
reZOU
GALLERY
茨城県行方市の霞ヶ浦湖畔エリアに佇む「reZOU」は、築100年の蔵を約8か月の再生工事でよみがえらせた、1日1組限定の一棟貸し民泊です。「re(再び)」と「ZOU(蔵の音読み)」を組み合わせた施設名には、かつて家財を収めていた古い蔵が、再び多くの人に愛される場所として息を吹き返してほしいというオーナーの願いが込められています。
大正ロマンが宿る、手仕事の空間
2023年のリノベーション完成後、蔵は大正ロマンを彷彿とさせる和洋折衷の建物へと生まれ変わりました。機械的な均質感とは無縁の、手作り・手仕事ならではの凹凸や温もりが随所に感じられます。情報が溢れ、気持ちがざわつく日常から離れ、「散らかった心が蔵に収まる物のように自然と整っていく」というコンセプトのもと、空間全体がしつらえられています。あえてテレビを置かない設計も、その哲学の一端。スマートフォンから手を離し、ただそこにいることを楽しむための余白が用意されています。
2つの客室と充実の設備
1階客室は約5.5畳。4つの窓が開放感を生み出し、朝日がたっぷりと差し込む明るい部屋です。長テーブルとシングルソファベッド2台が配置されています。2階客室は約10.5畳と広めで、この宿最大の見どころである松の木が折り重なった梁が圧巻。今では入手困難な古材が天井を渡る光景は、蔵ならではの体験です。円卓とミニチェア、セミダブルベッド2台が置かれ、ゆったりとした時間を過ごせます。
設備面では無料駐車場・無料WiFi・エアコン・シャワールーム・ミニ冷蔵庫・湯沸かしポット・キッチンシンクを完備。バスタオルや洗顔料、クレンジングオイルまで揃うほか、ウェルカムドリンク(ミネラルウォーター)とウェルカムフードも用意されており、手ぶら感覚で訪れることができます。なお室内での料理は防火上お断りとなっているため、夕食は近隣飲食店の利用か弁当持ち込みが基本です。
庭で焚き火、夜空の下で過ごす時間
reZOUの屋外体験の核になるのが、庭での焚き火です。夜22時まで薪を燃やせるスペースが設けられており、公式サイト経由で予約した場合は薪をプレゼントしてもらえるケースもあります(備考欄での申し出が必要)。BBQも自前のアウトドア用品を持参すれば楽しめます。器材の貸し出しはないため、道具一式を揃えて訪れるのが前提ですが、それもまたキャンプ感覚を高める演出の一つといえます。
ヤギが暮らす、オーナーとの程よい距離感
2019年秋から霞ヶ浦湖畔での暮らしを始めた個人オーナー一家が運営するこの宿では、敷地内にヤギも暮らしています。オーナーとゲストという枠を超え、趣味や仕事の話で意気投合することもあるという、ゲストハウス的な温かみが魅力です。プライベートな貸し切り空間でありながら、ひとりぼっちでないやさしさがある——そんな絶妙なバランスが、リピーターを呼ぶ理由のひとつと言えるでしょう。
周辺の見どころ:歴史と芋と小江戸
宿がある行方市は、水戸黄門として知られる徳川光圀が鹿島神宮詣でに利用した宿場があるなど、歴史の厚みを持つ地域です。近隣には利根川水運の中継地として栄えた小江戸・佐原も位置し、古い町並み散策と組み合わせた旅程を組むことができます。また行方市はサツマイモの産地としても全国トップクラスで、2023年には「行方かんしょ」として地理的表示(GI)に登録。道の駅や直売所では多様な品種の焼き芋などを楽しめます。蔵に泊まり、歴史ある町を歩き、名産の芋を味わう——茨城の奥行きを体感できる一拠点として、reZOUは静かにその役割を担っています。
アクセス
JR鹿島線潮来駅より車で約26分 JR常磐線高浜駅より車で約31分 JR常磐線土浦駅より車で約43分 東関東自動車道茨城空港北ICより約34分 東関東自動車道佐原香取ICより約41分 関東鉄道東京駅⇔茨城空港降車後、車で約24分
営業時間
チェックイン15:00~19:00、チェックアウト10:00
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