
南蔵院
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福岡県篠栗町の境内に、ブロンズ製では世界最大級とされる釈迦涅槃像が横たわる。篠栗四国霊場の総本寺にして高野山真言宗の別格本山、南蔵院。巨大な像の圧倒的な存在感だけでなく、明治期の廃仏毀釈を地元民の嘆願で乗り越えた歴史と、東南アジアとの深い縁起が重なる、唯一無二の祈りの場である。
廃仏毀釈を越えた——地元民の嘆願と霊場存続の歴史
江戸時代の天保年間に開かれた篠栗四国は、明治19年、廃仏毀釈のあおりを受けた県令により霊場廃棄命令を下される。しかし地元の人々は十数年にわたって嘆願を続け、その願いが実を結んだのが明治32年9月のことだった。高野山より南蔵院を招致することで存続が認められ、第21世住職・林覚運が篠栗の地へとやってきた。
林覚運はその後、篠栗四国の興隆のために九州各地で熱心な布教を続けた。こうした努力と地元の人々の変わらぬ熱意が積み重なり、今日では知多・小豆島霊場と並ぶ「日本三大四国霊場」のひとつとして広く知られるようになった。
三尊仏舎利を宿す——ブロンズ製世界最大級の釈迦涅槃像
境内で参拝者を迎えるのが、全長41メートル、高さ11メートル、重さ約300トンという釈迦涅槃像だ。ブロンズ製としては世界最大級の規模を誇り、1995年5月に完成した。
像の内部にはお釈迦様・阿難様・目連様の三尊仏舎利が安置されている。その縁起は、南蔵院が長年にわたってミャンマーやネパールなど東南アジアの子供たちへ医薬品や文房具を送り続けてきたことに始まる。その返礼として1988年にミャンマー国仏教会議から三尊仏舎利の贈呈を受け、これを安置するための場として涅槃像の建立が決まった。
宝くじ当選が呼んだご利益の評判
涅槃像が完成した1995年6月、第23世住職・林覚乗がジャンボ宝くじの1等前後賞で1億3千万円に当選した。釈迦涅槃像のご利益として全国的に話題となり、以来多くの参拝者の心のよりどころとなっている。
祈りの場としての心得と参拝案内
南蔵院は「観光地ではなく、大切な祈りの場所」と公式に明示している。境内では静粛を保ち、敬意をもって参拝することが求められる。服装規定も設けられており、肌やタトゥ(刺青)を露出した状態では入場できない。
参拝料は1人500円で、19歳未満および日本在住の方は無料。本堂と45番札所は24時間参拝できるが、七福神トンネルより涅槃像側の施設は9時〜17時(最終受付16時30分、最終入場16時45分)の利用となる。涅槃像への夜間参拝はできない点も覚えておきたい。10名以上の団体での来山は事前申し込みが必要で、来山の3日前までに寺務所への申請が求められる。
アクセス
篠栗駅から徒歩約15分
営業時間
涅槃像側:9:00~17:00(最終受付16:30)/ 本堂・45番札所:24時間参拝可能
料金目安
参拝料 500円(19歳未満・日本在住無料)、団体料金 200円/人(10名以上)
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店舗詳細
- 価格帯
- $
- 対応言語
- 日本語 / 英語
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