
くじゅうエイドステーション
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九州のほぼ中央に位置する大分県玖珠郡九重町。その広大な山岳エリアに、登山者やアウトドア好きの間で密かに人気を集める宿がある。標高900メートルの飯田高原に佇む「くじゅうエイドステーション」は、自然の中で心と体を解放したい旅人のための、ちょうどよい拠点だ。
九重連山のふもと、飯田高原という特別な場所
飯田高原は大分県玖珠郡九重町に広がる高原地帯で、九重連山(くじゅう連山)の西側に位置する自然豊かなエリアだ。標高900メートルという高さから、平野部に比べて夏でも涼しく、避暑地としても古くから知られてきた。
春には山野草や新緑が野山を彩り、夏は爽やかな高原の風が心地よく、秋は九重連山の草紅葉や樹木の紅葉が一面を黄金色・深紅に染め上げる。冬は積雪もあり、厳しさの中にも静謐な美しさがある。四季折々の表情を持つこの土地で、自然と密接に触れ合える宿泊施設として「くじゅうエイドステーション」は多くの旅人に支持されている。
施設名の「エイドステーション」とは、登山やトレイルランのレース中に設けられる補給・休憩ポイントのこと。その名の通り、山を目指す人々が安心して立ち寄り、疲れを癒し、また再び歩き出す力を蓄えられる場所として設計された宿だ。
ゲストハウス形式の宿泊スタイル
くじゅうエイドステーションは、ゲストハウス形式の宿泊施設として運営されている。宿泊費は3,100円〜という手頃な価格設定が魅力のひとつで、登山や長期旅行中のバックパッカーから、週末に気軽に自然の中へ飛び込みたい人まで、幅広い層が訪れる。
ゲストハウスの特徴は、同じ宿に泊まった旅人どうしが自然と交流できる空間づくりにある。共用のリビングやキッチンスペースでは、初めて会った旅人が山の話や旅の情報を交わす光景が日常的に見られる。一人旅でも孤独を感じることなく、むしろ新しい出会いを楽しめる宿だ。
客室タイプについては、ドミトリー(相部屋)形式のベッドが中心となっており、コストを抑えながら快適な滞在を実現している。設備はシンプルながら必要なものが整っており、長距離移動や登山で疲れた体を十分に休めることができる。口コミ評価は206件で4.18点という高い評価を誇り、実際に訪れた旅人たちの満足度の高さがうかがえる。
キャンプ場としての使い方
ゲストハウスに加え、キャンプ場としての利用も可能だ。テントを張り、星空の下で一夜を過ごす体験は、飯田高原という標高900メートルの地形ならではの醍醐味がある。市街地の明かりから遠く離れたこのエリアは、夜になると空が暗く、条件が良ければ満天の星を肉眼で楽しめる。
キャンプ場には無料の駐車スペースが20台分用意されており、車でアクセスする際も安心だ。自分のキャンプ道具を持参すれば、より自由度の高い野外滞在が楽しめる。宿泊棟とキャンプサイトが一体的に運営されているため、キャンプ利用者もゲストハウスの共用設備を利用できる場合があり、快適さと野外感を両立させた滞在が可能だ。
初心者キャンパーにとっても、ゲストハウス宿泊者と同じ施設内にいるという安心感があり、「初めてのキャンプに挑戦したい」という人の登竜門的な場所としても機能している。
九重連山登山とアクティビティの拠点として
くじゅうエイドステーションが多くの登山者に選ばれる最大の理由のひとつが、九重連山への好立地にある。九重連山は大分県の中部に広がる火山群で、最高峰の中岳(標高1,791メートル)は九州最高峰としても知られる。複数のルートから日帰り登山が楽しめ、各所に温泉が湧くことから「温泉登山」としても人気が高い。
飯田高原を起点とすれば、牧ノ戸峠(まきのととうげ)や長者原(ちょうじゃばる)など主要な登山口へのアクセスが良好だ。宿で体を休めてから早朝に出発し、日中に山頂を目指すというスタイルは多くの登山者が実践している黄金パターン。下山後にまた宿に戻って疲れを癒すという流れも、連泊利用者には定番だ。
登山以外にも、飯田高原周辺はトレッキングやサイクリングに適したコースが多数ある。近隣には「くじゅう花公園」があり、季節の花々を楽しむ観光客も多い。また大分県は全国屈指の温泉大国として知られており、周辺には「筌の口温泉(うけのくちおんせん)」や「壁湯温泉」など個性豊かな温泉地が点在している。登山の疲れを地元の温泉で流してから帰るルートも旅の楽しみのひとつだ。
アクセスと利用シーン
最寄り駅はJR久大本線「豊後中村駅」で、そこから施設まで約15キロメートルの距離がある。公共交通機関を利用する場合は、九州横断バスの「飯田高原バス停」で下車し、そこから徒歩約10分でアクセスが可能だ。バスは別府・熊本方面を結ぶ路線で、九州を横断する旅程の途中で立ち寄るバックパッカーにも便利なロケーションといえる。
また、送迎についても「ご相談ください」とのことなので、荷物が多い場合や交通の便が悪い時間帯には事前に問い合わせてみるとよいだろう。車利用の場合は無料駐車場が20台分あるため、グループでのドライブ旅行にも対応できる。
利用シーンとしては、九重連山の登山・トレッキング、キャンプ、温泉巡り、高原サイクリング、花公園観光などが挙げられる。料金が3,100円〜と手頃なため、一人旅の長期バジェット旅行者から、週末に気分転換したい社会人、学生グループの旅行まで幅広い層に対応している。「自然の中でゆったり過ごしたいが、テントを持っていない」「初めてのひとり旅で不安」という人にも、ゲストハウス形式の温かいコミュニティが迎えてくれる心強い場所だ。大分・九重の雄大な自然を全身で感じたいとき、くじゅうエイドステーションはその旅の心強いベースキャンプとなってくれるだろう。
アクセス
JR久大線「豊後中村駅」から15Km/最寄バス停九州横断バス「飯田高原バス停」より徒歩10分/送迎はご相談ください
料金目安
¥3,100 〜
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