
とよとみ温泉 川島旅館
GALLERY
北海道最北の地に近い天塩郡豊富町。この地に湧く豊富温泉は、世界でも例を見ない原油成分を含む源泉として名高く、全国から療養客が集まる知る人ぞ知る秘湯です。川島旅館は開湯当初からこの地に根ざし、100年以上にわたって旅人を迎え続けてきた老舗旅館。静かな北の大地でこそ味わえる、本物の温泉体験がここにあります。
世界でも希少・原油を含む奇跡の泉質
豊富温泉が全国の温泉ファンや療養客から注目を集める最大の理由は、その独特な泉質にあります。20世紀初頭、この地で石油を掘り当てようとした試掘作業の最中に、思いがけず温泉が噴き出したのが豊富温泉の始まり。以来、天然の原油成分と塩分を含む世界的にも珍しい温泉として、その名を広めてきました。
湯の色は淡い琥珀色から薄茶色を帯び、湯面にはうっすらと油膜が浮かぶことも。湯に入ると肌に薄い膜が張るような、独特のなめらかな感触があります。この油脂成分がアトピー性皮膚炎・乾癬・湿疹などの皮膚疾患に働きかけるとして、医師の勧めで訪れる方も多く、数週間から数ヶ月にわたって長期滞在する療養客が全国から集まることで知られています。
泉質はナトリウム塩化物泉。神経痛や筋肉痛・関節痛・疲労回復・冷え性・女性特有の不調など、幅広い効能が期待されています。川島旅館では源泉かけ流しを守り続けており、加水・加温・循環ろ過を一切行わない純粋な源泉の湯を提供しています。豊富温泉本来の力を余すところなく体感できる環境は、療養を目的とする方はもちろん、本物の温泉を追い求める湯めぐりの旅人にとっても格別の体験となるでしょう。
川島旅館の客室と館内
川島旅館は、大型リゾートホテルとは対極に位置する小規模な旅館です。館内は木の温もりと歴史の面影を残す落ち着いた雰囲気で、客室は和室を基本としています。シンプルながら清潔に整えられた室内で、窓の外には豊富の静かな自然が広がります。
宿全体に流れるゆったりとした時間が、長期滞在の療養客にとって何よりの安らぎとなっています。大勢のスタッフや賑やかな宴会といったにぎわいはなく、ただ静かに体と心の回復に専念できる環境が整っています。リピーターが多く、季節を問わず訪れる常連客の顔もあるといいます。
浴室は源泉かけ流しの内湯を備えており、日中から夜遅くまでいつでも入浴が可能。療養滞在では「一日に何度も入浴を繰り返す」という方が多く、そのような使い方にも柔軟に対応できる環境が整っています。
食事とくつろぎのひととき
川島旅館の食事は、北海道最北端の豊かな食材を活かした家庭的な和食が基本です。豊富町周辺は酪農の盛んな地域で、新鮮な乳製品や牛肉が身近に手に入ります。近海では利尻昆布をはじめとする良質な昆布やホタテ・カニなどの海産物が水揚げされ、季節ごとに旬の食材が卓上を彩ります。
家庭料理に近いシンプルな献立ながら、素材の力がそのまま活きた滋味深い料理は、療養中の体にもやさしく届きます。長期滞在を前提とした滞在では素泊まりや自炊に対応しているケースもあり、温泉街には地元の方も通う食堂や商店もあるため、数週間の滞在でも不便なく過ごすことができます。
温泉から上がった後は、客室でゆっくりと体を休めながら、北海道の静寂に包まれた時間をお楽しみください。スマートフォンをしばし置いて、温泉と食事だけを楽しむ「何もしない旅」が、ここでは自然と実現できます。
豊富温泉100年の歴史と川島旅館
豊富温泉の開湯は1926年(大正15年)。石油を求めて試掘を続けていたところ、地下から熱湯が噴き出したのが始まりです。エネルギー資源として期待されていた地が、思いがけず癒しの地へと転じた、北海道らしいドラマがあります。
それ以来、約100年にわたって豊富温泉は旅人や療養客を受け入れてきました。川島旅館はその歴史とともに歩んできた老舗のひとつ。幾度かの時代の変遷を経ながらも、源泉かけ流しへのこだわりと家庭的なもてなしを守り続けてきました。「豊富温泉に来たら川島旅館へ」と語る常連客の言葉が、宿の価値を何よりも雄弁に物語っています。
周辺観光とアクセス情報
豊富温泉の周辺には、北海道らしい雄大な自然景観が広がっています。日本最大級の湿原・サロベツ原野では、夏に咲き誇るエゾカンゾウの群落や希少な湿原植物、タンチョウなどの野鳥観察が楽しめます。稚内市方面へ足を伸ばせば、日本最北端の地「宗谷岬」を訪れることも可能。利尻島・礼文島行きのフェリーも稚内港から出ており、離島観光と組み合わせた旅程も魅力的です。
アクセスはJR宗谷本線・豊富駅から旅館まで徒歩でアクセスできます。札幌からは特急「宗谷」を利用して約4時間半。稚内からは列車やバスで南下すれば豊富町に到着します。稚内空港からレンタカーを使えば約50分ほどの距離です。
豊富温泉川島旅館は、皮膚疾患の療養を目的とした長期滞在はもちろん、日本最北端の旅の途中に立ち寄る宿泊拠点としても、また日常を離れて静かにリセットしたい方の隠れ家としても最適な一軒です。100年の歴史が守り続けた湯の力を、ぜひ自身の肌で確かめてみてください。
アクセス
JR宗谷本線・豊富駅より車で10分またはバスで15分。バス停「豊富温泉」徒歩1分(豊富駅から送迎可※3日前までに要予約)
料金目安
¥12,100 〜
外部予約・検索サイトで探す
下記の外部サイトで本店舗・施設の予約・在庫状況をご確認いただけます。
※ 外部サイトへのリンクには広告 (アフィリエイト) を含みます。
RELATED SPOTS
関連するスポット(8件)










