
三宅製菓本店
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備中神楽の発祥の地・岡山県高梁市成羽町に、明治38年(1905年)から120年以上にわたって地域の味を守り続ける老舗和菓子店がある。それが三宅製菓本店だ。創業者・三宅金太郎が日露戦争から故郷へ帰還した際、「甘いもので皆を笑顔にしたい」という一念から饅頭作りを始めたのが起源。その志は世代を超えて受け継がれ、変わらない良さを守りながら時代の趣向にも柔軟に応じるお菓子作りが今日まで続いている。
代表銘菓「備中神楽面最中」
三宅製菓本店の顔ともいえるのが、製造開始から約70年の歴史を持つ「備中神楽面最中」。国の重要無形民俗文化財に指定された郷土芸能・備中神楽の面(おもて)をモチーフにしており、神楽の演目に登場する素戔嗚尊(スサノヲノミコト)ら4人の神様の顔が最中の皮にかたどられている。見た目にも物語性があり、備中地方の土産として贈られることが多い。
中身へのこだわりも徹底している。あんには北海道の契約栽培農家で育てられた大粒の大納言小豆を使用。煮崩れしにくいこの小豆をじっくり炊き上げ、最高級の白双糖(純度が高く上品な甘みが特長)で仕上げた粒あんは、昔懐かしい風味と深みのある甘さが持ち味だ。最中の皮は岡山県産もち米を使用。全国菓子大博覧会名誉金賞を受賞し、伊勢神宮外宮への奉納菓子としても認められた一品である。
創業来の看板「金平饅頭」
もう一つの看板商品が、創業から100年以上続く「金平饅頭」。初代金太郎が近所の人々に振る舞った饅頭が評判を呼び、「金平(きんべい)」という愛称で親しまれていた彼の名がそのまま商品名になった。丁寧に製餡した自家製・無添加の白餡を、カステラ風のしっとりとした生地で包んで焼成した素朴な焼き饅頭で、あっさりとした上品な甘さに仕上がっている。白餡にはグラニュー糖を使い、しつこさがないため甘いものが苦手な人にも食べやすいと好評だ。全国菓子大博覧会有功大賞を受賞している。
新しい顔「瀬戸内レモンと倉敷ハッカのお菓子」
伝統の2商品に加え、瀬戸内の地域素材を活かした「瀬戸内レモンと倉敷ハッカのお菓子」(6個入り¥1,260)もラインナップ。岡山の風土を感じさせる新しい味として、幅広い世代へのお土産選びの選択肢を広げている。
購入できる場所
本店事務所(成羽町下原577、平日8:30〜16:30)のほか、年中無休で営業する「三宅製菓かぐら店」(同下原326-1、8:30〜18:30)でも購入できる。岡山市・倉敷市・総社市の天満屋各店、岡山高島屋、高梁市内の観光案内所(TSUTAYA図書館内)にも並ぶ。さらに東京・新橋の「とっとり・おかやま新橋館」、大阪・梅田の阪急阪神百貨店梅田本店、兵庫・姫路の山陽百貨店でも扱われており、県外からのアクセスも容易だ。
備中地方の歴史と郷土芸能を菓子に宿した三宅製菓本店の銘菓は、成羽町を訪れた際の記念にはもちろん、岡山全域の百貨店やデパートで手に入る本格的なお土産として、幅広い層に支持されている。
アクセス
岡山県高梁市成羽町下原577
営業時間
8:30~16:30、定休日: 土・日
料金目安
備中神楽面最中 ¥640(2個)/ 金平饅頭 ¥1,663(10個)/ 詰め合わせ ¥2,354
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