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長野県立美術館

長野県立美術館

※写真はイメージです。

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善光寺の東隣、城山公園の緑に抱かれた長野県立美術館は、2021年(令和3年)に「ランドスケープ・ミュージアム」のコンセプトのもとで生まれ変わった信州の新たなアートの拠点です。前身の長野県信濃美術館が1966年(昭和41年)の開館以来積み上げてきた4,600点を超えるコレクションを受け継ぎながら、建物そのものが周囲の風景と一体化するよう設計されています。

善光寺を望む唯一無二のロケーション

この美術館が持つ建築的な特徴のひとつが、屋上から国宝善光寺本堂を一望できるロケーションです。城山公園の木々と調和した外観は、美術館自体が「風景の一部」として機能するよう意図されており、善光寺参拝と組み合わせた観光ルートとしても自然に溶け込みます。有料展示室だけでなく無料で楽しめるゾーンも設けられており、気軽に立ち寄れる「開かれた美術館」として運営されています。

東山魁夷館 ── 「風景は心の鏡」の世界へ

館に併設される「東山魁夷館」は、日本画家・東山魁夷(1908〜1999)から長野県に作品と関係図書が寄贈されたことを機に、1990年(平成2年)4月に開館しました。現在の収蔵点数は980余点に上り、2〜3か月ごとに展示替えが行われます。「風景は心の鏡である」という東山芸術の核心を体感できる場であり、《緑響く》《窓》《沼の静寂》といった本制作を含む主要作が年4期に分けて公開されます。

信州ゆかりの作家たちが紡ぐコレクションと企画展

常設のNAMコレクション展では、信州にゆかりのある作家の作品と、信州の自然風景を描いた絵画を軸に、洋画・日本画・工芸など多岐にわたるジャンルの収蔵品が一年を通して紹介されます。企画展ではブルックリン博物館所蔵「古代エジプト」展のような大規模な特別展も開催。おぶせミュージアム・中島千波館との共同開催による交流名品展など、他館とのコラボレーションも積極的に行われています。また1979年(昭和54年)から続く「移動展」では、収蔵品を県内各地に持ち出すことで、より多くの県民へアートを届ける活動を今日まで継続しています。

五感で体験するアートラボ

「アートラボ」は、視覚以外の感覚も活用した鑑賞体験を重視したユニークなスペースです。「触れて、見て、聴いて、アートを楽しむ」をテーマに、誰でも無料で立ち寄れる開放的な展示エリアとして機能し、関連ワークショップも定期的に実施されます。金箱淳一による「質感のあわい|Mediated Textures」のように、素材の質感そのものを問い直すような作品も展示され、鑑賞という行為の枠を広げる試みが続けられています。

参加型プログラムで深まるアート体験

公開制作「安部泰輔 美術の休息」では、参加者が描いた生き物の絵を作家がぬいぐるみに仕立てるワークショップ「ながのもり」が実施されています。絵と完成したぬいぐるみが会場内に展示され、会期終了後には参加者のもとへ返送されるという、観客自身が作品の一部になれる企画です。アート・コミュニケータ養成プログラムを通じた人材育成にも継続的に取り組んでおり、鑑賞者と作品をつなぐ存在を育てることで、美術館と地域の関係をより豊かにすることを目指しています。

アクセス

善光寺東隣。長野駅から徒歩約15分

営業時間

9:00〜17:00(展示室入場は16:30まで)。休館日:水曜日(祝日の場合は翌平日、ただし2026年4月30日木曜日は除く)、年末年始(12月28日〜1月3日)

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