
LIGHTHOUSE樫野埼 ^
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和歌山県串本町の東端、太平洋に突き出た大島の先端に位置する「LIGHTHOUSE樫野埼」は、日本最古の洋式灯台のひとつ・樫野埼灯台のほど近くに立つ宿泊施設です。潮風と波音、そして灯台の光が照らす夜の海を独り占めするような滞在が、この地でしか味わえない体験として旅人を引きつけています。
灯台と海が織りなす絶景の宿
施設名が示すとおり、この宿の最大の魅力は樫野埼灯台との近さにあります。樫野埼灯台は明治3年(1870年)に初点灯した歴史ある灯台で、白亜の石造りの塔が太平洋に向けて今もその光を放ち続けています。灯台へと続く遊歩道は整備されており、周囲には広大な太平洋の青が広がります。
季節によっては、遊歩道沿いに黄色いスイセンが一面に咲き誇る光景が楽しめます。例年1月から2月にかけてが見ごろで、白い灯台と黄色の花、紺碧の海のコントラストは息をのむほどの美しさです。晴れた日には遠く四国の山並みを望む大パノラマが広がり、日本の最果て感漂うこの地に立つと、日常の喧騒から完全に切り離された解放感を味わうことができます。
日本とトルコの絆を伝える歴史の地
樫野埼は、日本とトルコの深い友好関係を象徴する歴史的なエピソードが刻まれた土地でもあります。明治23年(1890年)、オスマン帝国の軍艦エルトゥールル号が樫野崎沖で暴風雨に遭遇して難破し、多くの乗組員が命を落としました。このとき大島の漁民たちは、嵐の中、自らの乏しい食料までも提供しながら生存者の救助と看護に力を尽くしました。
この出来事は130年以上が経った今日も日本とトルコの友好の原点として語り継がれており、灯台のすぐそばには「エルトゥールル号殉難将士慰霊碑」と、トルコ記念館が設けられています。記念館では当時の資料や遺品、日土友好の歩みを伝える展示を見学することができ、旅に知的な深みを加えてくれます。宿からも徒歩圏内でこれらの歴史スポットを巡ることができ、観光と学びを兼ねた滞在が実現します。
紀伊半島最南端エリアの自然と観光
宿が位置する串本町の周辺には、本州最南端の地として知られる潮岬(しおのみさき)があります。潮岬灯台や広大な芝生の公園、太平洋を一望できる展望台が整備されており、「本州最南端到達」のモニュメントを目指して全国から旅人が訪れます。大海原に向かって吹き付ける潮風とともに、地の果てに立つ感覚は格別です。
串本は世界最北限のサンゴ礁が広がる海域としても名高く、「串本海中公園」として国立公園に指定されています。グラスボートによる海中観光船では、熱帯系の魚やサンゴをリアルに観察でき、体験ダイビングやシュノーケリングを楽しめる施設も整っています。ウミガメが産卵のために砂浜を訪れることでも知られ、自然好きにはたまらないエリアです。
また、串本と大島の間の海上には「橋杭岩(はしぐいいわ)」と呼ばれる奇岩群が並んでいます。国の天然記念物にも指定された絶景スポットで、早朝の干潮時や朝焼けの時間帯には幻想的な光景が広がります。カメラを手にした旅人が多く訪れる人気のフォトスポットとしても知られています。
宿の北東側には那智・勝浦エリアが位置しており、世界遺産・熊野古道の那智大社や那智の滝(落差133mの日本一の滝)も車で約40〜50分圏内に入ります。串本を拠点として、紀伊半島南部の名所を1泊2日でぐるりと巡るプランも十分に現実的です。
周辺の食と海の幸
串本周辺は、近海で水揚げされた伊勢エビ・クエ・マグロなどの高級食材が揃う美食の地でもあります。特に養殖本マグロの産地として全国的に知られており、町内の飲食店では鮮度抜群の本マグロを使った丼や刺身を味わうことができます。勝浦港に水揚げされる生マグロも名物のひとつで、那智勝浦町の市場や食事処では朝から新鮮なマグロ料理を楽しめます。
海沿いの道の駅や港近くの食堂では、地元漁師が水揚げした旬の魚介を使った定食が手ごろな価格で揃っており、旅のグルメにも事欠きません。
アクセスと滞在情報
最寄り駅はJR紀勢本線の紀伊姫駅で、宿までは車で約20分です。大阪・新大阪方面からは特急くろしお、名古屋方面からは特急南紀を利用し、新宮や串本で乗り換えるルートが一般的です。紀伊姫駅は無人の小さな駅のため、駅からのアクセスはマイカーやレンタカーの利用が便利です。宿には駐車場も完備されており、ドライブ旅行の拠点としても最適です。
料金は最安4,988円〜とリーズナブルな設定で、気軽に1泊できるのも嬉しいポイントです。カップルのショートトリップや、ひとり旅のソロ宿泊、家族での思い出づくりにも対応しやすい価格帯です。
こんな旅におすすめ
LIGHTHOUSE樫野埼は、日常から完全に離れて本物の絶景と歴史に浸りたい旅人に特におすすめの宿です。灯台の光が照らす夜の海を眺め、潮の香りの中で眠る体験は、ここでしか味わえない特別なひとときです。紀伊半島最南端の大自然、エルトゥールル号の物語、サンゴ礁の海、熊野の霊場——これほど多彩な魅力が一点に集まるエリアはそう多くありません。週末の小旅行から、紀伊半島を縦断するロングドライブの拠点宿まで、さまざまなスタイルの旅に応えてくれる懐の深い滞在地です。
アクセス
紀伊姫駅から車で約20分
料金目安
¥4,988 〜
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