
盛岡YMCA
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1844年にロンドンで誕生したYMCAは、現在では世界119の国と地域に広がる5800万人以上が活動する世界最大規模の非営利組織だ。その一員として1983年に設立された盛岡YMCAは、「精神(spirit)」「知性(mind)」「身体(body)」の調和のとれた成長を理念の軸に、盛岡市内に複数のセンターを構え、地域の青少年と家族を多角的に支えている。
放課後の時間を"可能性を開く時間"に──ぷらいむ・たいむ
学校が終わってから日が暮れるまでの時間帯を指す「ぷらいむ・たいむ」の名を冠した放課後児童クラブは、盛岡YMCA中央センター・前潟・向中野・盛南の市内4校で展開している。単なる預かり保育にとどまらず、子どもたちの可能性を引き出し、自信を育てる場として設計されているのが特徴だ。
身体を動かす喜びを育む多彩な運動プログラム
水泳教室では「運動が苦手な子どもでも基本的なことを理解し、やればできるという成功体験を積むこと」を最重要視している。技術の習得そのものよりも、達成感を通じた自己肯定感の醸成を軸に指導が行われる。
サッカースクールは「走る・蹴る・追いかける・協力する」という子どもの成長に不可欠な要素を丸ごと体験できるプログラムとして位置づけられている。
体育教室(コーディネーション)は2歳から13歳を対象とし、神経系の発達が著しいこの時期に基礎運動能力を築くことを目的としている。ここで身につけた運動の基礎は、のちにどんなスポーツにも応用が利くと考えられている。
ドイツ生まれのバルシューレ──遊びを科学したボール運動
バルシューレはドイツで開発された独自のボール運動プログラムで、148種類にのぼる多様な動作を通じて、子どもが遊びながら基礎運動能力・自発性・社会性を同時に育めるよう工夫されている。「遊びを科学する」というコンセプトのもと、楽しさの中に発達支援の視点が組み込まれているのがポイントだ。
英語・書道で広がる学びの幅
体を動かすプログラムだけでなく、英語教室と書道教室も開講している。スポーツ系の活動と並行して知性・文化面のプログラムも揃えることで、YMCAが掲げる「精神・知性・身体」の三位一体の成長を実践的に支えている。
自然との対話──野外活動クラブとシーズンキャンプ
「ちきゅうと、あそぼう。」と名づけられた野外活動クラブでは、季節に合わせた屋外プログラムを定期開催し、五感を通じて自然を感じることを大切にしている。活動報告には魚釣りや棒パンといった体験が並び、子どもたちが自然の中で本物の驚きや感動に出会う場になっている。
春・夏・冬の長期休みには「シーズンキャンプ」を実施。大自然の中でグループ生活を送りながら、自己を主張し、他者を受け入れ、「共に大切な存在である」ことを体感的に学ぶ機会となっている。
ボランティアと地域貢献で「よくなっていく」社会へ
サンデースクールは、年齢・性別・体力を問わず子どもなら誰でも参加できる休日のイベント型スクールで、大学生ボランティアリーダーが企画・運営を主体的に担う。参加する子どもだけでなく、学生リーダー自身の成長の場としても機能しているのが盛岡YMCAらしい仕組みだ。
国際協力活動や街頭募金、チャリティイベントの益金を日本YMCA同盟へ送金する活動も続けており、2011年の東日本大震災後には宮古にボランティアセンターを設置して復興支援を開始した。「みつかる。つながる。よくなっていく。」というスローガンが、地域に根ざした継続的な活動の中に着実に体現されている。
アクセス
岩手県盛岡市中央通3丁目7-18 ラ・ベルヴィ中央201
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