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北山の京都府立植物園

北山の京都府立植物園

※写真はイメージです。

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四季の彩りと豊かな自然に包まれた京都府立植物園は、百年を超える歴史を持つ日本最古の公立総合植物園です。地元の人々に長く愛され続けるこの場所には、訪れるたびに新たな発見と感動が待っています。

百年の歴史が息づく、日本最古の公立植物園

京都府立植物園は1924年(大正13年)に開園した、日本で最初の公立総合植物園です。開園から100年以上が経過した現在も、約24ヘクタールの広大な敷地に約12,000種類もの植物が育てられており、その規模と多様性は日本随一と言えます。

しかしこの植物園には、穏やかな歴史ばかりがあったわけではありません。第二次世界大戦終戦後の1946年から1954年にかけて、連合国軍の接収により一時閉園を余儀なくされました。約8年間にわたって市民が訪れることのできなかったこの植物園は、1954年に晴れて再開園を果たし、以来ふたたび京都市民の憩いの場として歩みを続けています。長い歴史の中で育まれた成熟した木々や庭園の佇まいは、訪れる人に時の積み重なりを静かに伝えてくれます。

見どころ満載の充実した園内

広大な園内は、植物の種類や特徴に合わせていくつかのゾーンに分けられています。正門を入ってすぐに広がるのは、芝生が広がる沈床花壇。季節ごとに植え替えられる草花が、幾何学的なデザインで色鮮やかに咲き誇り、訪問者を出迎えます。

園の中ほどには、約450品種2,000株以上のバラが植えられたバラ園があります。整然と並ぶバラのアーチや花壇は、まるで西洋の宮廷庭園を思わせる華やかさです。また、日本各地の植物を集めた植物生態園や、ハーブ類を栽培するハーブ園など、テーマ別の展示エリアも充実しており、植物への関心が深い方にも十分に楽しんでいただける内容となっています。

園内中央部に位置する観覧温室は、日本最大級の規模を誇る施設の一つです。内部は熱帯雨林を再現したゾーンをはじめ、砂漠の植物、食虫植物など多彩な環境が再現されており、屋外とは全く異なる世界観に引き込まれます。南国の大型植物が天井まで伸びる様子は圧巻で、植物の生命力を間近に感じることができます。

春夏秋冬、四季折々の楽しみ方

京都府立植物園の最大の魅力は、季節ごとに全く異なる表情を見せてくれることです。

春のハイライトはなんといっても桜です。園内には染井吉野をはじめとする多様な品種の桜が植えられており、開花の時期がずれることで長い期間にわたって花見を楽しむことができます。特に北山通りに面したエリアに咲く桜並木は、春になると多くの市民が訪れる人気スポットです。桜の下でゆっくりと散策を楽しめる、京都の春らしい贅沢な時間が過ごせます。

5月から6月にかけてはバラのシーズンを迎えます。色とりどりの豊富な品種が一斉に咲き誇るバラ園は、甘い香りに包まれた別世界のような空間となります。続く夏には、ハス池に大輪のハスの花が咲き、早朝に訪れると開きかけた花の美しさを堪能することができます。夏の植物園はセミの声と青葉の緑が生き生きとした活力に満ちています。

秋になると、イチョウやカエデなどが色づき、園内全体が赤や黄の暖色に彩られます。特に北山門から続く並木道は紅葉の名所として知られており、落ち葉が積もる小道を歩く秋の散策は格別の趣があります。冬には静寂の中に福寿草や寒椿が可憐な花を咲かせ、温室の熱帯植物が一層魅力的に映えます。

地元に愛され続ける憩いの場

京都府立植物園は、観光客だけでなく地元住民にとっての日常的な緑の空間としても重要な存在です。入園料が一般200円というリーズナブルな価格設定は、老若男女を問わず気軽に訪れやすい環境を生み出しています。広い芝生では子どもたちが走り回り、散策路ではジョギングや朝の散歩を楽しむ地元の方々の姿も見られます。

園内にはカフェやレストランも設けられており、植物に囲まれた環境でゆっくりと食事や休憩を取ることができます。四季の花を眺めながら過ごすひとときは、日常の慌ただしさを忘れさせてくれるでしょう。

アクセスと周辺情報

京都市営地下鉄烏丸線「北山駅」を下車すると、植物園の北山門まで徒歩わずか1分という好立地です。京都市の中心部からも電車で気軽にアクセスできるため、観光のついでに立ち寄りやすいのも魅力のひとつです。

植物園の周辺は「北山」と呼ばれるエリアで、京都御苑や鴨川にも近く、散策の範囲を広げやすい環境にあります。北山通り沿いにはカフェや雑貨店も並び、植物園の帰りに立ち寄って散策を楽しむこともできます。また、北大路バスターミナルからもアクセスが可能で、市内各方面からのバス路線も充実しています。

開園時間は通常9時から17時(入園は16時まで)で、月曜日が定休日となっています(祝日の場合は翌平日が休園日)。観覧温室は別途入館料が必要ですが、外の庭園と合わせて訪問する価値は十分にあります。京都を訪れた際には、観光地めぐりのひとつとしてだけでなく、ゆったりと自然と向き合うための特別な時間として、ぜひ京都府立植物園を旅程に加えてみてください。

アクセス

地下鉄烏丸線北山駅から徒歩1分

営業時間

9:00-17:00(入園16:00まで)

編集部最終確認: 2026-04-25 (AI抽出)

予算内訳

大人

¥200

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