が整っています。

進路・実績

多摩美術大学の卒業生は、広告代理店・デザイン事務所・出版社・映像プロダクション・IT企業・メーカーのデザイン部門など、多岐にわたる業種へ就職しています。特にグラフィックデザイン・プロダクトデザイン分野では業界内での知名度が高く、多くの有名企業で活躍する多摩美OB・OGの存在が、学生のロールモデルとなっています。

また大学院への進学者も多く、より高度な研究・制作活動を通じて、研究者・教育者・アーティストとして独自のキャリアを築く道も開かれています。海外大学院への留学や国際コンペへの参加など、グローバルな活動を支援するプログラムも整備されており、世界を舞台にしたクリエイターを目指す学生にも対応しています。

こんな人に向いている大学

多摩美術大学は、アートやデザインに高い関心を持ちながら、「それを社会とどうつなぐか」まで考えたい人に向いている大学です。純粋に絵を描き彫刻を作りたい人から、UXデザインやブランディングで社会課題に取り組みたい人、さらにはテキスタイルや工芸で職人的な技術を磨きたい人まで、幅広い志向性の学生が共存しています。

多摩美の魅力のひとつは、異なる専攻の学生や教員との日常的な交流を通じて、自分の専門分野を相対化し広げられる点です。美術・デザインの枠を超えた視点と思考力を育てたいなら、多摩美術大学は有力な選択肢のひとつといえるでしょう。

アクセス

東京都世田谷区上野毛3-15-34

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