
皆生温泉 東光園
GALLERY
鳥取県米子市・皆生温泉に佇む「東光園」は、日本海を望む温泉地に根ざした歴史的な宿です。本館は国の登録有形文化財に指定されており、建築好きのみならず旅人たちを惹きつける唯一無二の存在として知られています。美肌効果が期待できるアルカリ泉と、時代を超えた建築美が融合した、山陰屈指の宿泊体験がここにあります。
泊まれる有形文化財・東光園の建築美
東光園の本館は、日本のメタボリズム建築を代表する建築家・菊竹清訓氏の設計によるもので、国の登録有形文化財に指定されています。大きな柱(ピロティ)の上に客室棟が浮かぶかのように立つ外観は、1964年の竣工当時から「空中旅館」とも称されてきました。コンクリートと木の素材感が調和した館内は、時代を経てもなお力強い存在感を放ちます。
皆生温泉において、有形文化財の建物に実際に宿泊できる施設はここだけ。昭和の息吹を感じさせるロビーや廊下のディテール、窓の外に広がる日本海の眺め――単なる宿泊を超えた「建築体験」として多くのファンが訪れます。建築や近代デザインに関心のある方にとっては、教科書で目にしたあの建物に泊まれるという、得難い機会となるでしょう。
美肌の湯・皆生温泉のアルカリ泉
東光園が誇るもうひとつの魅力が、皆生温泉ならではの温泉です。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉を主体とするアルカリ性の湯で、肌の余分な角質をなめらかに落とす「美肌の湯」として長年親しまれてきました。湯上がりにはしっとりとした潤いを感じられることから、女性旅行者からの評判も高く、「日本海を眺めながら美肌の湯に浸かる」という体験は訪れる価値があります。
大浴場は日本海に面した眺望を意識した設計となっており、晴れた日には遠く弓ヶ浜の砂浜や大山の稜線まで見渡せます。波音を聞きながら湯船に身を委ねる時間は、日常の疲れをほぐすのに十分な癒しをもたらしてくれるでしょう。
客室と食事
客室は和室を中心に複数のタイプが用意されており、グループ・カップル・家族旅行など様々な旅のスタイルに対応しています。本館の特徴的な高層部に位置する部屋からは、皆生の海岸線や日本海の水平線を一望できるものもあり、眺望の良さも大きな魅力のひとつです。
食事は山陰の海の幸を中心とした会席料理が提供されます。鳥取県境港で水揚げされる新鮮な魚介類は山陰を代表するグルメのひとつ。境港は「カニの水揚げ量日本一」でも知られており、冬季には松葉ガニをはじめとした豪華な蟹料理が堪能できます。地元の食材にこだわった料理が、宿での時間をより豊かなものにしてくれます。
周辺観光スポット
米子・皆生エリアは山陰観光の拠点として非常に恵まれた立地にあります。まず宿のすぐそばには、弓ヶ浜と呼ばれる弓状に延びる美しい砂浜があり、夕日の名所としても有名です。晴れた日には大山の雄姿を背景に、日本海に沈む夕日を眺めることができます。
宿から車で北上すれば、「ゲゲゲの鬼太郎」の原作者・水木しげる氏の故郷である境港市に到着します。水木しげるロードには妖怪のブロンズ像が立ち並び、ファンならずとも楽しめるユニークなスポットです。また境港は新鮮な魚介類を扱う市場や海鮮料理の店が集まるエリアでもあり、観光と食を一度に楽しめます。
南方に目を向ければ、中国地方最高峰の大山(だいせん)への登山やトレッキングが人気です。大山周辺には美しいブナ林が広がり、新緑の春から紅葉の秋まで四季折々の自然景観が楽しめます。さらに足を延ばせば、世界に誇る鳥取砂丘も日帰りで訪問可能な距離にあります。
アクセスと利用シーン
東光園へのアクセスは、JR米子駅から車で約15分と便利な立地です。山陰自動車道・米子ICからもほど近く、マイカーでのアクセスも良好です。駐車場は80台分が無料で用意されており(先着順)、車で訪れる旅行者にとっても安心です。
米子鬼太郎空港(米子空港)からも近いため、飛行機利用の場合も乗り継ぎがスムーズ。東京・大阪方面からの直行便が就航しているため、遠方からの旅行者にもアクセスしやすい宿といえます。
利用シーンとしては、建築好きのひとり旅はもちろん、温泉と絶景を目的としたカップル旅行、山陰観光の拠点としての家族旅行、あるいは同窓会や少人数グループでの旅など多様なニーズに応えられます。日常を離れ、昭和モダンな建築の空気感に包まれながら美肌の湯と日本海の眺望を堪能する――そんな特別な一夜を求める方に、皆生温泉・東光園はぜひ訪れてほしい宿です。
アクセス
米子駅から車で15分
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