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JAXA内之浦宇宙空間観測所

JAXA内之浦宇宙空間観測所

※写真はイメージです。

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鹿児島県の南東部、太平洋を見下ろす山の地形に抱かれた内之浦宇宙空間観測所は、日本の宇宙開発史そのものが刻まれた場所です。広大な自然の起伏を活かして造成された台地に打上げ設備が点在するそのたたずまいは、世界でも珍しい形態のロケット発射場として知られており、訪れる人に宇宙への跳躍点にいるという感覚をおのずと呼び起こします。

1962年の開設から続く日本の宇宙史

観測所は1962年に東京大学生産技術研究所の付属施設の一つとして開設されました。その後JAXAへと引き継がれ、60年以上にわたってイプシロンロケットや観測ロケットの打上げ拠点として機能し続けています。敷地面積は約70万平方メートルに及び、パラボラアンテナや発射施設が山の地形と一体となって配置された光景は、ここがいかに長い歳月をかけて宇宙研究の集積地として育ってきたかを物語っています。

宇宙科学資料館が伝えるもの

一般公開施設の核となる宇宙科学資料館には、1962年の開設以来積み重ねられてきた観測実験やロケット飛翔実験の成果が、歴史的資料と模型の形で展示されています。なかでも圧倒的な存在感を放つのが、日本初の人工衛星「おおすみ」の打ち上げに実際に使われた本物の発射管制卓です。数十年前の計器類がそのままの姿で残されており、当時の技術者たちが固唾を飲んで見守った瞬間がそこに宿っているかのようです。ロケット・科学衛星・発射装置の模型も多数並び、スペックや構造を視覚的に比較しながら理解を深めることができます。館内には宇宙関連グッズの自動販売機も備えられており、記念品探しも楽しめます。

場内見学で感じるスケール

場内では観測ロケットおよびイプシロンロケットの打上げ施設の外観、人工衛星や探査機の追跡とデータ送受信を担う大型パラボラアンテナ、そして実物大のロケット模型を間近に見ることができます。建屋内への立ち入りはできませんが、屋外エリアでの写真・動画撮影は自由(ドローンは不可)に行えるため、ロケット模型をバックにした写真や広大な敷地の空気感をカメラに収めることができます。見学は入口の門衛所で受付を済ませてから入場する形となっています。

ロケット打上げと周辺の楽しみ方

観測所内からロケットの打上げを見ることはできませんが、肝付町が設ける専用の見学場から観覧することが可能です。打上げスケジュールが公表される際は周辺にも多くの宇宙ファンが集まります。また、観測所から車で約10分の肝付町役場内之浦総合支所1階にはイプシロンロケット展示コーナーが設けられており、打上げた衛星の模型なども展示されています。観測所とセットで訪れると、内之浦の宇宙への関わりをより立体的に感じることができます。

アクセス

肝属郡肝付町南方1791-13

営業時間

8:30~16:30

料金目安

無料~1,000円

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