
Hostel&Bar CAMOSIBA
GALLERY
秋田県横手市十文字町に、築100年の古民家をまるごとリノベーションしたユニークな宿とバーが誕生している。その名も「Hostel & Bar CAMOSIBA」。かつてお茶屋として地域の人々に親しまれた歴史ある建物が、旅人と地元の人が交わる新たなスポットへと生まれ変わった。発酵文化が息づく秋田の食と、時間が止まったような街並みに、深く酔いしれてみたい。
百年の時を刻む蔵と母屋が宿に
CAMOSIBAの最大の特徴は、その建物そのものにある。もともと地元でお茶屋として営まれていた築100年超の古民家を、宿泊施設とバーに転用したという異色のロケーションだ。母屋はゲストが宿泊するホステルとして整えられ、かつて蔵として使われていた建物はバースペースへと生まれ変わっている。
古民家ならではの太い梁や、年月を経た木材の質感、黒ずんだ土壁……。そうした歴史の痕跡が随所に残されたインテリアは、どこか懐かしくも、旅情を掻き立てる独特の雰囲気を醸し出している。リノベーションによって現代的な快適さも備わり、昔ながらの風情と使い勝手の良さが絶妙に共存している。宿泊料金は最安3,440円〜とリーズナブルで、バックパッカーや一人旅、カップルなど、多様な旅スタイルに対応している。
秋田の発酵食と地酒が集まるバー空間
「CAMOSIBA(かもしば)」という名には、発酵・醸造をイメージさせる「醸す」という言葉が込められているようだ。バーとして再生された蔵の空間では、秋田が誇る発酵食品や地酒を楽しむことができる。
秋田は日本屈指の発酵大国だ。米どころの強みを活かした日本酒蔵が県内各地に点在し、古くから「横手・湯沢エリア」は酒造りが盛んな土地として知られてきた。また、囲炉裏でいぶして漬けた「いぶりがっこ」、ハタハタを使った魚醤「しょっつる」など、秋田独自の発酵食文化は全国的にも希少性が高い。CAMOSIBAのバーでは、そうした地域の食文化を旅人が気軽に体験できる場になっており、知る人ぞ知る地酒や発酵肴と出会えるかもしれない。
旅先でふらりとバーに立ち寄り、地元の常連や同じ旅人と会話が弾む——そんなゆるやかな交流も、このホステルが大切にしている魅力のひとつだ。
ホステルとしての宿泊スタイル
母屋を改装した宿泊スペースは、ホステルスタイルで複数のゲストが共用する空間構成になっている。ドミトリータイプの部屋を中心に、少人数向けの個室スペースも備えており、ソロ旅行者から小グループまで幅広く受け入れている。共用スペースや水回りは清潔に保たれており、口コミ評価4.33点(11件)という高評価がそのホスピタリティを物語っている。
ホステルとしての気取りのない雰囲気が、かえって旅の自由度を高めてくれる。東北の小さな町で、一晩だけ「地元の日常」に溶け込むような旅の体験は、高級旅館では味わえない種類の豊かさがある。
駐車場は8台分を無料で提供(要予約)しており、車での旅にも対応している。自家用車やレンタカーを使って秋田・岩手・山形をまたぐ広域ドライブの中継地として利用するのにも最適だ。
十文字・横手エリアの見どころ
CAMOSIBAが位置する横手市十文字町は、秋田県南部の交通の要衝として古くから栄えてきた町だ。駅の周辺には昔ながらの商店街が残り、昭和の空気をまとった街並みが続く。観光地然とした整備がされていないぶん、地元の暮らしに密着したリアルな東北の風景を感じることができる。
周辺の観光スポットとしては、まず「増田の内蔵(まんが美術館周辺地区)」が挙げられる。十文字から車で約20分ほどの増田地区は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、豪商たちが蔵を「屋内」に作り込んだ独特の「内蔵文化」で知られている。日本でも珍しい建築様式を間近で見学できる貴重なエリアだ。
また、十文字から南下すると湯沢市稲庭地区に入り、日本三大うどんのひとつとして名高い「稲庭うどん」の産地に到達する。極細で透き通るような喉越しの稲庭うどんを、老舗の製麺所や食事処でいただく体験は、秋田を訪れるなら外せない食の記憶になるはずだ。
横手市内には「かまくら」で有名な横手公園や、戦国期の山城跡である横手城(模擬天守)もあり、歴史と雪国文化の両方を楽しむことができる。冬季(2月初旬)に開催される「横手のかまくら」は国内外から多くの来訪者が集まる一大イベントで、その時期にCAMOSIBAを拠点として訪れるのもおすすめだ。
アクセスと利用シーン
交通アクセスは非常に便利だ。JR奥羽本線「十文字駅」から徒歩わずか約3分という駅近立地で、公共交通機関を使う旅人にも優しい。秋田駅からは奥羽本線で約55分、新庄(山形)方面からも乗り換えなしでアクセスできる。また、車利用の場合は東北自動車道・十文字インターチェンジから約10分と、高速道路の利用者にも不便がない。
このホステルが特に向いている旅のスタイルとして、東北一周や奥羽本線の鉄道旅が挙げられる。秋田・山形を縦断するルートの途中に十文字を組み込むことで、有名観光地とは異なる「生活感のある秋田」に触れることができる。
また、稲庭うどんや増田の内蔵、横手かまくらなどを目的としたショートトリップの宿として、あるいは東北の自然・温泉地への滞在と組み合わせた旅の起点としても活用しやすい。発酵食をテーマにした食の旅、歴史建築めぐり、雪国文化体験など、目的を絞ったテーマ旅行の拠点としてもCAMOSIBAは力を発揮する。一人旅はもちろん、気の合う友人同士の小旅行や、ちょっと変わった宿を探すカップルの旅にも、この古民家ホステルはしっかりと応えてくれるはずだ。
アクセス
JR奥羽本線十文字駅より徒歩にて約3分、十文字ICより約10分
料金目安
¥3,440 〜
外部予約・検索サイトで探す
下記の外部サイトで本店舗・施設の予約・在庫状況をご確認いただけます。
※ 外部サイトへのリンクには広告 (アフィリエイト) を含みます。
RELATED SPOTS
関連するスポット(8件)










