
銘金山 金山寺
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岡山市の真北に鎮座する銘金山 金山寺は、天平勝宝元年(749年)に報恩大師が開いたと伝えられる天台宗の古刹です。1200年以上にわたって地域の人々の信仰を集め続け、初詣・護摩祈願・会陽(はだか祭り)の三つの柱を中心に、今なお生きた霊場としての歩みを続けています。
栄西と宇喜多家が刻んだ歴史
金山寺を語るうえで外せないのが、鎌倉時代に栄西を輩出したという事実です。日本に臨済宗と茶を伝えた栄西がここで修行した縁が、この寺の格の高さを物語っています。その後、戦国期に焼き討ちに遭いますが、再建を手がけたのは岡山を代表する戦国大名・宇喜多直家とされています。栄西ゆかりの禅の歴史と、宇喜多家の庇護という二重の由緒が重なる場所は、中国地方でも珍しい存在です。
600年以上続く会陽(はだか祭り)
毎年2月に行われる会陽(裸祭り)は、600年以上の歴史を誇る冬の伝統行事です。2026年は2月7日に開催が予定されています。参加費(裸・大人)は1,000円で、その収益はすべて本堂の復興事業に充てられています。氷のような寒気のなかで繰り広げられるこの祭りは、信仰と地域の連帯が凝縮した光景として知られており、岡山の冬を象徴する行事のひとつです。
仮本堂と復興への歩み
2012年に本堂が火災で焼失し、現在は仮本堂で運営されています。初詣のお供えはすべて境内の復興に充てる方針が掲げられており、参拝者の浄財によって長らく荒廃していた「やだねの霊泉」の整備と水屋の建立が実現しました。境内には山門・護摩堂・三重塔・客殿が残り、三重塔の姿は往時の寺の規模をしのばせます。
秘宝の客殿・庭園、2021年に初公開
長年非公開だった客殿と庭園が、令和3年4月29日から一般に公開されています。絵画・仏像・庭園など、「岡山の秘宝」と称される文化財の数々をここで初めて目にすることができます。拝観は年中無休で午前10時から午後4時半まで、拝観料は中学生以上500円・小学生以下300円。護摩堂横に50台分の無料駐車場が整備されており、車でのアクセスも容易です。
護摩祈願と年間行事
護摩を焚いての祈願は予約制で受け付けており、新年の幸せ・厄除け・方位除け・心願成就を願うことができます。年中の固定護摩は、元旦から成人の日にかけての初詣期間と、1月28日・5月28日・9月28日の計7日間(年により変動)に執行され、固定行事時は3,000円から申し込みが可能です。水子供養・永代供養・葬儀・戒名授与にも対応しており、日々の信仰から人生の節目まで幅広く寄り添う寺院としての役割を担っています。
オリジナル授与品
寺のショップでは、京都の西陣織に招き猫をあしらったオリジナル御朱印帳(赤・黄・緑の三色、2,000円)や招き猫の肌守り(800円)、シナモンと白檀を配合した金山香(1,000円)など、ここでしか手に入らない授与品も揃っています。御朱印集めを楽しみながら訪れる参拝者にとっても、個性的な一冊を選ぶ楽しみがあります。
アクセス
岡山県岡山市北区金山寺481
営業時間
10:00~16:30、年中無休
料金目安
拝観料:中学生以上500円、小学生以下300円
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