
サブマリンホテル
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和歌山県南部、紀伊半島の先端に位置する串本エリアは、日本最大のサンゴ礁や豊かな黒潮の恵みを受けた海の楽園として知られる。そのまちの懐に抱かれるように立つサブマリンホテルは、水中の世界をイメージさせる個性的なロケーションと、地元の漁師が毎日水揚げした天然地魚料理が最大の魅力。海と食、そして旅の興奮をひとつ屋根の下で体験できる、南紀ならではの宿だ。
串本の海に溶け込む、個性あふれる宿
サブマリンホテルの名前は、串本の豊かなダイビングスポットや海中公園に代表される「海の中」への好奇心から来ている。本州最南端の地、串本は太平洋に突き出た岬の周辺に世界最北端クラスのサンゴ礁群を擁し、国内外のダイバーや海好きが集まるエリアとして名をはせてきた。そのすぐそばに建つこのホテルは、海を感じながら滞在できる宿として長年、地元客・観光客双方に親しまれてきた。
周囲には切り立った断崖と青い海のコントラストが広がり、天候に恵まれた日の眺望は圧巻だ。宿の窓から海を眺めながらくつろぐ時間は、日常のあわただしさを忘れさせてくれる。観光施設や漁港へのアクセスも良好で、拠点となる宿としても機能する。
毎日水揚げされる天然地魚料理
サブマリンホテルを語るうえで外せないのが、地元漁師が水揚げした天然の地魚を使った食事だ。黒潮が流れ込む串本沖は、一年を通じてさまざまな魚種が揚がる豊かな漁場。マグロ、カツオ、アジ、イサキ、ハタなど、季節ごとに顔を変える旬の魚が食卓を彩る。
「地物とれとれ」という言葉が示すとおり、鮮度への徹底したこだわりが料理の根底にある。釣り上げたばかりの魚を刺身で楽しめるのは、漁港に近い宿ならではの贅沢だ。地元の醤油や山の幸と組み合わせた郷土色あふれる献立は、どこのチェーンホテルにも真似できない本物の南紀の味。食べることを目的にわざわざ足を運ぶリピーターも多いと聞く。
食事は地産地消を重視したスタイルで、旬の素材の旨みを最大限に引き出すシンプルな調理が身上。大皿に盛られた刺身の盛り合わせは見た目にも豪快で、旅先での夕食という特別感をさらに高めてくれる。
串本・古座川エリアの豊かな観光資源
宿を拠点にすると、串本エリアの見どころを効率よく巡ることができる。まず押さえたいのが「串本海中公園」。水中展望塔から足を濡らさずにサンゴや熱帯魚を観察できる日本初の海中公園で、グラスボートでの遊覧とセットで楽しむのが定番の過ごし方だ。
本州最南端の地「潮岬(しおのみさき)」も近く、広大な太平洋を一望できる灯台や芝生の岬は、写真映えするスポットとして人気が高い。また、橋杭岩(はしぐいいわ)は吉野熊野国立公園内に位置する奇岩群で、海中から林立する岩柱が夜明けの空を背景に浮かぶ姿はとりわけ美しい。撮影スポットとして全国的に知られており、早朝の干潮時には岩の間を歩いて進むこともできる。
少し足を延ばせば那智勝浦方面の熊野古道・那智の滝、あるいは古座川沿いの一枚岩といった大自然のスポットも楽しめる。南紀は見どころが点在しているため、2泊以上してじっくり巡るプランもおすすめだ。
アクセスと駐車場
最寄り駅はJR串本駅で、駅から車で約7分の距離にある。マイカー旅行者には無料駐車場(20台・先着順)が用意されているのもうれしいポイント。南紀白浜空港からはレンタカーで約1時間30分ほど、大阪・名古屋方面からは高速道路と国道42号を組み合わせてアクセスする旅人が多い。
公共交通機関利用の場合も、JR串本駅・古座駅から無料送迎に対応している(要確認)。鉄道での旅を好む人にとっても使いやすい立地だ。シーズン中は週末・連休に予約が集中するため、早めの手配が賢明。特に夏のダイビングシーズンや秋の紅葉期は人気が高い。
こんな旅に、こんな人に
サブマリンホテルが特に向いているのは、「本物の海の幸を食べたい」という食へのこだわりを持つ旅人だ。観光地化されたチェーンの宿では得られない、地元漁港直送の天然魚を堪能したい家族連れ、カップル、ひとり旅の食道楽にも広く支持されている。
また、ダイビングや釣りを目的に串本を訪れる人の宿泊拠点としても最適。周辺の海に精通したスタッフや地元情報の入手のしやすさは、アクティビティ旅行者にとって心強い存在だ。
那智勝浦のマグロで知られる南紀の食文化を、より地元に近い視点で体験したい人にとって、サブマリンホテルはその入り口になる。串本の海と食、そして人のあたたかさに触れる旅の一夜として、記憶に残る滞在を提供してくれる宿だ。
アクセス
JR串本駅付近より車にて7分。JR串本駅古座駅着、無料送迎OK
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