
こもる五所川原
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津軽の静けさの中に、ただ「こもる」ためだけの空間がある。青森県五所川原市を拠点に、日々の慌ただしさを手放し、津軽の空気と文化にゆっくり浸かれる小さな宿、それが「こもる五所川原」です。
こもる、という体験
宿の名前そのものがコンセプトを語っている。「こもる」という言葉には、外の世界から一歩引いて、自分だけの時間と空間に包まれるという意味がある。観光地を忙しなく巡るのではなく、一か所に根を下ろして、その土地の空気をゆっくりと味わう。そんな滞在スタイルを提案しているのが、こもる五所川原だ。
五所川原という街は、青森の中でも独自の文化と歴史を持つ津軽地方の中心のひとつ。大型の観光ホテルが立ち並ぶ場所ではなく、地域に根ざした暮らしの空気が残る場所だからこそ、この小さな宿は存在感を放っている。部屋数が少ないこともあり、旅館特有のにぎやかさより、静かに自分のペースで過ごせる環境が整っている。旅の疲れを癒すというより、旅そのものを楽しむための宿といえる。
津軽の拠点として最適な立地
新青森駅から車で約30分という立地は、新幹線での青森入りを考えているなら理想的なアクセスだ。青森市内から適度に距離を置きつつ、津軽地方の各スポットへのアクセスは良好。青森県内を周遊する旅では、こもる五所川原をベースに各方面へ足を延ばす使い方が合っている。
宿には無料の駐車場が7台分用意されており、レンタカーを借りて県内を巡る旅人には嬉しい設備だ。予約も不要なので、旅程が変わっても気兼ねなく利用できる。青森空港からも車で1時間程度のアクセスで、飛行機利用の方にも使いやすい。
五所川原と立佞武多の文化に触れる
宿のある五所川原市は、毎年8月に開催される「五所川原立佞武多(たちねぷた)」で全国的に知られる。高さ20メートルを超える巨大な灯籠が街中を練り歩くこの祭りは、青森三大ねぷたのひとつに数えられ、その迫力は他の祭りとは一線を画す。
五所川原駅近くにある「立佞武多の館」では、実際の祭りに使われる巨大立佞武多が常時展示されており、祭りの時期外に訪れても迫力ある展示を楽しめる。館内では津軽の歴史や文化も学べるため、旅の初日に立ち寄っておくと、その後の滞在がより深みを増す。
また、五所川原はりんごの産地としても有名で、秋になると街の至るところで真っ赤に色づいたりんごが実る。地元の直売所や農家が運営するお店では、大手流通には乗らない地元品種のりんごや、手作りのりんごジュース、シードルなども入手できる。旅のお土産探しにも時間をかけたい場所だ。
津軽の大自然を満喫する
五所川原を起点に足を延ばせる自然スポットは数多い。その中でも特に訪れる価値があるのが、世界遺産「白神山地」だ。ブナの原生林が広がるこのエリアは、手つかずの自然が今も生きており、アクア・グリーン・トレッキングなど、さまざまな形で自然と触れ合える。五所川原からは車で約1時間〜1時間半ほど。
同じく白神山地の麓に広がる「十二湖」も人気スポットだ。33個の湖沼が点在するこのエリアの中で、特に「青池」は、その名の通り神秘的なコバルトブルーの色彩で訪れる者を圧倒する。天気の良い日に光が差し込むと、水の色がさらに鮮やかになり、自然が作り出した絵画のような光景が広がる。
日本海に面した海岸線も車で30〜40分圏内にあり、津軽半島の先端部まで北上すれば、北海道を望む津軽海峡の景色も楽しめる。同じく津軽半島にそびえる「高山稲荷神社」は千本鳥居が立ち並ぶ幻想的な神社で、インスタグラムなどSNSでも人気を集めている。
地元の食を楽しむ
津軽の食文化はそれ自体が旅の目的になり得るほど豊かだ。五所川原周辺には、地元食材を活かした食堂や居酒屋が点在している。津軽の郷土料理として知られるのが、具だくさんの「けの汁」や、貝焼き味噌を使った料理。旬の野菜と豆腐、油揚げなどを細かく刻んで炊いたけの汁は、素朴ながら深い味わいで、寒い時期に体を芯から温めてくれる。
日本海側で水揚げされる新鮮な魚介も見逃せない。ヒラメや鮑、岩牡蠣など、季節ごとに異なる海の幸が食卓に並ぶ。五所川原市内や近隣の道の駅では、地元の生産者が持ち込む野菜や加工品も豊富で、旅の途中に立ち寄って地元の味を持ち帰ることもできる。
りんごを使ったスイーツも津軽ならではの楽しみだ。アップルパイやりんごシャーベット、りんごを使った郷土菓子など、地元の店を巡りながら食べ比べてみるのも一興だ。
こんな旅におすすめ
こもる五所川原は、ひとり旅や少人数でのゆったり旅に特に向いている。料金は12,000円〜と、手頃な価格帯で泊まれるのも魅力のひとつ。観光地の大型ホテルとは異なる、アットホームな雰囲気の中で津軽に溶け込むような滞在が体験できる。
青森のメインスポットである弘前城や青森市内の観光を絡めながら、少し外れた五所川原で「地元感」のある宿泊を体験するという旅程も人気だ。弘前市から五所川原は車で約40分、青森市内からも約60分と、津軽エリアを広く回りながら宿泊拠点として使えるのが強みである。
立佞武多の祭り期間(毎年8月4日〜8日)に合わせた旅では、祭り当日の感動的な夜の後に静かにこもれる宿として、特に相性が良い。祭りが終わった後の五所川原の夜は、昼間の熱気がうそのように静まり返り、津軽の夜の空気をゆっくり感じることができる。
新青森からレンタカーを借りて津軽を周遊し、こもる五所川原で「こもる」夜を過ごす——それがこの宿の楽しみ方だ。
アクセス
新青森駅よりお車にて片道30分です。青森県内を観光される方はレンタカーのご利用をおすすめしております。
料金目安
¥12,000 〜
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