
ライフパーク倉敷科学センター
GALLERY
倉敷市が運営する生涯学習複合施設「ライフパーク倉敷」の核となる施設が、この倉敷科学センターだ。中国地方最大級のプラネタリウムと広大な体験型科学展示室、そして実物の隕石やロケットエンジンを間近で見られる展示が揃う、岡山屈指の理工系科学館(登録博物館)である。
中国地方最大級のドームで体験する星空
プラネタリウムのドーム直径は21メートル、傾斜角25度、座席数160席。搭載する投映機は高性能の「ケイロンIII(CHIRON III)」で、1億個の星を映し出すハイブリッドシステムを採用している。解説員が今晩の星座を案内するプラネタリウム番組(約50分)と、ドームスクリーンいっぱいに広がる全天周映画(約40分)の2本立てで構成されており、映像の中に引き込まれるような没入感が特徴だ。開場は各回上映開始の10分前からで、入れ替え制・自由席。人気の全天周映画は休日の早い時間帯に満席になることも多く、特に雨天時は混雑する傾向がある。
「なぜだろう?」を育てる科学展示室
1,777平方メートルの展示室に約100点の展示が並ぶ科学展示室のコンセプトは、「まずは楽しんでもらう」。理屈より先に「おもしろい」と感じてもらうことを出発点に、参加・体験型をさらに発展させた展示構成となっている。大人が夢中になれるほどの仕掛けも随所にあり、子どもと大人が一緒になって科学の不思議に向き合える空間だ。
見逃せない3つの目玉展示
CGスクエア「声のシャボン玉」は、子どもたちの人気ナンバーワンのメディアアート展示。声や音で変化する映像体験が楽しめる。
富田隕石(実物)は、大正5年(1916年)に現在の倉敷市玉島八島(当時の富田村)に落下した石質隕石の実物だ。国内に記録される隕石54個のうちの一つという貴重な存在で、実際に手が届きそうな距離で宇宙からの来訪物を観察できる。
国産大型ロケットエンジンLE-7(実物)は、日本初の国産大型ロケット「H-II」の心臓部にあたる第1段メインエンジンの現物。二段階燃焼サイクル方式という高度な技術を採用した本物のエンジンが、その迫力そのままに展示されている。
屋外に残る歴史的天文遺産
施設敷地内には、大正15年(1926年)創設の「倉敷天文台」旧観測室——スライディングルーフ式の観測室——が移築・保存されている。日本初の民間天文台として知られるこの観測室は、国の登録有形文化財であり、日本天文遺産にも登録されている。屋外での保存展示なので、建物の外観をじっくり観察することができる。
不定期開催の天体観望会と多彩な科学イベント
施設の屋上には天体観測室(天文台)があり、50cm反射望遠鏡や中小望遠鏡を使った天体観望会が不定期に開催されている。また、子ども向けの科学・工作教室、サイエンスショー、大人向けの講演会など、年間を通じて多彩な科学イベントが実施されている。毎月の星空案内や国際宇宙ステーションの観測予報といった天文情報も公式サイトで随時更新されており、足を運ぶ前後も宇宙への関心を深め続けられる仕掛けが整っている。
アクセス
倉敷市福田町古新田940
営業時間
9:00~17:15(入館は16:45まで)、定休日: 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始: 12月28日~1月5日
料金目安
500円~1,000円
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