
陸前高田ワタミオーガニックランド
GALLERY
岩手県陸前高田市の豊かな自然の中に広がる「ワタミオーガニックランド」は、2002年から有機農業に取り組んできたワタミグループが、その実践知を凝縮して生み出した体験型の農業テーマパークです。約23ヘクタールという広大な敷地を舞台に、20年がかりでの完成を目指して開発が進む大規模プロジェクトで、有機・循環型社会のあり方を「学ぶ」ではなく「体感する」ことを主眼に置いています。
「土とともに」というオーガニック哲学
施設の核心にあるのは、「100年先のおいしさを、土とともに」というワタミオーガニックの哲学です。土は野菜を育て、牛を育て、鶏を育て、そして人を育む場所。すべての生き物が土から栄養を得て、やがて土へと還るという考え方のもと、土づくりそのものを農業の出発点と位置づけています。「土の健康が、生き物すべての健康を左右する」という言葉には、食の安心・人の健康・地球環境の三つが土づくりによって変えられるというメッセージが込められています。
ワタミが農業を始めた経緯
安全な食材を安定的に仕入れることが難しいという現実に直面したワタミグループは、「自分たちで作るしかない」という判断のもと、2002年から有機農業への取り組みを開始しました。JAS有機認証の食材は価格が高く仕入れも不安定、農家への委託にも限界がある。その課題を突き詰めた結果が、現在は全国9か所の直営・グループ農場と直営牧場(合計548ヘクタール)という規模への成長です。北海道の美幌峠牧場や群馬の倉渕農場、長野の東御農場など複数の生産現場でつちかわれてきた知見が、この陸前高田のランドに集約されています。
修学旅行・団体ツアーでの体験プログラム
ワタミオーガニックランドでは、修学旅行や団体向けのツアーを通じて、有機農業と循環型農業の実践を「食べて」「触れて」体験できるプログラムを提供しています。教室で学ぶ農業知識とは異なり、実際の農場で土に触れ、育ちゆく作物を間近に見ることで、食と環境のつながりをリアルに感じ取ることができます。JAS有機認証とGAP認証の取得推進というグループの姿勢も、持続可能な農業とはどういうものかを考えるきっかけになるはずです。
SDGsへの貢献という視点
環境に配慮した農産物の生産・調達を通じ、SDGsの目標達成にも貢献するという方向性を掲げているこの施設は、単なる観光スポットにとどまらず、持続可能な社会の「実例」として機能することを目指しています。訪れることで、食卓から農場、農場から地球環境へとつながる循環の一端を自分事として体感できる場所です。
アクセス
岩手県陸前高田市気仙町土手影309
営業時間
9:00~17:00
料金目安
1,500円~3,000円
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