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中平窯(小代焼体験工房)

中平窯(小代焼体験工房)

※写真はイメージです。

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熊本県荒尾市に工房を構える中平窯は、熊本県の伝統的工芸品に指定されている小代焼(しょうだいやき)を、制作から展示・販売まで一貫して手がける窯元です。現在、熊本県内に11の窯元が存在する小代焼の世界で、中平窯は「暮らしの中で使う器」を軸に日々作陶に励んでいます。

400年前に朝鮮半島から渡った技

小代焼の起源は約400年前、細川家の肥後入国に遡ります。豊前・上野焼の陶工であった牝小路源七と葛城八左衛門の二人が伝えたとされ、彼らが持ち込んだ朝鮮半島の作陶技術が今日まで脈々と受け継がれています。二家の流れを汲む窯元として始まった小代焼は、熊本北部の土と技が交わった独自の焼き物文化へと発展しました。

藁灰釉が生む白・青・黄の発色

中平窯の作品を語るうえで欠かせないのが、藁灰釉による独特の色彩です。鉄分を多く含む土に釉薬を流し掛けすることで、白・青・黄の三色が自然に現れます。釉薬の流れや窯の火回りによって一点ごとに表情が変わるため、同じ形の器でも仕上がりは二つと同じものがありません。登り窯とガス窯を作品の性質によって使い分け、特に焼き上がりの優れたものを「上等品」として選別・展示しています。素朴さと大胆さが同居するこの作風は、日常使いの器に独特の存在感を与えます。

食卓から茶の間まで、幅広い作品群

中平窯が手がける品は食器・酒器・花器・立体作品と多岐にわたります。コーヒーカップや飯碗、皿、湯呑み、マグカップ、箸置きといった毎日の食卓で活躍するものから、茶道具や特注品まで取り揃えており、使い手の感性や暮らしのスタイルに合わせた器選びに応じています。各種展示会への参加実績もあり、工房の枠を越えて作品を発信し続けています。

2008年改装の展示場でゆっくり選ぶ

2008年に改装した展示場では、棚に並ぶ作品をじっくりと手に取りながら選べます。窯元直営ならではの落ち着いた空間で、職人が手がけた器と向き合う時間は、量産品では得られない体験です。ネット販売にも対応しており、遠方からでも中平窯の作品を購入できます。また、ドキュメンタリー番組『明日への扉』や荒尾市公式チャンネルのインバウンド向け動画にも取り上げられるなど、伝統を守りながら広く発信する姿勢が注目を集めています。

アクセス

住所:熊本県荒尾市樺1192

営業時間

11:00〜16:00(祝日は営業)

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