
NIPPONIA 甲佐 疏水の郷
GALLERY
熊本県甲佐町の昔ながらの商店街に、築約130年の古民家を活用した宿泊施設「NIPPONIA 甲佐 疏水の郷」がある。もともと松永たばこ店として営まれていた歴史的建造物を、その趣を損なわずに改修。主屋2室と離れ1室、計3室のみの小さな宿で、訪れた人がこの土地の記憶とゆっくり向き合える場として生まれ変わった。熊本市内や空港から車で約40分という立地も、日常から抜け出すちょうどよい距離感だ。
水路沿いの縁側が象徴するコンセプト
「地元とゆるやかにつながる、縁側のような場所」というコンセプトが、この宿の核にある。水路沿いに面した縁側でくつろいでいると、通りがかった隣人と自然と目が合い、挨拶を交わす。かつて日本の日常風景にあったそうした時間を現代に蘇らせることを目指している。宿泊客と地域住民の間にある見えない壁を、この縁側という装置が静かに取り除いてくれる。水とともに生まれ、水とともに生きてきた甲佐町の歴史を背景に、訪れる人と町を繋ぐ新たな歴史を紡いでいくという姿勢が施設全体に流れている。
3つの客室、それぞれの物語
主屋「質」(Omoya Shichi)は、質屋として使われていた当時の記憶を色濃く残す60平米の客室。入り口正面には古箪笥やはかりが今もそのままに置かれ、質蔵として使われていた扉や壁も手を加えずに残してある。セミダブルベッド2台を配した空間は最大3名まで対応(大人2名の場合、子供1名まで可)。道具や建具がそのまま生きている室内で、建物が歩んできた年月を肌で感じられる。
主屋「煙」(Omoya Kemuri)は3室のなかで最も広い73平米。座敷や寝室から坪庭を望むことができ、その眺めが滞在中ずっと開放的な気分を保ってくれる。セミダブルベッド2台、最大3名対応(大人2名の場合、子供2名まで可)。坪庭の緑が窓枠に切り取られる景色は、日本家屋ならではの静けさを演出する。
離れ「継」(Hanare Tsugu)は55平米の独立した建屋で、高い天井から柔らかな光を照らす照明とアンティーク家具に囲まれた空間。主屋とは異なる、小さな別荘のような雰囲気が漂う。同じく最大3名対応(大人2名の場合、子供2名まで可)で、プライベート感を重視したいグループに向いている。
清流と土地が育む地域の恵み
清流と肥沃な土地に育まれた甲佐の食材を使った食の体験も、この宿の魅力のひとつ。ここでしか味わえない地域の恵みをテーマに、土地との繋がりを食からも感じられるよう構成されている。歴史的な建物の中で、地域の食材と向き合う時間は、単なる宿泊体験を超えた記憶として残るはずだ。
アクセス
市内や空港から車で約40分
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店舗詳細
- Wi-Fi
- あり
- 個室
- あり
- 対応言語
- 日本語 / 英語
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