
三彩の里
GALLERY
長崎県大村市の工業団地の一角に、緑に包まれた複合施設「三彩の里」がある。社会福祉法人が運営するこの場所は、就労継続支援や生活介護などの福祉事業を軸としながら、陶芸教室・カフェ・パン工房・軽食店を一般にも開放している。施設で作られるパン、陶芸作品、各種商品は、利用者とスタッフが力を合わせて生み出したもの。「三彩の里」を訪れることは、豊かな体験や味覚を楽しむだけでなく、地域の福祉を身近に感じる機会にもなる。
土を触り、形を生み出す陶芸教室
三彩の里が長年にわたり力を入れてきたのが陶芸教室だ。茶碗・皿・カップなどを自由に制作でき、事前にどんな作品を作りたいかイメージを膨らませておくと一層楽しめる。所要時間は1〜2時間ほどで、陶芸の経験は不問。ひとりで黙々と土と向き合いたい人にも、家族や友人とにぎやかに制作を楽しみたいグループにも対応している。年に一度開催される陶芸教室コンクールは2026年時点で第34回を数え、入賞作品の展示も行われるなど、地域に深く根ざした取り組みとなっている。
二つの食の拠点――Café BonneとターンマークKの
敷地内には個性の異なる二つの飲食スペースがある。
Café Bonne(カフェ・ボンヌ)は、パン工房BONNEで毎週火〜土曜日(祝日除く)に焼き上げた手作りパンを中心に提供するカフェ。緑の風景に包まれながら、Café Bonne特製のコーヒーとともにパンをゆっくり味わえる。パンはテイクアウトも可能で、大村市内の直売所でも取り扱われているため、施設外でも味に出会える機会がある。
ターンマーク(軽食)では、手作りのカツカレー・カレーライスや、出汁にこだわったうどんを提供。コーヒーはハンドドリップで仕上げる。陶芸体験の前後に気軽に立ち寄れる、腹を満たせる場所として機能している。
干支の置物とオンラインショップ
三彩の里では、陶芸作品や手工芸品をオンラインショップでも購入できる。なかでも干支の置物は、1年の幸運を願って毎年製作される定番品で、お歳暮・お年賀・記念品として重宝される。これらの商品はすべて施設の利用者とスタッフが心をこめて作ったもの。また、ベルナード観光通りでも販売機会が設けられており、エリアを訪れた観光客が作品に触れる場にもなっている。
季節のイベントと地域とのつながり
花菖蒲の見学会や陶器市など、季節に合わせたイベントも定期的に開催される。広報紙は半年に一度発行されており、施設の活動や近況を地域へ伝え続けている。単なる観光施設の枠を超え、地域コミュニティの文化的拠点として長く根づいた場所が、三彩の里だ。
アクセス
長崎県大村市原町802-1
営業時間
火~土曜日(祝日除く)※カフェ・パン工房
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