
森吉山阿仁スキー場 ゴンドラ・トレッキング
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森吉山(もりよしざん)は、植物学者や登山愛好家のあいだで長く親しまれてきた「花の百名山」のひとつ。秋田県北秋田市に位置するこの山には、阿仁スキー場のゴンドラを使って気軽に高山地帯へアプローチできるルートがあり、本格的な登山装備がなくても30種類を超える高山植物や壮大な紅葉パノラマを体感できます。
月ごとに変わる高山植物の絵巻
6月から9月にかけて、森吉山は文字通り花で埋め尽くされます。6月はショウジョウバカマやミズバショウが雪解けの余韻と競うように咲き始め、イワカガミ・ヒナザクラ・チングルマ・シラネアオイ・ハクサンチドリなど15種前後が順番に姿を現します。白い泡のように広がるミズバショウと、淡い赤紫のショウジョウバカマが混在する光景は、初夏の森吉山ならではの眺めです。
7月になるとニッコウキスゲの黄色い絨毯が山肌を染め、ハクサンシャクナゲの白桃色の花房が稜線沿いに連なります。ハクサンフウロやハクサンシャジン、タチギボウシ、カラマツソウなど15種ほどが一気に競い合い、高山植物の最盛期を迎えます。
8月は夏の終わりを告げる種が主役となります。鮮やかなオレンジ色のクルマユリ、黄金色のキンコウカ、淡いエゾオヤマリンドウなど10種前後が咲き続け、残暑の中でも高原の涼しさとともに花を楽しめます。
ゴンドラが変えるアクセスの常識
「花の百名山」と聞くと登山経験者向けのイメージがありますが、阿仁スキー場のゴンドラを使えばお花畑まで気軽にアクセスできます。春夏シーズンの運行時間は8時45分から16時(上り最終15時30分・下り最終16時)。ただし8月は中旬まで、9月は土日祝日のみの運行となるため、スケジュールの確認が欠かせません。
ゴンドラ山頂駅を起点にトレッキングを楽しむスタイルなので、体力や時間に合わせてルートを選べるのが魅力です。花の最新の開花状況は公式サイトで配信されており、訪問前に確認することで見頃を逃さず訪れることができます。
10月:360度の紅葉パノラマ
秋は高山植物の季節とはがらりと変わり、山全体が紅葉の舞台へと変わります。10月の紅葉シーズン限定で運行されるゴンドラに乗ると、眼下に広がる赤・橙・黄の色の層が視界いっぱいに迫ります。山頂付近からは遮るものが少ない360度の展望が開け、東北の山並みと紅葉が重なる景観は写真愛好家にも評価が高いスポットです。秋の運行時間は8時45分から15時30分(上り最終15時・下り最終15時30分)と春夏より短く、登山のできる服装での来場が推奨されています。
近隣の滝スポットとの組み合わせ
森吉山を訪れる際は、周辺の渓谷もあわせて巡るとより充実した旅になります。スキー場駐車場から車で約60分のエリアには、日本の滝100選で第2位に選ばれた安の滝(中ノ又渓谷)をはじめ、立又渓谷の幸兵衛滝・一ノ滝・二ノ滝といった名瀑が点在します。紅葉の時期にこれらの渓谷と森吉山のゴンドラを組み合わせると、東北の深い秋を一日で存分に味わえます。なお、森吉山周遊乗合タクシー(北秋田市観光物産協会)を活用することで、マイカーなしでも周辺スポットを効率よく回れます。
アクセス
北秋田市内。公式サイトに詳細な最寄り駅・アクセス情報の記載なし
営業時間
【春夏季】8:45~16:00(上り最終15:30、下り最終16:00)、営業期間6月~9月(8月中旬まで、9月は土日祝日のみ)【秋季】8:45~15:30(上り最終15:00、下り最終15:30)、営業期間10月
料金目安
1,500円~3,000円
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