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政策研究大学院大学

政策研究大学院大学

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政策研究大学院大学(GRIPS)は、政府・国際機関・民間のリーダーを育てる国立の専門職大学院として、東京・六本木に腰を据える独自の存在だ。学部を持たず、大学院のみで構成されるという珍しいスタイルが、ここで学ぶ人々の目的意識の高さを物語っている。

政策のプロを育てる唯一無二の大学院

政策研究大学院大学(英称:National Graduate Institute for Policy Studies、通称GRIPS)は、1997年に開学した国立大学法人だ。その使命は明確で、「政策分析・研究・立案を担う高度な専門家の養成」に特化している。日本の中央省庁や地方自治体から派遣される若手官僚、外務省・財務省などが推薦する行政官、さらにアジアやアフリカなど開発途上国の政府関係者が一堂に集まり、政策の実践知を磨き合う場となっている。

学部教育は行わず、修士課程・博士課程・専門職学位課程のみを提供するという設計は、学術研究と実務の橋渡しを意識した結果だ。授業は日本語と英語の両方で開講されており、純粋に知識を深めたい研究者志望者から、将来の国際機関勤務を見据えたキャリアチェンジ組まで、多様な背景を持つ学生が共に議論を積み重ねる。

充実したプログラムと多彩なカリキュラム

GRIPSが提供するプログラムは、政策分析、公共政策、開発経済、安全保障・国際問題、社会保障・医療政策など幅広い領域をカバーする。とりわけ「公共政策プログラム(MPP)」は国内外で高く評価されており、修士号取得者の多くが帰国後に政府の要職に就いている。

カリキュラムの特徴は、ケーススタディと定量的分析の組み合わせにある。現実の政策課題を素材に、経済学・統計学・政治学・法学の知見を横断的に適用する訓練が中心で、座学で終わらない実践的な思考力が養われる。また、国際開発プログラムでは、JICA(国際協力機構)や世界銀行などの機関と連携した研修プログラムも設けられており、現役の政策実務家から直接指導を受ける機会が豊富だ。

博士後期課程では、政策研究の最前線で活躍できる研究者・高度専門職の育成を目指す。各国政府や国際機関でのフィールドワークを盛り込んだ指導体制は、理論と現場をつなぐGRIPSならではのアプローチといえる。

国際色豊かなキャンパスと研究環境

六本木7丁目に位置するキャンパスは、こぢんまりとしているが研究に集中できる環境が整っている。講義室・セミナー室のほか、政策関連の文献を豊富に揃えた図書館、情報処理施設、国際交流のための共有スペースなどが一棟に凝縮されており、学生同士・教員との距離が近い。

在学生の半数以上を留学生が占め、常時60か国以上の出身者が在籍するというのがGRIPSの際立った特色だ。授業外でも異なる行政文化・政治システムを持つ仲間と議論することで、自国の政策を相対化する視点が自然と磨かれる。授業でも英語と日本語が混在し、母語の違いを乗り越えて政策議論を行う経験はそれ自体が学びになる。

教員陣は、日本の行政・外交・財政の実務を知る元官僚や、欧米の大学で実績を積んだ研究者が混在しており、理論と実務の両輪から指導が行われる点が強みだ。また、訪問研究者として各国の政策エキスパートが定期的に来訪し、最新の政策動向を直接聞ける機会も多い。

卒業生の進路と輝かしい実績

GRIPSの修了生は現在、世界各地の政府機関・国際機関・シンクタンク・大学で活躍している。アジア・アフリカ・中南米の国々では、財務大臣や経済企画局長など要職に就くGRIPS修了生も多く、「各国政府の政策決定に影響を与える大学院」として国際的な認知度は高い。

日本人修了生については、総務省・財務省・経済産業省・外務省などの中央省庁職員が在学期間中に学位を取得するケースが多い。省庁間や官民間の人的ネットワーク構築の場としても機能しており、実務に戻ってから「あのゼミで一緒だった」というつながりが政策形成の現場で生きるという声も聞かれる。

研究面では、日本や開発途上国の政策課題に関する学術論文・政策提言も数多く刊行されており、政府の政策立案プロセスにフィードバックされる実践的な研究成果が積み重ねられている。

アクセスと周辺環境

東京メトロ日比谷線・大江戸線「六本木」駅から徒歩約7分、大江戸線「麻布十番」駅からも徒歩約10分とアクセスは良好だ。港区六本木という立地は、東京の政治・外交・ビジネスの中心地に近く、国会議事堂・霞が関の官庁街や永田町にも程近い。

周辺には国立新美術館や六本木ヒルズなど文化・商業施設も充実しており、海外からの留学生にとっても東京の都市生活を満喫しやすい環境だ。大使館や国際機関が集まる麻布・赤坂エリアとも隣接しており、政策を学ぶ場として地理的な文脈も申し分ない。

こんな人に向いている

GRIPSは「政策を学びたい」というシンプルな動機を持つ人であれば、バックグラウンドを問わず門戸を開いている。行政官・研究者・国際機関職員志望の社会人はもちろん、学部卒業後すぐに進学する若手も歓迎されている。とくに、途上国の開発課題に関心があり英語で学びたいという人にとっては、国内随一の選択肢といえるだろう。少人数制のセミナー形式で教員と深く関わりながら、政策の本質を問い続けたいという知的探求心を持つ人に、GRIPSの環境はよく合う。

アクセス

東京都港区六本木7-22-1

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